温泉地に住んでいるので観光ホテルに行く機会が多く、「広い」「御飯が美味しい」と楽しむ事があります。仕事がらみで行く場合は気を使ってしまいますが、家族や単身で行く場合は思う存分楽しみます。館内で妄想したことを以下書きます。南国でマジックが伊豆温泉に触れていたので、これは原作者の願望かもという憶測をしなければ、マジックが身近に感じられる不思議。魚介の美味しい土地なので原作者の願望であり、マジックの好みなのかもしれません。
■「広い」「綺麗」「御飯が美味しい」「従業員さんに案内とかしてもらえて旅先気分」という感覚は庶民である我々の感慨であって青の一族にとっては、自邸の豪華さに及ばないのでは。マジックが所有するだろう私邸って、東京駅のステーションホテル(※一泊10万くらい)か、風と共に去りぬの様な大農場付の豪邸か、南米にありそうなコロニアル様式の白亜の豪邸なんだが、そんな中に金髪碧眼の青年であるグンマとキンちゃんが、高松の庇護から離れて移り住んでも全然違和感ないはず。
■むしろ高松も研究棟付属の居住スペース内、ゴチャゴチャとした中に御曹司達をいつまでも置いておくわけにはいかないので、南国後適当な研修が終わり次第、「豪邸」に身を移すようにキンちゃんを説得していそう(グンマの方が身が軽い)。高松は療養期に山間の温泉地に行ったりしたと思うけど、普通の温泉旅館くらいの建物はマジックの私邸に比べればささやかなものだと思う(※あくまで想像です)。
庶民には「広くて気持ちいい」はずのお風呂も、豪邸に慣れたキンちゃんにすると「こじんまりして落ち着く」のかもしれない。高松も名声に見合う生活を求めれば豪邸も夢じゃないと思うけど、余分な生活費があったら研究費に回しそう。そうこうして青の一族らしい金満家の生活にキンちゃんを解き放ち、「これで育児は完了した」とか高松が思っていると、「お前は伯父上の屋敷に来ないのか」とキンタロー坊ちゃまに言われるんだろうか。
■高松がマジックの屋敷に行った場合、急患でもいて呼ばれたなら看病にあたるし、そうでないならシンタローの目もあるので自ら使用人部屋に泊まりそう。高松はルザ様が生きていたら、ちゃんとした客間かルザ様の部屋に泊まっただろうけど、シンタローの目を気にした場合馬小屋ですら居にくいと思う。
キンちゃんが何を思ってか自分も高松を追って使用人部屋だの、馬小屋だの、庭園の作業小屋だで寝ようとして軽く屋敷の使用人達が混乱していそう。旦那様からの査察?とか言い合いながら。高松だって「立派な医学博士」「ガンマ団の要人」に違いないのだから、遠慮しなくていいのかも?
■マジックの屋敷の豪華さにはさほど興味がない高松だけど、ルザ様が遺した書斎には興味ありそう。ルザ様の仕事上の実績の大部分は研究棟にあるだろうから高松も触れやすいけど、私邸の書斎というと本来高松が触れられないもののはず。ルザ様が生きていれば「私には触れられない」で済んだけど、亡くなってしまったので、本やファイルの資料の価値・用途が分からないマジック達遺族にすれば、むしろ高松に整理してもらった方がありがたい。
高松も公的なルザ様の実績は引き継いだけど、私室となると腰が引けるので維持保存だけしておいたのかも。遺児であるグンマが相続すべきとも言えるけど、グンマが幼かったのと、グンマが本当はマジックの息子である事から、グンマには全然触れさせない高松。
■キンちゃんが「出生」した後は、いそいそとキンちゃんにルザ様のガンマ団への功績や、遺して行った有用な論文他を嬉しそうに語り、価値の共有に努める高松。キンちゃんは喜ぶし、内容の理解も早いけど、シンタローとグンマの目が痛いので、ある程度書斎が片付いてキンちゃんへの受け渡しが済むと、御屋敷から足が遠のくドクター。マジック、ハレ、サビには高松が遠慮し過ぎる様に思えるし、シンタローとグンマには当然に見える高松の態度。
悩んだキンちゃんの回答が「仮病を使って高松を呼ぶ」だったので、深夜大急ぎで屋敷に駆け付ける高松。「御身体がなんでもないならいいんですが、私がどれだけ心配したのか考えて欲しいものですね」「俺だってずっとお前に会えなければこんなもんじゃ済まない、腹が痛むし熱が出る」と、ルザ様の遺した書斎で語らっていそう。 |
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