谷崎の周辺雑記の本を読んでいると、荷風の事も一緒に書いてあります。荷風は類を見ない人だなと思います。たまに東京に出ると荷風の足跡を訪ねたいと思うのですが、なかなか出来ていません。谷崎自身の事も知る程に複雑な人生だと思います。義妹等身近過ぎる女性に親近感を抱きやすい人だったのでしょうか。谷崎の秘書だった女性が書いた雑記を以前読んだのですが、そちらは女性が書いた晩年の谷崎の姿だけあって、松子夫人との睦まじさ等の話が中心でした。
谷崎や荷風を「わがまま」な人と言ってしまえばそれきりですが、生前同じくらい繊細で、学者肌だったかもしれない人を今二次創作しています。漱石も怒ったり、暴れたり、鏡子夫人と喧嘩したり、追い出したり、子供達に手を上げていたそうです。
(ってルザ高を思う時、ルーザー様と高松の一対一の関係が自分にはきついので、どうしてもパラレルとしてキンちゃんがそこにいたりする。キンちゃんとしても父が怒ればどうにもならないのだけど、二対一くらいにはなれるかなと。テーブルの花瓶の花や、観葉植物が生物の様に動き出して高松とキンちゃんをかばう様な家庭なので、高松が主人に歯を折られたりしない・・・かな。
植物達で出来た5、6分の隙に小さいキンちゃん抱えて逃げる高松を想像するけど、高松に逃げ場所なんてあったっけ。研究所に仮泊してルザ様が「戻って来なさい」と言うまで籠るくらいしか。一度自分だけ逃げたらキンちゃんの世話をルザ様が出来なくて大騒ぎになったから、以降キンちゃんをおぶってでも離さなくなった高松。高松の初めての家出の時は、プライドが高く兄のプロのお手伝い集団に息子を頼めなくて混乱している父を置いて、研究所までキンちゃんが歩いて高松を探しに行ったっぽい。)
ネットをボンヤリ見ていると、「お金」についての記事がよくあります。お金以外の記事も沢山あるんですが、自分が守銭奴なのか。
(南国&PAPUWAでもオカネの話が出てくるが、リアリティの無い「叔父が三億円実家からもって逃げた」くらいの話なら気にならない。オカネに関するコマコマとした妙に現実的な描写は読んでも忘れる事にした。四万円いつまでも返さない医者がいるが、「返したくない」のだと思う。唯一高松が生涯でサビに負わせた傷の様なものなのだろうと思う。というよりよくサビがお金なんか貸したなあ。)
お金の貯まらない人の傾向には、こういった事があるそうです。覚えですが。
■自分の収支を把握していない。 (同人サークルとしても把握すべき事だが、自分の場合きちんと把握すると多分パニックになると思う。コスパは無論大事。でも本を買って下さる方に対してのコスパ、200円払っても後悔させない様な本にしたいという気持ちが全て。イベントが国内なら大抵の所には幾らかかろうとも行きたいと思う。交通費については考えない。) ■財布が長財布ではない。 (長財布はお札を折らないで持てるから、お金を大事にし、金銭感覚がよくなると聞いた。自分の財布は二つに折るタイプ。痛んできたので替えたいけど、使い込んでテラテラ光る皮革が好きでまだ使っている。) ■クレジットカードをよく使う。 (本当に首が回らない時は、群馬〜都内の交通費をカードで払う時がある。昔はカード使うなんて大人と思っていたが、金の貯まらない傾向の一つと聞くと納得できる。カードはカードでもスイカ利用の方が、金銭感覚は正常に保たれそうだ。)
■普段は倹約していても、たまに自分へのご褒美をしてしまう。 (貧血気味なので食事を盛り気味にしてみら体重が気になるというアンバランスな感覚の人間には耳が痛い。たまに都内に出るとお洒落な品々に囲まれてしまうので自分へのご褒美を求めたくなるが、東京に出ていくのが精一杯なので、上野駅構内の讃岐うどん一杯が御馳走だったりする。又はご褒美は「花園饅頭一個」とか。日本一美味くて日本一高いんだ。)
■自分への投資が好き。 (エステやマッサージは店自体が近所にないので行かないのだけれど、化粧水その他は投資というより必須。役に立ちそうな資格に憧れる。普段の仕事で精根尽き果てるので、本を買っただけで挑んでいないものがある。仕事が忙しくて資格の勉強が出来ないと言うのなら仕方ないけど、仕事以外の時間を同人誌の原稿作成とイベント参加に費やしているので、誇ったり言い訳できる部分はない。)
他色々あった気がしますが、多分あてはまると思います。 |
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