■この週末で冬コミの申し込み書を書こうと思います。南国少年パプワくん、ドクター高松中心です。受かれば春に出した新刊、夏の新刊、スパークの新刊、冬コミの新刊と4冊出ているかもしれません。スパークってずっと先の様な気がしていましたが、もう眼の前なんだなと思います。夏大阪、スパーク、冬コミのいずれかでお会いできましたらよろしくお願いします。
冬コミの申し込みのサークルカットは短髪のドクター高松にしようと思います。18歳時のボブ姿ではなく、南国7巻の「あれからどれくらい経ったと思っているんですか」の時の姿です。高松なのでロングヘアの方が彼らしいですが個人的に押したいので。普段より一層色っぽく見える髪型なので好きです。南国&PAPUWAの男達はしょっちゅう髪型を変えるので高松も例外ではないんですが、あの短さは心境の変化かなと思えてなりません。キンちゃんとの出会いと、グンマの卒業故でしょうか。・・・同じページの高松とジャンはまさしく大人と子供の差です。ジャンはそう感じないでしょうが。
■谷崎の「金色の死」を読んでいます。「お艶殺し」と同じ文庫に入っていました。三島由紀夫が絶賛していた事で有名な小説ですが、確かに三島由紀夫そのものの様な小説です。谷崎の小説では珍しく、男性が美を求めて体現し死んでしまう話です。谷崎は男性の登場人物に感情を入れ込む事が少なくて、女性キャラは何人出しても男性は賑やかしにしか出さない事があります。「金色の死」の岡村はその意味で谷崎の作品の中で特異なキャラです。
谷崎は後年「金色の死」を避けていたようですが、他作品で谷崎が追及したものと「金色の死」で表そうとしたものは似ていると思います。美しいものに夢中になったまま最期を迎えたいというあたりが。後年の作品だとその欲求をオブラードに包む努力をしていますが、「金色の死」では岡村を通して相当がっついて語られています。自分の主張を鼻先に突き付ける様な露骨さ以外は、「金色の死」も普段の谷崎の小説です
谷崎は、自分の何でもハッキリしてしまう書き方を好まないで、関西弁で書いてみたり、女性キャラの口から語らせたりと工夫したそうです。谷崎と言うと吉野葛の様な幻想的な雰囲気も魅力ですが、あのハッキリ言わない、ハッキリしない雰囲気すら、谷崎の刃の様な書き味のカモフラージュなんだろうなと思います。「鍵」も、自分の妻の夫しか知らない事を「ハッキリ」書こうと思っていたけれど、周囲の反応が凄くてやめたのだとか聞きます。「夫の日記」と言う口語体だからハッキリ書いてもいいだろうと谷崎は思ったのでしょうか。書き手は常に谷崎一人なのに。
■遅まきながらアニメの「となりの怪物くん」を見ています。原作の漫画は未読ですが、きっとこんな可愛い漫画なのだろうなと思います。雫と春から昔のヒロイン・ヒーローを逆にしたような印象を受けます。昔はヒーローの方が「今は野球の事しか考えられないから」とか言って女の子を振るパターンが多かった気がします。「一緒にいられればいいよ」って、女の子のセリフみたいで春が好きです。
時々直球の少女漫画ものを読みたくなるので、とな怪に出会えて嬉しいです。きちんと女の子と男の子の擦れ違いとか、周囲のお友達達の様子とか描きこまれていると安心します。
今二次創作しているのが財力と権力で大抵の事をなしえてしまいそうな男一族なので、心が洗われます。(あくどそうな私的軍事会社のメンバーだからって、もしかしたらピュアな恋をするかもしれないけど、どうなんだろう。ルザ様は生まれこそ悪徳結社の幹部だけど、気持ちのある面では途方もなく純粋だった気がしなくない。一心に自分を慕ってくる後輩に独占欲を感じてしまって悩むルザ様とかありだと思う。その後輩にしてもえげつなくもあり、清廉でもある不思議。)
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