若干嫌味な日記になるかもしれません。申し訳ありません。
「ワガママなキャラ」「俺様キャラ」「女王様系」について考えていました。過去楽しんで来たアニメや漫画に思い当たるキャラが多々いますし、皆大好きでした。でも好きになるには「ワガママ」「俺様」「女王様」なだけでは足りないです。「ワガママと思われる位感情の起伏が激しい子だけど実は優しく家族や友人思いの子」だとか、「威張りん坊で俺様だけど、すごい努力家で向上心あふれる男だった」、または「周囲をアゴで使う様な人だが、実は姉御肌でもあり情にもろい」とか、何かしら「ワガママ」「俺様」「女王系」以外のものがあったと思います。もしくは「ワガママとも言えるけど、何々とも言える」とか。
まさか「どう見ても愛される事だけに熱心で物欲と金銭欲丸出しのワガママキャラ」、「劇中での立ち位置や発言権、所有する財産が理由もなく目立ち、威張り出せば周囲が引っ込まざるを得ない傾向の男」、「自慢の美貌も友人の医者にタダ働きさせた結果かもしれないし、実際父の遺産だけで一生楽しく暮らせる人」なんて、早々いないでしょう。薄い本的に誇張と拡大解釈を繰り返してキャラを楽しむネタとして以外なら。
家族に形式主義な人物がいまして。半世紀以上そんな生き方をしているのでもう今後もそうなんだろうなと思います。相手に変わって欲しいと思っても仕方ないとは言いますが、有害な状況をよかれと思ってばらまく姿はもう見飽きました。
かくいう自分も結構な形式主義です。一時期、「外側だけ何とかつくろえばやっていけない事はない」と思ってあれこれ人生のターニングポイントを自分から作ってみた事がありましたが、上手くいくはずもありませんし、物事を上手くいかせるだけの熱情は生まれようもありません。何かをしようと思ったら、理屈じゃない何かが必要だと思いますが、上記の家族も自分も身勝手なものです。
今、自縄自縛な人生を進んで歩んでしまうドクターに思いを馳せる時間が長いのは、自分の心の変化かなと思います。フィクションの彼に何か訴えても返信はないのですが、訴える相手になってくれれば助かります。
訴える相手ってドクター高松です。チャンネル5でお茶目を繰り返している彼ですが、チャンネル5自体「パプワの原作者が有名雑誌で各種パクリ疑惑スレスレ、子供も読むのだから白昼ホモ描写はやめて欲しいと周囲も釘を刺しただろうに敢行、スカッとしたSFになる可能性もあっただろうにいつものゲンコツバトル、そして原作者一人の都合で未完」というものなので、高松も「新キャラを考えるのが面倒」という理由だけで出てきたんだろうなと思います。
サビ、ジャン、高松の関係も書こうと思えば南国でもPAPUWAでも書けたと思うので、原作者とすると「書きたい」内容はなかったと思います。ただ高松なので異様にキャラのキャパが広く、大抵のお茶目をしでかしても違和感がないのです。ジャンは南国での初登場シーンから全てが眉唾な男ですが。
ホモ描写について、掲載当初から飛ばしていたエドガーはよかったのだろうかと思いました。伊達長官への感情は友情とは別種のものでしょうが、伊達長官に美人な奥さんと可愛い娘がいた時点で相殺されていたのか。(伊達長官の奥様と娘も嫌々描いていたんだろうなと思う。)
高松のルーザー様、キンちゃん、グンマへの思いも友情じゃないと思いますが、なにぶん高松は視聴率が良かったテレビアニメでもあんな感じです。当時は規制がゆるかったと言うより、南国アニメのグンマが天才的に可愛いのと、高松が余りに堂々としていて明るい過保護キャラという位置づけだったからOKなのでしょう。
高松は自身の自由を保つために、あえてルーザー様を「恩人」だと言っている気がします。キンちゃんやグンマには「忠誠心」であるとも取れます。恩は「返し終わった」、忠誠心は「役目を果たし終えた」とケリをつける事が可能な性質のものです。
もし高松が女性に生まれていても、そして自分でも呆れる程奉仕しても多分ルーザー様に自分から入籍を求めたりはしなかったでしょう。大きな身分の差があるからですが、いつか自分が求めた「形」が形式に陥ってしまい、辛い思いをする事が嫌だからかもしれません。
(逆にルーザー様から正式な妻になる事を求められたら、高松は自分の考え方をコペルニクス的な規模で変えなければいけないわけで。まあそんな時が来るならもうキンちゃんが自然受精で生まれる直前だろうから、グズグズ考えないでキンちゃんのために入籍しそう。一人で産んで育てるという選択肢も浮かんだだろうけど、秘石眼で金髪碧眼の子供おんぶしてガンマ団で仕事していたら、何の冗談だと思う程目立って仕方ない。しかも生まれたのは理系に強いやや短気な男の子。) |
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