JR四国の路線・ダイヤの高松溺愛ぶりを見ていると是非行きたくなりました。溺愛されている駅というと、実は関東では巨大駅が新宿・池袋・渋谷と意外と点在しているのでそんなにありません。大宮、横浜、上野、東京あたりはJR東日本&私鉄が溺愛しているというより、「そういう駅」という感じがします。四国新幹線も、淡路島から路線を通した方が大阪から近いだろうに、岡山〜高松ルートを譲らないでしょう。何もなくてもダイヤが乱れやすいエリアだから実現は遠そうです。
閑話休題。以下の様な本を考えているので、今夏以降冬も高松で新刊を出しそうです。今夏は今夏で出す内容が別にあります。四季通じて沸いている頭。
ルーザー様は元来ハレが思っている様な悪魔的な男で間違いないと思うのだけど、高松を拾ってきてからキンちゃんを残して去って行く時までで、内面で結構な変化があったんじゃないかなと思います。高松も内面に大きな変化が出ても表に出にくい、というかいつもぶっちぎりな男なので分かりにくい部分がありますが、ルザ様はもっと分かりにくい男かなと思います。
高松なのでルザ様に拾われた時(助手にされた時?)、「この人まずい」と分ったでしょう。小鳥を握りしめる如くあっさり何かしてくれそうなやばい男です、ルザ様は。なので、「ルザ様の白衣を洗濯してアイロンをかけておく」「ルザ様の靴を磨く」「研究室を掃除しておく」「書棚を整頓する」などしたかもしれません。「こんなことくらいで何か変わるもんじゃないでしょうけどねえ」とか自分で自分を皮肉りながら。
そういうのがすごく嬉しかったルーザー様。弟を含めて皆自分が怖いのか、指示待ちな人達が多いのに高松は一歩先を読んで自分に尽くそうとしている。軍隊的大組織であるガンマ団としては、細かい規則で決められた事以外の事をしようとするのは本来アウトだけど、可愛いお嫁さんでももらったかのような身辺の変化を、ことのほか気に入ったルーザー様。
(地位と財力に見合うどこかの御令嬢とお見合いしただけじゃ、ルザ様が気に入る様な相手には出会えないと思う。理系出身の女性と見合いしたらどうかとも思ったが、女心を踏みにじりそうな男だしなあ。女性とお見合いするルザ様が見たくなった。死にそうな顔して研究室でルザ様の替えの白衣抱きしめて籠っている高松と、女性に厚顔無恥な断り方をするルザ様。
見合いがまとまらない事が想像出来るから悠然としているサビ・ハレを見て、「これはもう決まったも同然の縁組」と早々と悲しむ高松。見合いが終わった後で、マジックに「僕には高松がいるからいいです」と言うルザ様。なんだかよく分らないけど、ルザ様が研究室に帰ってきて安心する高松。)
高松にしてもおっかないルザ様の反応が案外よかったので、お世話を続けてみる事に。「気に入らないと怒る」「思い通りにならないと気が済まない」人であるのもよく分かったけど、ルザ様が気に入るまで仕事なり何なりさせてもらえたのは、後にも先にも高松一人かもしれない。
ルザ様の「気に入らない」「思い通りにならない」事って、地位と権力と彼自身の能力を考えるとまずないんじゃないかと思います。高松がいない場合でも、財力と権力で大概の事には手が届くはずです。
でも高松がからむと急激に「気に入らない」「思い通りにならない」事がルザ様に増えそうです。キンちゃんがそうだったように、「なんでこっちが思うようにお前は僕を愛してくれないんだ」って怒るのかなと。43歳高松はもう大人になったので生まれたばかりの暴れん坊なキンちゃんを抱きしめる余裕がありますが、流石に10代の高松ではルザ様の折檻を受けるがままだったでしょう。
「ルーザー様は使用人の様な私に何をお望みなのか分からない」と10代の高松は頭を抱えたかもしれません。恐らく、僕に尽くしてくれる高松が、もっと僕に親しんでくれればいいのにという焦れだったと思います。自称使用人じゃなくて、もっと恋人っぽい事しようよと。高松もルザ様の身内のサビやハレ、マジックに嫉妬するんじゃなくて、ルザ様から高松だけに向けられている愛情のサインに気がつけば、その後自暴自棄にならなかったのに。
高松は「自分は青の一族じゃない」という僻みがあったし、今もあると思いますが、ルザ様が高松を伴侶として求めたからこそ、高松は青の一族じゃなくていいんだと思います。伴侶って身内からは余り求めないでしょう。こういう長い長い高松のわだかまりを、一手にキンちゃんが四半世紀後に背負う本が書きたいです。
キンちゃんなので、父がそうだったように、「身内への愛情の示し方と、高松への愛情の示し方はいい意味で異なる」事を分かりそう。グンマは「高松は一族じゃない」と切りそう。亡父に同意出来るキンちゃんだから出来る事があるのかなと。高松はサビ、ハレ、マジックがルザ様と親しい所を見て嫉妬していたと思いますが、サビ達はサビ達で「高松はすごいねえ」と言い合っていたんじゃないかと思います。Content-Disposition: form-data; name="image"
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