madeingermany

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...... 2013年05月21日 の日記 ......
■ ヤダモン   [ NO. 2013052101-1 ]
6月9日に横須賀で開催される交通系オンリー「ノリモノの学校」にサークル参加して来ます。6月22日(土)の都内での鉄道擬人化オンリー、同月23日(日)インテックス大阪での擬人化王国にもサークル参加して来ます。よろしくお願いいたします。新刊はありませんが、新宿ブラザーズ3駅がお待ちしております。漫画と小説の本です。

去年の冬コミ以来ミラクル☆トレイン本は作っていませんが、既刊を読み返すと一昨年新宿を歩き回って新宿ブラザーズ3駅のイメージを作ろうとしていた気持ちが蘇ります。厳密には鉄道擬人化というより、「駅前」というランドスケープが青年になって悩める淑女に寄り添ってくれる物語なのですが、彼等は都営の駅であります。初めて都営地下鉄に乗って、西新宿五丁目駅に「駅」目的で降り立った時の喜びは大きかったです。

あと個人的に。「保護者(男おかん)とお子様達(ほとんど男の子)」のペアが死ぬ程好きなんだなと自覚します。新宿ブラザーズは三兄弟ですが三つ子ではなく、1997年生まれの西新宿五丁目吹と2000年生まれの東新宿零二、同年生まれの新宿西口一の3駅です。「真面目で甲斐甲斐しく大新宿で私鉄各社にもまれながら研鑽を積んで来た公務員の吹お兄ちゃんと、愛らしい新人駅である零ちゃんと一という二人の弟」です。吹は弟が出来る事を楽しみにして、開業後頑張ってきたんじゃないかなと思っています。自分の中に常にあるリフレインなんでしょう、この感じは。

夏に出すだろう高松本もこの匂いがします。高松とキンちゃんは親子愛だとすればパパはルーザー様だから、ママは(以下略。高松とルーザー様は死別と言うよりも。ルーザー様の死後マジックが傷心の高松の離反を回避するために、グンマを使って高松がルーザー様の生前無言で願っていた様に結ばせた様な気がしないでもない。冥婚(死後婚)。ルーザー様が生きていればそんな策はいらなかった。)



ヤダモンをレンタルして見ています。当時夢中で見ていたNHKアニメヤダモンですが、10分アニメを部活動しながらコツコツ見ていたので、見ていない話が沢山ありました。全話見ていないのに好き好き言っていたのが恥ずかしいです。

前半の明るい話の方は流石に見ています。歌いながら配達するポストロボ(CV山崎たくみさん)がキュートだったとかはクッキリと記憶に。ハンナの父ヨハン(CVたくさみん)も鼻歌歌う時が割と多いけど、アドリブだったんでしょうか。他多数たくみさんの声が聞けます。小学生〜初老男性、メカ、妖精×2役他。問題は後半のキラ編です。箇条書きで書いてみます。まだ話半ばまでしか見ていません。

■ヤダモンに同世代の少女の友達がいない事が気になっていた。紅一点という事も考えられるし、ライオンやオウムと友達になれるヤダモンなので、あえて「同世代の少女」がいなくてもいいと思った。
■でも意外と、ヤダモンが本人の理解がないまま魔女の森でも、ランドでも一人ぼっちであるのは重要な事だったのかもしれない。愛してくれる女王や、魔女の森のミール達とは大人と子供の差があって、腹を割るとか共感するとかにはなかなか至らない。ミール達はヤダモンが癇癪を起こして暴れても「またワガママ言っている」くらいの対応だっただろう。

■マリアやエディは彼等の大らかで冷静な性格もあるけど、割とヤダモンの乱暴・狼藉を受け止めている。ジャンが大人しい子供である反動もあるのかな。
■しかしマリアやエディではヤダモンが無意識に求めている「同世代の女の子」、なるべくなら一人ぼっちで寂しそうで、今の自分に似た不自由さをかこつ少女にはなり得ない。ソフィとヤダモンを見ていると、ヤダモンは一緒に遊べる女の子が欲しかったのだなと思う。ソフィのためなら地道に凧揚げ出来たし。ジャン、タイモンは献身的にヤダモンを好きでいてくれているとしても、ヤダモンが欲しい「友達」になり得ないのかも。


■そんな「共感してくれる少女のいない孤独」が鬱積したヤダモンの前に現れたのがキラ。キラは女王と同世代だし、強力な魔女なのでヤダモンとは似ても似つかないが、「寂しそう」「優しそう」というあたりはヤダモンの希望通りだった。
■ヤダモンが鎖で繋がれたオウムのバーバラに過剰に親切だったり、どこかに逃げようとしているライオンのシーザーにもヘンテコな親切を振りまくのに引っかかっていたが、「貴方も寂しいんだね」「こんなひどい目に遭うのは周囲が悪い」という気持ち故だったかと思うと納得した。
■なので、年上の異性だからか共感できない相手であるタイモンや、基本的にタダ飯食いの相手でしかないマリア達がキラに苦しめられてもヤダモンにはどうでもいい。「全部あんたが悪い」から。

■5歳前後の少女の凶暴さと言えばそれまでだが、随分ひどくないか。異性愛を求めるずっと前の友情の求めだとしても。ヤダモンは魔女なので、将来的にも異性愛は持たないらしいが。
■あんなに放映時ヤダモン好き好き言っていた自分だが、最終話までもつだろうか。最終話あたりを思い出しても、タイモンがキラに殺される場面が辛かった記憶が蘇ってしまう。

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