■方言ネタについて考えていましたが、漱石の三四郎と野々宮さんは若い九州男児なのに流暢な共通語です。若い地方出身者が漱石の周りに多くいたはずですが、皆方言は封印して生活していたのか。
■シンタローは気軽に高松を変態と言います。シンタローの言い様を否定はしませんが、もし高松が動く根菜を開発したり、グンマを過度に甘やかしたり、学生達に結構な仕打ちをする事を指して変態と言うのなら、非常に甘いなと。高松のそう呼ばれるにふさわしい部分って、10代半ばでルザ様に付いていけたあたりからじゃないかなと思います。知性、能力的な面の大変さじゃなくて。ルザ様が地でドSだから。(息子に遺伝していないからこれは育ちの部分なのか)
(高松がもう少し丸い人だったら、怪我や病気を治してもらった団員から支持の声とか上がりそうなのに。多分表には出てこない声。でも隠居先に体を診てもらいに来る団員はいなくなさそう。キンちゃんが連絡先かなあ。)
■自分は同人誌の冒頭に「キャラ紹介」を入れていません。全く新規のイベントに参加する時は入れた方がいいかなと思いました。分厚くなりがちな本のためにページを節約しようと心がけている近年ですが、不親切ですみません。本の傾向は表紙でお伝えできればと思っています。「ドクター高松中心、漫画・小説」って。高松が出ていないページは表2、3くらいです。
以下はマジックとミツヤとルザ様と高松の雑感です。この辺の原稿が成就出来れば厚くなってもいいかなと少し思いました。でももし買って下さる方がいたら本は薄い方が親切だろうなと思います。
■ルザ様はある時期までミツヤの命令に従っていた。ルザ様の事なので盲滅法に眼魔砲を撃っていたのではなく、「ミツヤは兄の命令で僕に指示を出している」と思っていたと思います。ミツヤがそっと夕食後にルザ様に暗殺というか虐殺の指示を出していたとしても、青の一族がする事なす事秘密主義なのはいつもの事ですし、「チェス」が隠語扱いだなんて大味に過ぎます。 ■ミツヤがルザ様に手を上げたのは、「マジックが不機嫌なのはルザのせい」と解釈したからでしょう。マジックは「やり過ぎだ」とミツヤに言いたかったのでしょうが、自分への反論は利かないのがミツヤ。
■ルザ様存命パラレルを書こうと思うと、キンちゃんがいつか「僕の親戚にはどんな人がいるの?」と父か高松に聞いた時、父は「お前が知っているハーレムやサービス、マジック兄さん、それにグンマ以外は全員僕が殺したから今はいない」と言うのかどうか知りたいです。 ■ルザ様はある時期までは平然と人を殺していたと思いますが、高松を手に入れてからは「全ては兄のため」と思おうと努力していたのかなと思っています。何故って、他人に羨望とか嫉妬とか恐怖ではなくて、優しい気持ちで見つめられたのは高松からが初めてだったと思うから。
(・・・・他人以外だとルザ様の周りって、ルザ様の割り切りの良さに距離を置いているマジックと、同じくらいルザ様に怯えていているハレ、撫でくり回すように愛してくれさえすれば兄個人には特に興味がないサビ。)
■高松との間というのではないけれど、ルーザー様の下にキンちゃんが生まれた後、ミツヤも生きていたらどうなっていたのかなと思いました。高松はルザ様の態度というか青の一族由来の特質や使命を呑み込んでいると思いますが、キンちゃんがからんでくればそうもいかないでしょう。 ■「キンタローは暗殺者にしない、こんな事は僕の代で終わらせる」と兄やミツヤに言うルザ様と、「何を言っているんだいルーザー。キンタローは駒じゃないか。」と言うだろうミツヤ。ミツヤなので不愉快さはルーザーとキンちゃんには向けないで、よそ者の高松に向けるんでしょうか。(結婚して実家を客観的に見る様になった男の子と、実家に君臨する親世代みたいな争いだ・・・。)
■マジックがミツヤに手を上げないなら、ミツヤに手を上げるのはルザ様でしょうか。マジックの長年の右腕であるミツヤにルザ様が手を上げられないのなら、高松をかばうのはキンちゃんでしょうか。でもキンちゃんに手を染めてほしくないので、ルザ様がやりそう。「これで終わりなんだ、目を潰れ高松」って。(無残な死体なら高松は見慣れているけれど、ルザ様が高松に見られたくないのは殺人を犯す自分) ■その前にミツヤが高松に「ここは君のいる場所じゃない」という場面が欲しいです。ガンマ団ってある意味高松にピッタリの場所ですが、ルザ様に「人殺しはもうしたくない」と思わせたのが高松とキンちゃんなら、ミツヤの言う通りかなとも。
■高松とするとルザ様に乞われるまま生きるしかない子なので、ルザ様を信じて事態の収拾を待っていると思います。キンタローが焦って何かしようとしても、「お父様に聞いてからです」と止めそう。昔なら高松は自虐的な事を言ったりやったりしただろうけど、キンちゃんが生まれてからは、そういうの我慢していそう。キンちゃんが見て嫌がるから。 ■パラレルなのでジャンがいません。青の一族だけの話です。グンマはマジックが育てると思います。グンマって高松やキンちゃんの前では弱々しい雰囲気を醸し出しますが、仮にマジックやミツヤの側で成人しても案外適応して素晴らしい暗殺者になっている気がします。グンマは生まれながらの甘えっこなんじゃなくて、高松が甘えて欲しそうだったからそうしただけで、冷酷さが求められれば、その様に冷たい子になると思います。 |
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