夏大阪発行の南国&PAPUWA新刊を明日入稿しようと思います。夏コミにと思って書いていたのでいつでも入稿出来る状態でした。収めると膨れ上がる分はスパークに出そうと思います。高松本です。タイトルは「お医者と紳士の本」です。漫画と小説で58Pです。価格は200円を予定しております。お見かけの際はよろしくお願いいたします。中身はタイトルの通り、ドクター高松とキンタローの話です。劇中通り&パラレルでルーザー様も後半に出ています。
ルーザー様は様付け以外では呼べないです。前回の本では、ルーザー様は高松の思い出の中だけの人で、キンちゃんにだけ時々話してくれるくらいのお人だと思って書いていました。多分その方が劇中に近いルーザー様だと思います。何せアニメにも出ていない方なので書けば妄想と捏造になるだろうと思っていましたが、避けようもなくそうなりました。ならば劇中通り「ルーザー様が溺愛していたのはなんといってもサービス」というふうに書けば精密なルーザー様になると思っても、この本高松本なんです。
小さいキンちゃんと高松とルーザーお父様の話とか、自分のために書いたら楽しかったです(それでもサークル活動か、だからいつまで経っても)。ジャンの件が無ければ実際そんなささやかな幸せがルーザー様には待っていたはずなのにと思います。ルーザー様なので、シンタロー・グンマ・キンタローが「青の一族」から自由になろうとするずっと前に、同じ事を思ったと思っています。マジックにすれば反逆行為なので諫言が通らなければ、ルザ様は徒党の高松と生まれてくるキンちゃんのために、自らお隠れになるかもしれません。
劇中通りに高松がキンタローを通してルーザー様を懐かしんだり、キンタローの個性は個性として愛したり、キンタローも高松が喜ぶのならハイネックくらい毎日着そうだなあとか。そんなページも多いです。
(青の秘石からは自由になれたかもしれないけど、親世代からはあんまり自由になっていないキンちゃん。別に何もかも振り切ってまで「自由」になりたいわけでもなし、愛と不自由は似ていると思う。高松も隠居中はテレビの医療バラエティ番組で高額毒舌コメンテーターでもしていそうだけど、キンちゃんに求められればギャラなしでガンマ団に馳せ参じそう。)
南国&PAPUWAを一度読んだ時は、「グンマは愛嬌のある子、キンちゃんはお父様の様にツンでS傾向」と思っていましたが、今ではほとんど逆に感じています。キンタローは「自称」Sだろうなと。ショートボブ、濃い色のハイネックに白衣なんて高松へのサービス以外の何物でもないし、その姿を見て喜ぶ高松が嫌ならキンタローも別の服にするでしょう。
(高松なので多分キンちゃんがスーツ姿か軍服でも「大人っぽくていい」とか喜ぶんだよなあ。イチゴ柄、アロハに走ると嫌な顔されそう。髪は清潔感があればセミロングでも高松は納得するだろうけど、無精ヒゲとサンダル履きその他は全力でNG出すだろう。サビは意外とラフな男が好きなのか?)
幾原監督の「輪るピングドラム」を見ています。可愛い顔した少女達のえげつない言動に走る部分が、「セーラームーンR」「S」「ウテナ」を思い出させます。なんでこんな美少女がこんな事をと思いますが、男の子や成年男性がえげつない事に走った場合、作品にまとめるのは難しいかなとも思いました。「あたし可愛いからなにをしても許してね」という匂いが気のせいか濃い気がします。男性キャラ陣も好きです。
キャラの外見より行動が「R」「S」「ウテナ」っぽいなと思います。変身シーン以外でのキメ台詞と言うか、キャラを象徴する様なセリフを繰り返し出てくるところが。「S」のウラヌスとネプチューンがまさにそうで、「僕達には使命がある」「海が荒れているわ」とかいつも彼女達は言っていたなと思い出します。「セーラームーン」の幾原監督が携わっていた部分は繰り返し見ました。初期の少女らしい初々しさがいつの間にか減り、少女達が幾原監督の分身の様になっていく様をリアルタイムで見ていました。
えげつなさがまかり通るのは幼年幼女の特権なんだよと、別作品の某マッドサイエンティストを思い出しました。90年代のアニメの40歳オーバーのキャラならヒロイン・ヒーローの親世代として家庭を切り盛りしていておかしくないはずなのに、率先してクマのぬいぐるみかぶって、華奢な青年に鼻血出しているお医者もいたなと。 |
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