来月の東京〜高松間の夜行列車、サンライズ瀬戸の切符が取れました。比較的空いている時期を狙ったのですが、運のいい方だったそうです。コミケに落ちた事がずっとショックだったのですけれど、人生で一番高松に行きたい気分だったので、運勢をそっちに使ったようです。「坊っちゃん」を読んで以来の四国への恋が実りますように。道後と金比羅様と高松駅は外せません。(誰だろう、恩人の息子に金太郎って名前つけた医者)
〜もし、〜ぞなもし、は作中に県名こそ書いていないけど愛媛の言葉だそうです。「虞美人草」で漱石は京都から来た親子として孤堂先生と小夜を出していますが、彼等は父が教員という事もあってか親子同士でも共通弁で話しています。流石東京生まれの漱石と言うか、東京に集まった各地の学生とも共通弁で会話していたんでしょうか。
マジックとコタとシンタローとドクターの雑感です。独断と偏見です。
■マジックはコタが昏睡中に半生をつづった自伝3冊、およびナイスミドル大会参加&優勝、そして恒常的にアイドル活動をしているので、マジックがコタをどう思っていたのかそこから推測していいと思う。コタの面倒をみるためにシンタローに総帥の座を譲ったとは思えないんだが。
マジックが従来から芸能活動に熱心だったから、ガンマ団への世間からの目がある程度まで誤魔化されていた可能性もあるので、マジックはアイドル活動を続けてよかったと思う。
ところで青の一族でファンクラブ持っているのマジック一人なのか。サビは写真集とか勝手に出していそう。キンちゃんは、高松がいれば内外の支持層が統制されそうな気がしないでもない。キンちゃんが特別な事をしなくても「キンタロー様のためなら死ねる」と言える団員が高松以外にもいそう。取りあえず御影にすべき写真を高松は選んで、陰で欲しい団員に配ってから隠居してそう。「私がお側にいなくともお力になってあげて下さい」って。
キンちゃんって、気軽にコタローに承諾を得ないで発信機付けちゃってたけど。多分高松の言う「盗聴器」はキンちゃんがいたって気軽に自室に置いていたのかもしれない。流石温室育ち。もちろん高松の隠居先にも置いてある「盗聴器」。恐ろしい子だけど、昔の王族や貴族が周囲から浴びていた視線を思えばまあ納得か。日本の武家でも、それくらいの視線は普通だと思う。PAPUWAグンマは嫌だろうけど、嫌ならグンマは(略)。
■コタローの体の具合なんだが。高松が仕事していれば、点滴とカテーテルの管理、褥瘡が出来ない様に定期的な体位の変換はしていたはず。寝たきりの人に必要な処置なのだが、シンタローはどこまでわかっていたのか。医者としての高松を信頼とは言わなくとも信用していれば、全部高松に任せても可だと思うが、シンタローの性格を考えると(略)。
■南国でのいいお話の一つ、パプワがシンタローの摘んできた花で元気になる話はとてもいい話だが、ファンタジーまっしぐらの雰囲気だから可能なのであって、高松にあの花を用意しろったって無理。高松は職掌には忠実に動くと思うけど、コタローのために奇跡を起こすのは高松の担当ではない。医療=気合というのはあると思うけど、高松は多分そこまでしない。 ■キンタローかグンマのためなら、お百度でもためらわずしそうな高松の半面を知っている以上、シンタローは高松のコタローへの態度を否定的に受け取っただろうか。マジックよりは無駄に高松に懐疑的な態度だったと思う。キンちゃん、マジック、サビ、ハレは「高松が診ても変わらなかったのなら」と思ってくれたとしても、一番現在発言権のある男が誰なのか思うと。(略)
■もちろん高松はコタローの身体に対しベストを尽くしたと思う、でも。
「ジャンにそっくりな顔の男の希望なんて」 「この体の男が士官学校に来なかったらルーザー様はまだ生きていらっしゃった」 「科学者の自分にファンタジーは起こせない」 「散々変態だのマッドだのえげつないだの罵っておいてよくもまあ(※これは高松が大人気ないかも)」 「この状態でどうしろと」 「これはマジックへの復讐の総仕上げなんだろうか」 「もう私がすべき処置はない」 「仮に私が死力を尽くしたとしても、この男は今のグンマ様と同じで何とも思わないだろう。」 「下手にやり過ぎれば彼に延々恨まれる可能性が高い」
っていう顔をシンタローに少しだけしていたかもなあと。シンタローもグンマと自分を取り替えた高松への不愉快さもあったでしょう。科学者だからファンタジーは起こせないし望まないと高松が仮に言った所で、キンタローの「出生」を涙して受け入れた高松の説得力の無さ。 |
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