行った事がない、でも来月行く四国について考えていました。「四国のどこに行くの?」と聞かれた場合、「道後です」と答えると会話がスムーズに行く事を知りました。道後ももちろんメインですが、心のメインは「あの堂々頭端式ホームの高松駅」でもあります。前者の方が会話が混乱しません。
JR四国の本気は高松駅だけにあらず、高知に始まるアンパンマン列車も同じです。(※サンライズの運営はJR四国だけでなくて東日本、東海、西日本と行っている)。寡聞にして関東の駅構内でこの列車のチラシを見た事がないんですが、想像しただけでワクワクする電車です。キツネ色で楕円形のアンパンマン号が線路を走るわけでなく、俗にいうラッピング車両ですが夢があっていいです。
次のチャンネル5考察の最後に続くんですが、四国だけあって、小学生くらいのキンタロー坊っちゃんが生きていたルーザーお父様と高松に「高松の生まれた所なんでしょう?」と言って、くだんの列車に乗りたがる姿を想像(妄想)してしまいます。この子の将来の夢は「正義の味方」。3人でJR土讃線土佐山田駅下車して、普通の家族の様にバスを待つ姿が見たいです。
高松とすると本気で「私の人生はルーザー様にお会いした時から始まった」と思っていそうなので、キンちゃんの中二以前の青く清らかな瞳でそんな事言われると、ちょっと恥ずかしくなるかもしれません。あとルザ様なら美術館をお買い上げ出来るくらいの資産が恐らくあるので、来館にそんな手間かけない事も出来るけれど。キンちゃんの教育面を思うと、普通に来館した方がいいとの高松の判断。キンちゃんの教育に関して、青の一族関連の事以外は全面的に高松の配慮を支持しそうなルザお父様。
チャンネル5という南国でもPAPUWAでもない世界に、ガイドの様な役でエドガーが登場します。5巻まではほぼガイド役でしたが、刃と再会した時にキレてしまったのか、日本刀を振り回しだします。拳銃等一般的な装備より素手の方が強いのはお約束でしょう。
エドガーがキレだしたのは、「グレイの子の末路を見た」「グリーンの子も木に埋もれて眠っている」という期待していた「5人の子供」の扱いが余りにひどかった事が始まりでしょうか。エドガーはずっとブルーにいた様ですので。(高松は例のごとく子供達の「様子」を知っていたでしょう。)
それとも、ブルーとジャン達ブルーの科学者達の「計画」は正宗、正宗父が命を賭ける様なものじゃないと知ったからでしょうか。チャンネル5はブルーに始まる物語ですが、ほぼ全員のキャラが話の進行とともにブルーを顧みなくなります。エドガーだけは正宗の事があるから、最後までブルーの事を考えていて欲しかった様な。もっとも正宗は妻子をブラックの攻撃から守れた時点で満足していたかもしれませんが。
剛達相手にキレるエドガーは、我慢できなかったんだなと思います。高松も同じ様な衝動を生涯ジャンに対して抱いていると思いますが、高松は自分の立場が悪くなる様な方向での復讐はしないでしょう。エドガーも直接的には正宗を葬った刃が憎かったでしょうが、エドガーがキレだした時既に刃は心身共にボロボロでした。エドガーのキレ様が「無理に作った悪役」の様に見えてしまうのは、そのせいでしょう。本当に「悪い」人は安全な所にいるものだから、最終惑星の研究室とかに。
チャンネル5を考察する時に、高松の性格・性質・性癖をどうとらえるかで、かなり各人解釈が変わるのだろうなと思います。最も公平にチャンネル5と高松を見た場合、「ジャンのサビへの色恋沙汰に巻き込まれた様に見せかけて、華麗に宇宙規模の愉快犯に転身するドクター高松」というのがあるかもしれません。南国&PAPUWAのお気楽で快楽主義っぽい高松を見ていれば、そうなると思います。「高松とジャンは友人同士である」となれば。
ルザ高前提でチャンネル5を見ると、ジャンが高松の憎悪に鈍感過ぎて恐ろしい、修羅場中の修羅場に見えます。だって高松、ジャンがガンマ団の士官学校にさえ来なければ、ルザ様とキンちゃんと幸せな家庭を築いていたはずなんですから。高松はジャンに自分がいかにルザ様を慕っていたのか言いたくないから、ジャンに南国でもPAPUWAでも突っかからなかっただけで、憎しみが発露すれば5巻のエドガーなんてもんじゃないでしょう。せいぜい紅で血まみれにする程度で。
エドガーが自分の立場を捨ててまでキレても得る所が無かったように、高松も自分の憤怒くらいで実績や仕事、グンマやキンタローの側で過ごす時間を失う様なヘマをする事を恐れたのでしょう。もしかするとハーレムにはそういう思いを打ち明けたかもしれませんが。ハーレムなので高松の鬱屈でも一応聞いてくれるでしょうが、高松もキレ気味&諧謔気味に言ったでしょう。キンちゃん&グンマには聞かせられない大人の話。 |
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