ルザ様と高松の話を何回か書こうとしてまだきちんと書いていません。彼等には理不尽な死別が待っているからです。別れるまでは幸せだったかもしれないけれど、その後高松を襲う苦しみと悲しみを思うと書けません。源氏物語の「雲隠」の章に本文はなく章の名前だけ残ると聞きますが、読んだという人達は次々に出家したそうです。
そんな訳でルザ様と高松の原稿には、キンちゃんがもれなくいます。少年だったり青年だったり、大人だったりしますがいつもいます。パラレルと思って書いています。キンちゃんに誰よりも早く愛情を注ぐ高松と、徐々に父性に目覚めるルザ様。パラレル以外の何物でもありませんが、ルザ様ははっきりされた方なので父性的なものを得たら華麗に変わりそうです。
(本編でもルザ様は「新しい家族」を得てしまった故に、現状のガンマ団に疑問を持ち、兄であり総帥であるマジックと対立し死を選んだのではないかと思う。高松と生まれてくるキンちゃんのためのルザ様の行動だったけど、2人を巻き添えには出来なかったのでは。蘇った時の「本当にどうしようもない馬鹿だよお前等は」の辺りと、自分が一人きりにしてしまった高松と会うべくして会った我が子への理解から。
この仮説って仮に真実だったとしても、高松が知れば「私がルーザー様を殺した」と思ってしまうだろうから、やっぱり原稿に出来ないなあ。してみたけど、キンちゃんのお気遣い前提で高松に届かないと成立しない。この仮説、キンちゃんが父も高松もいないガンマ団で頑張る理由の一つになるので気に入っている。キンちゃんの高松以外に打ち明けていない思い。「父さんの願いは俺が叶える」って。これはルザ様のわがままとかじゃないから信じても大丈夫。)
そんなパラレルに浸りつつ、明日人間ドックに行って来ます。二次元の白衣キャラは好物ですが、リアルな病院は苦手です。多分貧血で引っかかります。鼻血は出していないのに。
二次元に現実を持ちこんじゃいけないかなと思いながら、少し考えました。
■高松は47歳から57歳になってもあんまり変わらなそう。もともと不変な性格で、周囲が変われば居やすい所に自分が移ってしまう様な男。髪質や体型もほとんど変わらなそう。五十路高松を描いていてそう思った。 ■マジック、ルザ様、ハレも何故か変わらなそう。常に第一線にいられるパワーと能力を維持する努力を欠かさなそうだから。サビはタダで美容の手段を高松に開発させそうだが、「生まれたままの美しさ」にこだわりそうなので、渋い男にはならならそう。グンマも周囲に不変的に守られて生きていそう。
■キンちゃんだけが異様に心配。 ■ハレは暴飲暴食他諸々しても体を損なわない気がするんだが、キンちゃんはしっかり反動が来そう。ハレは流石十代半ばで自分から戦場に行ってしまった男というか、基本ハレも御曹司で間違いないのだけど、自主的に得た体質だと思う。何もしなかったらハレもサビの様なガラスの美貌のままだっただろう。 ■キンちゃんは飲み仲間がハレだったら、非常に心配。多分太るし、肝臓その他も痛めそう。20代の頃は若さでハレに対抗出来たけど、段々ハレの基礎体力についていけなくなって、かよわいお坊ちゃまの地が出てしまいそう。
■そのうちキンちゃんの鮮やかな金髪が茶系になった頃(※金髪は年齢とともに色が変わるらしい。大人の金髪は希少のはず)、親子の年齢差にも関わらずまだ黒くてフサフサしている高松の髪をを見て、やっと危機感を覚えそう。デスクワークもがっちりこなしているキンちゃんなので、プラス飲酒と、グンマのお菓子が加われば、危機は募るばかり。本人が見ないふりしても、高松は結構前からキンタロー様の変容に気が付いていそう。 ■「私もタバコを控えますから、キンタロー様もどうぞ。」と、改善が始まればいいけど。キンちゃんがブツブツ言い返したら、「自己管理が出来ないのに、幹部職が務まりますか」と返って来そう。 ■結果的に、38歳キンちゃんは何故かセミロング。ダイエット指導その他の高松コーチも何故かセミロング。どれだけ仲がいいんだ。 |
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