グンマについてです。 ■仮に青の一族の国籍が英国で、生活習慣も英国本土に似ているのなら。「グンマとお菓子」はサビが南国で呆れる様なものではなく、「お茶」であり立派な「紳士のたしなみ」です。高松がグンマに英国紳士の生活として教えた習慣なら問題ないと思います。サビやハレのグンマへの言動をみる限り、そういう意味で「グンマとお菓子」なわけじゃないと思いますが。キンちゃんはウィスキーのつまみにチョコとか好きそうです。
■あれだけお菓子食べていればもっと太るだろうと思うんですが、グンマは身長にあった体重らしいです。その代わり高松とキンちゃんが若干太めの様な気がします。高松は設定上体重が他のキャラより多い気がします。体動かすキャラの方が筋肉の重みがあるんではと思いますが。体動かすのが嫌い=重いってのは一般人の事であって、ハレは高松より重くていいと思います。
キンちゃんは与えられた愛情の分重くなったろうと思います。高松がついていれば栄養が偏る事はないはずですが、グンマのお菓子が加われば順調に太るでしょう。デスクワークの多い仕事してますし。シンタローが作った御飯その他も残さず食べそうなキンちゃん。プラス、マジックの寿司と、ハレの肉等があれば益々順調に(略)、そして酒でさらに。他お気遣いの紳士らしく、団員からの差し入れもありそう。ルザ様なら気が進まなければ高松がお弁当作ってきても手を付けない方だったと思います。
高松が復帰した後は、キンちゃんにあっさりしたおつまみ作ってくれるでしょう。キンちゃんの手ってお父さんより、ふくふくして温かそうです。
以下は独断と偏見の、スクランブル!、カミヨミへの雑感です。 ■カミヨミは「二振りの剣」の話であるなら、菊理を殺さなくても物語全体を「一方の剣に囚われた菊理を救う」話にすればよかったんじゃと思いました。菊理死亡〜菊理ラスボス化の中途の話は必要だったんでしょうか。天馬が「菊理を救うに至る中途の話」と思えば納得は出来ますが、瑠璃男・帝月・天馬のお話としては各話とも弱い気がします。むしろ王女に翻弄された現朗に一票。
■スクランブル!の雹。コタみたいな子だなと思いましたが、何かが違います。コタの様なチートではなく負けキャラである事、側に茶羅がいる点だと思います。コタは南国でもPAPUWAでも生まれながらのチートですし、コタには執事(例・茶羅)や愛してくれる身近な男性(例・アレク)が原則いません。
(※この点でグンマが頑張ればグンマの株が飛び上がるのにと思う。コタを最初に迎えに行ったのはシン・キンだけど、初めからマジック・シン・グンで迎えに行った方がよかった。キンちゃんは高松とコタのリハビリ準備等で留守番。グンマが及び腰なのは高松似だと思うけど、高松は好きな相手のためなら臆さない。)
目覚めたコタを精神的に救ったのは、第二のパプワ島のパプワ・チャッピー・ナマモノ・リキッドかもしれませんが、彼等は青の一族と積極的な接点がありません。コタはマジック・グンマ・シンタローを忘却した状態で島に行きました。これ以上コタを「家族」と隔離してどうするんだよと思いました。にぎやかだった南国と違い、PAPUWAのパプワ島は本当の孤島です。
原作者は雹やダウトの様な可愛くて高飛車な男の子描かせたら上手いのにと思ったんですが、コタの場合、というか南国&PAPUWAは主役だったはずのコタが放置されまくっている話なので何とも。
■スクランブル!、カミヨミを読んで思うのは、「愛してくれる」キャラって大事だったんだなという点です。この原作者なんでシン&アラみたいな愛情の一方通行が頻発しますが、それでもアラシヤマみたいな一途なキャラがどれほど物語を支えていたのか今すごく感じます。カミヨミは菊理を遠ざけてでも、帝月・瑠璃男・天馬の冒険が描きたかったのかと疑問です。
3名のキャラの過去を掘り下げ、物語のアウトラインを描く意味はあったと思いますが、どこまで読んでも「女性目線の恨みつらみ」しかなかった気がします。スクランブル!は早めに青年スカイと宙太の物語を進めておけばよかったのにと思いました。
■南国&PAPUWA、スクランブル!、カミヨミを読んだ雑感として。金髪碧眼のお坊ちゃまには「黒髪執事」か「愛してくれる年長の親類」が必須だと知りました。ハザード三兄弟は三人だからよく、雹が可愛いままでいたのも側に茶羅あってだと思います(刃と音也みたいな感じで)。現朗の必死さも弟ポジ&王女の駒だったからよかったのかなと。
チートキャラは原作者には動かしやすいかもしれませんが、女王街道を突っ走る「男」は、読んでてもたまについていけない時があります。女王&下僕より、読んでいる方にはお坊ちゃま&溺愛子守くらいが適温かなと思います。キン・グンと高松くらいの。 |
|