放って置くと好きな事しか書かないと思うので、なるべくまとめて書きます。
■マジックのアイドル活動について。コタのあの様子にも関わらずアイドルなマジックだが、アイドル活動は陽動で、サイン会とかしながら諜報合戦を繰り広げているに一票。イツワリノウタヒメ仮説。
■一月インテの前にでもアラシヤマ(あえて片仮名)に行きたいです。渡月橋が好きです。素直にアラシヤマを楽しみたくなりました。阪急嵐山線に乗りたいです。
■夕飯にトマトとモッツアレラチーズを食べてみました。田舎なのでトマトは沢山あります。ゴーダやチェダーの様なとっても「チーズ」な味のチーズではないんだよなと再確認。モッツアレラチーズと、「ぬめなわ(=じゅんさい、高松の好物らしい。群馬でも生産されている)」の共通点が淡白な味というあたりが彼等らしいなあと。ところてんとかコンニャク(群馬名産)なども、この師弟は好きなんでしょうか。
■ルザ様の特徴は「人見知り」な点にあるのかもしれません。人見知りでも兄の関係者なら心を開きやすい事がミツヤの件で分りました。マジックはミツヤとルザ様が会話している事に驚いていましたが、「兄の知人」だからこそ打ち解けたのでしょう。孤高とか潔癖とか言われやすいだろうルザ様だけど、案外兄に頼っている様です。
■ルザ様が高松を手放さなくなった経緯は「便利だから」「大人しくて使いやすい」「機密漏洩の危険性を思うと僅かな人間で研究を進めた方がいいし、何かあればこの子も殺すだけ」と簡便に想像できますが、高松がルザ様を慕うようになった経緯は若干謎です。(ルザ様の場合、高松への感情は大部分が「慣れ」だと思う。ちなみにあのルザ様が他人に「慣れた」と感じるのは十分な驚異。味覚に似通った部分があったというのは意外に大きい事かも。)
高松なので最初はルザ様であっても「こいつを利用してやれ」と思っていたでしょうし、多少褒められたくらいでは喜ばない子だと思います。もしルザ様の「人見知り」、「臆病」「用心深さ」「慎重」と言い換えてもいいだろう特徴に高松が気が付いて、それで好きになったとしたらと思いました。高松は肉弾戦を基本的に好まない分、「臆病」については身に覚えがあるでしょう。
高松だけからの思いであったとしても、全くプライベートな方面でのシンパシーって一層強く感じるものだと思います。ガンマ団なんて強迫的にまで強さが求め得られそうなのに。ふとした瞬間から、いつも半ば怯えた様に自分からの指示を受けている高松が、急にニコニコと拝承する様になったらルザ様は何と思って下さるのでしょうか。
両想いという気恥ずかしさに似ていますが、内面の一部分を誰かと共有できたほのかな喜びでしょうか。自分は能動的な怒りや憎しみを軸にお話を読んだり考えるのは苦手です。(なので現代ミステリーはあまり読まないです)
■グンマの孤独について。グンマはいつも微笑んでいるし、キンちゃんやシンタローがいるから孤独とは程遠いと思っていました。でもグンマはかなり前から、「高松が本当に好きなのは僕じゃない」と感じていたのかも。
彼岸過迄の須永や、虞美人草の甲野も、裕福でありながら「なさぬ仲」故の寂しさを感じていました。漱石なので親兄弟と過ごしていても寂しがる事はあるんですが、そういう時、登場人物達は座禅を組んだり俳句を詠んだりしています。
自分の世界ってやつです。自分は小中学生の頃、積極的に周囲と溶け込まない嫌な子供だったので(あだ名がアラシヤマだった)、「自分の世界」をきちんと大事にしている人を見ると大人になった今でも、「いいな」と思います。その「世界」がどれほど突飛なものであっても。
グンマの孤独が絶対的な孤独ではなくて、楽しく打ち解け合える人がいないという種類のものだったら、「頑張れ」としか自分には言えません。高松に対してグンマは都合よく甘えるだけで、高松の内面にまで下りて行って一緒に何か感じようとしたことがなさそうなので、あれだけ一緒にいた高松と心の一部を「共有」する事が出来なかったのなら、今後グンマが彼の希望通り誰かと親しくなるという事は実に難しいの事かもしれません。
闇雲でも何かをつかもうとするシンタローや、まずは自分や周囲の事を理解して動こうとするキンちゃんにグンマが学ばないなら、尚の事そうでしょう。高松が「なさぬ仲」故にグンマに遠慮して接していたツケでもあるので、還暦近くなってもグンマの世話を焼く高松がいたましいです。
キンちゃんとたまに温泉でも行っているんじゃないでしょうか、高松は。 |
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