madeingermany

[PREV] [NEXT]
...... 2013年05月20日 の日記 ......
■ しばらく   [ NO. 2013052001-1 ]
冷静に考えて。5つの惑星及び住民、5人の兄弟、5人の子供の物語をまとめるのって難しいと思います。順々に楽しく冒険していくのならまだしも。SFには詳しくないのですが、2つの惑星同士の戦いを書くとしても結構な枚数が必要なはずです。歴史物が好きな自分はどんなバトルロイヤルな展開になっても読む方は大丈夫ですが、描く方は大変でしょう。

まして、南国少年で赤と青の一族の戦いらしき展開が既に空中分解しています。(読めば読む程シンタローのポジションが謎。アスと対峙する事になったのはキンちゃんだし。コタローに応戦したのはマジック。一族の苦しみもマジックの世代にしかリアリティがない。赤側としてもシンタローはほぼ部外者。シンタローの役目は「マジックに溺愛される」事なんだろうか。それでもすごいけど。)PAPUWAに至っては、巻数こそあるけど読み飛ばしても差し支えない項がチラチラとないようなある様な。

それでも南国・PAPUWAの物語が空中分解しても四散する所まではいかない背景には、「親世代の子世代への愛」があります。マジックのシンタローへの愛は他者には大迷惑でも貫かれているだけいいなと。ハレのサビへの気遣い(同い年だよ)、近藤イサミの山南や伊東までも含む隊士への気持ち、マーカーがいまだにアラシヤマには師匠である事、コージとウマ子ちゃんなど、物語の主軸にはならないのだけど、キャラ同士の関係が四散してしまう事は防げているかなと思います。

(グンマと高松、グンマとマジック、グンマとコタロー、グンマと青の一族等の描写は皆無に等しいけど。取りあえずキンちゃんは、高松と一緒に生活しつつ、基礎学力をつけながら周囲への親愛の気持ちを学んでいったと思っている。高松への親愛の気持ちの濃淡はグンマとキンちゃんで反比例していそう。グンマが安易にジャンに心を開いている姿が不安でならない。高松とは違うタイプの男だから、グンマは気に入ったのかもしれないけど。)


チャンネル5ではそういうキャラ同士のクッションがないなあと。高松はブラックと闇丸の趨勢こそ気にするけど、生来隠し持っていたドロドロとした部分を解放しています。高松は自分の人でなし具合に自覚がありますが、ジャンにはそんな目盛りはなく、「生み出したものには責任をとらねばならない」という気持ちもないと思います。(サビもジャンというか他人への感情表現がよく分らない男なので、お互い様なんだが。本当に2人だけで何とかしてくれ全て。)

上記の様に高松も「子供世代」へ無償の愛を持った人です。ほとんど報われない分、誰よりも深いのかも。彼の「過保護」さは彼の才能の発露を制限したけど、同時に彼の人格を守ったのかもしれません。マジックへの復讐を本気で高松が思うのならどんな方法でもとれたけど、グンマを預けられてしまったので、そうそうマジックに反抗じみた事も出来なくなった高松青年。高松のルーザーへの恋を利用したマジックの作戦勝ち。




土日に原稿を描いていました。まだ夏のイベントには時間がありますが、描いていないとおかしくなりそうです。描いていて思ったのは、高松の出ていないページが一枚もない事です。出ていないのは遊び紙と表紙2、表紙3くらいです。よくイベントで、予期せずして運命的に面白い本に出会うという奇跡が起きますが、買わせて頂く方の奇跡には巡り合えても、サークル側としてのミラクルに自分がなり得る可能性はあるんでしょうか。

描いているキャラが主役か脇役かという事でなくて、二次創作している作品そのものの良さを自分が再現出来ていれば、ミラクルの可能性はゼロではないかもしれません。又は少しでも面白そうと思ってもらえる本にするとか。(書いていて不安になる文章)

南国アニメを楽しんで見て、南国とPAPUWAの漫画両方を読み、「真剣に高松を考察し未完であるチャンネル5を補完する」くらいの勢いで始めた今回の二次創作でした。でもジャンがサビの死でおかしくなって、キン・グンが襲われ、また生き残ってしまった高松がジャンに積年の報復を誓う原稿は、私には描けないかもしれません。

(幸せなチャンネル5と言うのが想像できない。5兄弟とエドガー、子供達は好きだけど彼等の上に立っているのがジャンだから。ジャンの創造する世界って、高松が全力で潰したい世界なんだろうなあ。)


閑話休題。短髪白衣高松・短髪でスーツのキンちゃんを並べると、明らかにそのうちPTA関係か、学内の職員会議でそれとなく議題に出されそうなレベルでの疑惑が起きるなあと。マジックならスルーするだろうけど、シンタローなら従兄弟の身柄の保全も考え、近々隠居と言う名の左遷でしょう。

ブレザー(に見える)着ている可愛い男の子と、「変態」養護教諭っていいなあと思いました。「なんで高松は四国に帰ったんだ?」と従兄弟達に聞くキンちゃんと、「お前のためだ」と返す新総帥。

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: