相変わらず沸いていてすみません。番外の如くケチャップ垂らして何か食べているキンちゃんが見たいです。(いやあれはグンマの留守を狙って高松が御飯作りに来てなんかこうイチャイチャするかしないかくらいにグンマが帰ってきて、バタバタとお開きしていて出来たシミだと思う。どこの間男。器用な男×2に何が起きた。)
「生まれたばかりの赤ちゃんがすぐさま誰に似ているとか分からないし、髪の色も成長すれば変わる。ジャンに瓜二つのシンタローでも高松は愛せたか。」と仮定してみましたが、赤ちゃんが「ママそっくり」とか頻繁に言われるのって産婦人科入院中じゃないかと思いました。
いつまでも子供の「父親似」「母親似」は話題になる事ですが、意外な程早い段階で言われる言葉です。産婦人科の病棟に来るお祖父さん、お祖母さん達が、赤ちゃんのご両親の幼い頃をしっかり覚えているからでもありますが。
結論から言うと、高松の嬰児すり替えはサビのささやきもあったでしょうけれど、高松の反射的な行動だったかなとも思います。ジャンが復帰した後の高松の態度を見ていると実に。高松は理屈っぽい部分も多々ありますが、大事な事程そうやって決めてきた気がします。頭で全て考えていたら「ルーザーは危険だ、距離をおこう」と思うでしょう。
それと島で不安定過ぎるキンちゃんを発見した時の高松の涙って、オリジナルのキンちゃんへの憐みがほとんどだと思うけど、「自分は黒目黒髪、秘石眼なし、しかも仇敵そっくりな顔で生まれたシンタローにいつまでも馴染めない違和感・反感を抱いていて、何かがルーザー様の息子の身に起きたのだと思いつつも、シンタローの存在に肉薄する程の愛も勇気も持ちえなかった」と言外に言っている気がします。
キンちゃんと島で合流した後、高松は罪を皆に告白します。どう頑張っても間接的にすら愛せなかったルーザー様の息子「シンタロー」、間接的には愛情を注いだけれど実は早く手放したかっただろう「グンマ」のためには裸になれないけど、キンちゃんのためなら数秒で裸になれるドクター。
ここ数日、「ルーザー様の死は一族の未来に対する兄マジックへの諌死である。」と考えていました。何分描いていない部分が多過ぎるパプワなのでどんな仮説もパラレルもOKなムードはあります。しめしめと思いつつ、いざ原稿にしようとなると話は別です。
高松に最高に都合のいい仮説なのに、単身高松にこの仮説を預けてしまうと。
■ルーザー様が一族以外の人間を愛する様になったが故の悩みなら、自分なんてやはりルーザー様と出会ってはいけなかったとか、高松思いそう。少しは相思相愛な事に酔えばいいのに。 ■ルーザー様の死の意味を受け止めきれず、狂った様に悲しむばかりでグンマ様のお世話に逃避した自分が恥ずかしいとか思いそう。グンマが幅の広い子になったのは高松の成果だと思うんだが。 ■ルーザー様が変えたかったガンマ団なのに、旧態依然なまま自分は奉職していてやりれきないとか、高松思いそう。一個人が巨大組織に何を出来る訳もなし、一途に働いていた自分をもう少し可愛がってあげてはどうか。(でもシンタロー新総帥やジャン、ミヤギ達若手とはどうにも精神的距離がある高松)
・・・と、あんまり慰めにならない気がします。父が働いていたガンマ団で自分も働いてみたキンちゃんが思いついた仮説にしてみましょうか。ただ働いただけじゃダメで、ルーザーと同じくらい真摯に働いた上でこそ起こる仮説。
高松に自分の推測を打ち明けると、上記のパニックが高松の中で起きると思うので、時間をたっぷりかけて、かなり優しく労りながら伝えないとなりませんが。普段短気なキンちゃんが高松に伝えようとして頑張れば、無事伝わるでしょうか。
「父さんの選んだ事は、父さんに大事な人が出来たから選んだ事だと思う。高松と俺、伴侶と子供の未来を思えばこそ、現任総帥の上の弟である自分だけが出来る変革への要請だったんじゃないか。俺もお前の事を思って仕事していると、ガンマ団を、一族を「変えたい」とたまに思う。父がいなくなってしまったのは俺だって残念だが、俺とお前の中では生きているじゃないか。」と丁寧に高松に言うキンちゃん。 |
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