テレビアニメのマクロスFを見ています。ランカの様に「好きな相手に告白する前から相手は自分の事が好きだと確信している」子って、あんまり見ない気がします。世界中が自分の味方だと頭から思って疑わず、みんなが自分を理解し、愛してくれると思っているのでしょう。みんながみんなオズマじゃないんだと突っ込みたいんですが、残念ながらオズマの人徳なのか、ランカは劇中で彼女の希望通りの扱いらしいです。「無垢な少女」を表現したいのは分かるんですが、ついシェリルの凛とした凄みに目が行ってしまいます。キャシーや三人娘等働く女性達、恋する戦士・クランにランカの尺を上げたくなります。最後テレビでも劇場版でもキャシーが幸せそうで何よりでした。
竹淵
以下は独断と偏見のスクランブル!、カミヨミへの雑感です。ですか先に南国アニメの高松雑感を少し書きます。 (高松雑感) ■高松は鼻血を出そうが、グンマに親族男性(※シンタロー)が近寄ったくらいで激怒しようが、それこそ「公式の高松」です。少年誌側としてもテレビアニメサイドとしてもOKらしく、高グン(なのかなあ)は公式で豊富にあります。
■なんで高グンはアニメ製作者からもOKなんだろうと思いましたが、高グン(仮)は「お母さんと子供」に限りなく近いからだろうと思いました。・・・いや近いというか、実質的な境界が見つかりません。あるとすればグンマの心の中かも。
高松は常時キン・グンに過保護全開ですが、グンマが本気で高松を慕っていたとするなら、キンちゃん&キンちゃんのお父さんとしてのルザ様の登場は、きつかったでしょうか。高松は臆病なので、グンマに「貴方にはマジック様とコタロー様がいます」と自分の口からは言えなかったらしく、結果的にグンマを何倍も傷つけたのだろうなと思います。(自分には本当のお父さんと弟がいて、母親の様に愛してくれた人には、やっぱり自分とは別に大切な家族がいたって、どんな泥沼。伊勢物語にありそうな話。)
(カミヨミ、スクランブル!雑感) ■南国以降、徐々にですが作品から潤いが減っている気がします。何をして潤いと言うのか難しいですが、カミヨミでいうと現朗と激、アレクサンドルの様な関係、スクランブル!のハザード三兄弟の様な間柄が南国の頃はいくつも出てきて、ヒロインこそいなかったですが、ほんわかしていたと思います。マジック4兄弟に姉や妹がいれば、あんな悲劇にはならなかったのではと思ったものですが、マジック等はマジック等で完成された関係だったんだなと知りました。悪人ばかりだけど、悪い事している自覚もあったなと。(ジャンとサビにはないと思うけど)
■南国の頃は、嘘をつく方も命がけで嘘をついていたと思いますが、(嘘つきなマジック・ルザ様・ハレ・高松・サビ、グンマもか)、以降徐々に相手をだます事について何とも思わなくなったんだなと感じました。(しつこいですが)現朗くらいあれこれ描写があれば別ですが、男、しかも一見屈強な男等が嘘ついちゃダメだろうと思いました。ハザードの様に「あざむかれた」描写でもあれば別ですが、作品中に「臭いものにフタ」が横行している気がします。茶羅(カミヨミ)の様に、いかにも嘘つきそうな子なら気にならないんですが。(タレ目に弱いのか自分)
■南国には指折りの、「愛情を隠さない人」が幾人もいました。アラシヤマ、マジック、ハレ、ルザ様、高松、キンちゃん、トットリ、イトウ・タンノ、くり子ちゃん・・・と、PAPUWAにもウマ子ちゃんという恋の似合う女性がいますし、見ている方が恥ずかしい豊かな愛情表現を常にかましてくれていました。
カミヨミにも八俣がいますが天馬とのからみは、八俣の持つ権力や蘭大佐を動かすきっかけにはなっても、天馬自身にはあんまりからんでこなかった様に思います。剣の鍛錬については重要人物ですが、尊・天馬・鎮馬への幸せな片思いに見えました。既婚男性に片思いって、チャンレンジャーなキャラでした。でもカミヨミに八俣みたいなキャラがいて少し安心しました。不運・不幸で人生を狂わされた女性が余りに多い作品だったので。
多分、丸木戸や茶羅×2が、自分には「やる気と愛情のない時のドクター高松」に見えるんだと思います。茶羅×2が雹や現朗?に鼻血でも出そうものなら、収拾つかないですが。現朗への描写は全体で言えばわずかですが、彼の生涯を語るに必要な説得力はあったと思います。現朗兄弟やハザード兄弟って、青の一族にいそうな子達だなと思いました。(だから彼等の側にタレ目が必要な気がするんだ、いないけど)
(自分がいかに高松の鼻血に依存して、この原作者の作品を追っていたのか分かった。高松の鼻血にまみれたい、グンマに頬ずりする高松が好きだ、キンちゃんの言葉なら隠居でも復帰でもなんでも言う事聞くアホな高松が大好きだ・・・・) |
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