偽PAPUWAを一通り読んでみました。オールキャラギャグパロディ本だけあって心戦組近藤派、新・島組、伊達衆、特戦、マジック様周辺に充実していてツボです(ネタは上から指定されている?)。ごく少数ながらも高松の項があって嬉しかったです。変態だのなんだの指差して言えるって爽快感すらあります。高松は良識ある変態と言おうか、キン・グンがニート・暴力・過度の飲酒・高慢な美少年に走らなかったのは高松の影響かなと。
高松の様な変態になりたくないから反面教師としてキン・グンが自分達の人生設計を整えたと言うより、素直に彼等の幸せ(※肉親との良好な関係や仕事を身に着ける事など)を高松が願ったからだと思います。キンちゃんはマジで「俺がガンマ団を支えられる男になったら(四国に?)迎えに行くから」と隠居高松と約束していそう。キンちゃんの場合既にポストが異様に上なので、自分で向上のために試行錯誤する必要があるけど、そういう努力の出来る男(例ルザ様)じゃないと高松は納得しなそう。
高松市上陸記です。ほぼ末期です。鉄オタで二次元オタです。
■東京駅の東海道線ホームにサンライズ瀬戸&サンライズ出雲が入線してきた時の、まるで教会の扉が開いて花嫁でも入って来た様な賑わいは何。自分以外にもサンライズに見とれている人がいた。電車といえども事故は免れないし、鉄道をかじると如何に定刻通りに入線できるかというのは一大事業なのだから、ここは見守らねばと意識するからだろうか。
■サンライズはイケメンだった。国鉄時代の重厚なイメージを持っていたがそうでもなく、女性の一人旅でも安心してねと優しく応援してくれそうなイケメン。大学生くらいの初々しいイケメンではなく、40代前半くらいの想像上のナイスミドルかも。車内のハイテクぶりと、9時間もこんな電車と一緒にいられる喜びで眠れない。「これが寝台車」という昂揚と、朝日を浴びる瀬戸内海の輝きでテンションが下がらない(※意外と広い四国での走行距離を思うと若干テンションが下がらないでもない)
■JR高松駅周辺だけ「いつでも四国は新幹線を呼べます」という雰囲気だった。サンライズに乗って岡山から南下した時点で「複線化も改軌も高架化も難しいのでは」と思ったが、JR高松駅だけはやる気らしい。マリンライナーの時刻表が新大阪や東京、博多方面まで意識したものなのは実用性重視なのか自負故なのか。 ■JR四国の車両は意外とカラフルだった。ステンレス車両が多めに見えたので、JR西日本界隈の様な鋼鉄車両でないとラッピングに向いていないんじゃないかと思ったが、そんな事はなくアンパンマン列車が何本も走っていた。(単線なので駅に停車中の車両が多いのか車両の多様さを感じた、特急が多いのだろうか。)高松琴平電気鉄道、通称ことでんは食べちゃいたいくらい可愛かった。イルカが欲しい。車両が金色なのは金比羅様を意識しているのか。
■実地で取材すれば讃岐弁を南国&PAPUWAのドクター高松に話させる事が出来るだろうかと思ったが無理だと思った。聞いていて京阪地域の言葉に近いかなあと感じるのは、関東者の自分にも分かる様に話してもらっているからだろうと思う。高松もキン・グンに讃岐弁を仕込む事はしないだろうからいいのだけど、悲しいがな自分は関西弁も出来ない。見様見真似になる事もあるけど、言葉のイントネーションは真似できない。声優さんってすごい。 ■金比羅様と栗林公園を歩き倒し、左足にマメを作り痛い。うどんは4日で3食食べた。
道中のルザ様存命妄想として。 「ルーザー家の家事と育児と仕事に追われる20代半ばの高松がうっかり小さいキンちゃんに、疲れたから高松は温泉に行きたいですと言ってしまい、キンちゃんが大きくなったら俺が高松を温泉に連れて行ってあげると約束し、数日後ルザ様の知る所となる。キンタローがそんな事をお前に出来る様になるのを待つのと、僕にお前が温泉に行きたいと言うのと、どちらがお前には希望的なんだとルザ様がキレ気味になる。つまらない愚痴ですからお許し下さいと平謝りする高松と、俺と高松がした約束なんだから高松は悪くないと言い出す幼稚園生キンちゃんを連れて、道後に行くルザ様」
と言うのがあったので、多分秋の新刊に出すと思います。道後はよかったです。高松市上陸記なのに、最後に道後ですみません。 |
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