四国新幹線についてです。四国新幹線の場合山陽新幹線の途上、岡山と繋がらないといけないのでダイヤが大変そうです。延伸ではなく、全くの新設の様なものです。中国・四国には空港もすでに多いですし、瀬戸内海を越える線路を敷けても、既存路線の超過密ダイヤがあります。JR九州の大胆さが、もう少し四国まで及べば明日にでも行くのにと思いました。JR九州の場合博多駅・博多空港を起点にして九州を横断・縦断して味わうコンセプトだと思います。四国の場合、高松・松山・高知・徳島それぞれに空港があるので、ルートが分散されてしまっている気がします。いつか行きたい。
谷崎の「鍵」を図書館で借りて来ました。まだ読んでいません。あらすじだけは知ってますが、後期らしい家庭が舞台のものなんでしょうか。「蓼食う虫」は何回か読んでます。舞台が瀬戸内だった場面があって、香川だった気がします。(曖昧ですみません)
それでじゃないですが、南国で高松はグンマの日記を読んだか否か。自分は読んでいないと思います。PAPUWAで盗聴していたというのも、ジョークだと思っています。何故なら、盗聴しなくても2人のしそうな事なら高松は分るでしょうし、まして恐らく隣の部屋にいたから、グンマが騒げば飛び出してくるのではと。(でもアシがつかない様にハレの盗聴の分け前を狙っていた可能性がある。ハレとグル。)
南国グンマが本人の言うように、シンタローにいじめられた事を日記につけているのなら、彼流の事実が記載されている日記なので、読む必要はないでしょう。あと本編の通りなら、グンマは文章で自分の感情その他を書くのかと。字より記号っぽい。参考は「よかったな、賢いって条件がなくて」の所。よって高松がグンマの日記を読む(見る)事はないと思います。必要であれば読んでいいのかというと、高松的にはOKでしょう。(読んじゃダメという倫理観はあんまりないと思う。)
グンマと高松。高松は愛するとすれば、マジックの子でもルーザー様の甥でもなく、グンマ自身を愛していたんだろうなと思います。恨みも文句も苦情も山ほどぶつけたい因縁のある子ですが、やっぱり大事だったんだろうなと。何故そう思うかというと、高松はグンマに対し奥の手を出していません。高松の本気、奥の手って。
■高松は24年間グンマが「ルーザー」を父親として慕う事を許していない。「奉公人に過ぎない自分が畏れ多くも故人について所感を述べるなんてない」という姿勢を取りつつ、精神的にグンマを「ルーザー」に寄せ付けさせなかったと思う。 ■グンマの髪は長い。キンちゃんの髪は豊かなロングヘアだったが、いつの間にか「ルーザー様」と同じになっている。小さい事だけど、高松の「本気」はキンちゃんに初めて発揮されたと思う。 ■高松はグンマを甘やかすしかない。下手にグンマに成長されて、子守だった自分がお払い箱になってもつまらないし、「グンマ様のお世話をする」という立場は何かと高松にとって有利だったんだろう。
■喧嘩別れに近かったかもしれなけど、高松はキンちゃんを手放す事が出来た。グンマに対しては、「一度距離が出来たらこの子は決して自分の事を思い出さない」と思っていたのでは。キンちゃんに対しては、何か別個な確信を持てたのでは。だから厳しく職業人としてキンちゃんを指導出来たし、高松が命と同じくらい大事にしている「ルーザー様」との思い出をキンちゃんに分け与える事が出来た。 ■南国グンマは「亡父」について何も高松からは教えられていなかったと思う。「奉公人に過ぎない自分」というわきまえた態度、グンマに献身するというパフォーマンスで自分の立場を明確にし、自分一人でルーザー様の思い出に浸る高松は、・・・・キンちゃんに出会えてよかったのでは。南国終盤、高松は怒り狂ったキンちゃんに殺されたかったと思う。でもお互い何か感じる所があったのか、仲良しに。高松と仕事の話も出来るようになったキンちゃん。
キンちゃんはルーザー様に似ていない所も多いけど、「なら高松似だろう」とよく分からない解釈が成り立つ。グンマは、実父マジックのあのタンノ君やイトウ君にすり寄られても絶やさない笑顔が出来る子。グンマがPAPUWAで高松に見せる「笑顔」はまさにマジックの笑みだと思う。
そのグンマを相手にまた子守を始める高松は、「根性が悪い」「えげつない」「年の功」「人をバカにした様なニヤケ面」「卑怯」「卑劣」「変態」・・・・だと思う。なんだいつもの高松か。 |
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