西日本に土地勘があまりないので、テレビの県民ショーを見るとへ〜と思う事が色々あります。香川県と岡山県は海を挟んでいるけれどテレビ局が同じだったりと、近しい県なのだそうです。(北関東は県と県の間が山岳なので直線距離は近くとも、精神的には結構遠い気が)
岡山県には岡山駅が、香川県には高松駅があります。岡山駅の方が十数年おじいさんです。国鉄時代は一緒みたいなものでしたが、いつの間にか民営化した後は別々の会社になりました。この辺、擬人化したら面白いと思います。「のぞみ」が全て停車する岡山さんと、国鉄時代そのままの雰囲気が残っている高松さん。高松さんはマイペースなキャラかと思いきや、多分野心家だと思います。駅舎の作りがプライド高そうです。(夏季休暇に2〜3泊くらいで旅行してみたいエリア。愛媛の坊っちゃん電車に片思いして20年くらいになる。)
パプワのドクター高松にアニメで若干濃いめだった「都道府県」ネタを押しつけるならば、恩人の息子の名前はキンタロー(※あえて言うなら神奈川県ネタ)ではなく、モモタロー(※岡山ネタなんだろうか)では。高松のネーミングセンスは大根一つとってもブレが激しいので気にしません。
以下は独断と偏見の南国少年パプワくん雑感です。キンちゃんは天使。
■高松は一見派手そうに見えますが、他キャラの様な特異体質ネタがないので、「この人実は頑張っているなあ」と思います。コージ、ティラミス、チョコレートロマンス達も特異能力はないはずですが、本当に高松はキンちゃんが眼魔砲を撃って守ってあげなければいけない人。(何でジャンは南国終盤で高松をかばわなかった?) ■PAPUWAでキンちゃんがお気遣いの紳士と二つ名をもらった遠因は、第一のパプワ島で負傷した高松の側にいて、「何か欲しいものはないか」とかやっていた時期があったからだと邪推してみる。高松なのでキンちゃんに命令はしないと思うから、あれこれ自分から気遣う事を学習したキンちゃん。
■ルーザー様の高松への気持ちは育てるためのもの、まだ未熟だった高松を指導する意味合いのものだと思ってみましたが、可愛くない態度・クソ生意気だっただろう学生時代の高松を何故短気なルーザー様が気にかける様になったのか。 ■ルーザー様なので単純に高松が首席だったからかなと。アラシヤマ番外編で高松がアラシヤマの答案用紙を見ていますが、ルーザー様も最初は書類選考だったのかもしれません。悪魔的な賢さの片鱗を見せだしていた、サボり魔・これといった特異体質のない高松少年に興味を持ったきっかけは。
■高松は小さい頃から現金だと思うので総帥の弟であるルーザー様に関心を持たれて、ならこいつ利用してやろうくらいに思って。でも信じられないくらいウマが合う相手だったと。性格が極端な所はルーザー様も高松も同じです。 ■悪賢い子だったろう高松少年に脅威を感じたルーザー様は、「僕の所で大きくして兄さんの役に立たせるか、殺すか」だと思ったのでは。「僕の所で大きく」している間に、気持ちのやり取りが生まれて今に至ると。「貴方の子供が育てたい」って、小利口でクソ生意気な悪ガキだったはずの高松少年に何が起きたのか。恩人の子供を鍛える展開なら少年漫画にありそうな話だけど、高松の場合なんか違う。
■クソ生意気で大抵の教員をなめていそうな高松少年は、身体的には恵まれていても至って普通の体の自分が、ガンマ団なんていいう超能力者しかいない様な場所に来てしまい、実は不安だった。不安だったからひねくれていた。でもルーザー様が理由は分からないけど、自分を見ていてくれる事が分ったので心を開いた。炎や風が起こせない自分でもいいのだと思った。 ■ルーザー様も高松を側においていて分かったのは、非常に感情の豊かな子だという事。知性も申し分ないけど、それ以上に高松の特性であるウェットな部分も知ったのでは。でも気持ちのやり取りが出来た相手に対しての事であって、気に入らない相手にはシビアでドライ、残忍とも言える。
■ルーザー様が知ったのは、人というか高松は、真剣に大切に思う相手がいればそんなに悪い事しないし、素直で優しく思いやりのある部分も見せてくれるのだという事では。なのでどこか安心して「キンちゃん」を作る気になったルーザー様。青の一族的には既定の行為だけど、生まれた子を育てるのは使用人でも青の一族だけでもない。そういう初めて知った人と人との優しさを、サービスについて壊してしまったのは相当のショックだったでしょう。(どっちかっていうとルーザー様や高松、サービスに最初にケンカを売ってきたのはジャンなんだか) |
|