madeingermany

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...... 2013年03月31日 の日記 ......
■ 15時間   [ NO. 2013033101-1 ]
何となく思い出す英国小説に「エマ」があります。イングランドの裕福な若いお嬢様のエマが、住んでいる村の男女の恋の仲人を趣味にしていて、かえって村が混乱して、最後に子供(というより赤ちゃん)の頃から自分を見ていてくれたナイトリーを婿に迎える話です。エマが裕福で明るい性格なので、何かと暗さを伴うオースティンの作品の中ではコメディだと思います。

オースティンの作品は全部読んでいますが、パターンとして「一度熱烈な求婚をして叶わなかった男性が、物語の展開上またチャンスを得て結婚に至る」というものが多い気がします。オースティンなので、家庭という小さな世界を扱っていてもギトギトした感じはありません。彼女には自分の創作活動を支持してくれていた兄達や父がいたせいか、「年上の男性」がよく劇中に出て来てヒロインと結ばれます。

「幼少期から一緒の家に暮らしていた従兄妹同士の結婚」「奔放で世間知らずのヒロインを見守る、長らく家族ぐるみで付き合っていた紳士との結婚」「ご近所に住むの年配の退役軍人に見初められて結婚する主人公の妹」・・・等、父子の様な関係でもあった二者が、物語の展開上の事があったとは言え夫婦になる展開が多いです。(※お金持ち達なので家事その他を自らしないせいもあるだろうけど)

オースティン女史の男性像らしいと言うか、女史は肉親とはいえ優しい男性に囲まれて過ごしていたのだなと思います。

別に19歳年下の英国人と思しき片目秘石眼の青年に熱を上げているのが恥ずかしくて、隠居とか言って身をくらました某日本人医師が「エマ」を読めばいいのにと思ったとかはありません。確かヒロインが21歳で、ナイトリーは「エマが生まれた時から知ってる」そうなので結構な年齢差です。実際ナイトリーはエマに基礎教育を施そうとしてましたし。(エマは勉強しなかったけど)




あんまり疲れていたので15時間眠りました。途中2回くらい目が覚めましたが、夜8時に眠って翌朝11時まで眠りました。普段無意味に夜更かししているツケですが、新年度を迎えたらまた眠りを求めそうです。

昔は平日でも当時持っていたサイトの更新をしたり、小説を書いてみたりしていましたが、最近は無理です。割と体が動いた時分と同じくらい書きたいものが降ってくるのに、手は意外と動きません。脳内で蓄積されていくので、夢に見る始末です。いざ週末に書いてみると、書き溜めたメモと違うものになっている事も多いです。

取りあえず、「ガンマ団幹部として新聞やテレビに出だした頃のキンちゃんが、報道を見た心戦組にいるアスに丑の刻参りされて、ドクターが奔走する話」と、「ルザ様が生きていてキンちゃんが生まれて、高松が当然の様にキンちゃんの側にいる話」が書きたいなと。数週間もこんな事を考えているので、本当に夢に見ます。昔から詳しく夢を覚えてる傾向があるのですが、もう枕の下に何もいれなくても、そんな夢を見ます。

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