madeingermany

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...... 2013年09月10日 の日記 ......
■ スクランブル!、カミヨミ雑感   [ NO. 2013091001-1 ]
今、康成を読んでいますが、似た様なテーマでも谷崎とまるで雰囲気が変わるんだなと思いました。誠実な色香を感じます。

10月上旬に入稿しようとスパークの原稿を描いています。「高松の研修時代、キンちゃんの研修期間」「ルザ様に差し入れする10代高松」「ジャンと融合し損なったシンとバトルして怪我したキンちゃんの所に、ハレの艦まで押し入って治療する高松」を描く予定です。最後のは多分そうしたんじゃないかなと思います。我慢できないでしょう。ハレの艦なんて高松には隣りの教室くらいの感覚なのでは。「ガンマ団の医者」として、暴れん坊の若君に会いに行くのがあの時の高松の精一杯の贅沢だったと思います。


スクランブル!、カミヨミ雑感です。
■南国&PAPUWAは「コタローの救済と赤・青の秘石の謎のお話」
■チャンネル5では「母星ブルーの救済」
■スクランブル!なら「スカイと宙太の友情」
■カミヨミなら「二振りの剣と菊理・天馬のお話」

以上をまっすぐ描いてくれれば、どの作品も別物だったろうなと思います。南国では「コタローの救済と秘石の話」のはずが、いつの間にか「面白いお兄さん達の話」にシフトしました。アニメでは笑いとして昇華しつつ、「謎」も紹介しながら、原作と同じ「最終回」を迎える事が出来ましたが、コミックスでコタローが救済される事はありませんでした。南国のケースが「成功例」として原作者に記憶されているのかなと思います。

PAPUWAもしかりで巻数は半分でいいから、マジックの直系だけでも和やかになっていく姿が見たかったです。シン・グン・キンで一世代築いていしまっていて、シン・キンが新生ガンマ団の顔ですがキンちゃんは傍系だよなと個人的には突っ込んでいます。キンちゃんは、高松と一緒に伯父一家をサポートするくらいの立場でよかったんじゃと思っています。


カミヨミを読むと。
■「こうなるはずだった」南国を見ているようで懐かしいです。菊理と天馬が剣を交えていますが、南国のマジ・シンも殺し合うはずでした。原作者がよく起こす「主要キャラだが贔屓キャラでもあるので少年漫画なのにバトルさせられない」「贔屓キャラには悪い事させられない」傾向が、南国でもPAPUWAでもカミヨミでも勃発しています。

■南国ではサビ、シン。PAPUWAではリキッド、カミヨミでは帝月が恐らく原作者の主なご贔屓キャラだったと思われます。なのに皆、巻数を追うごとに贔屓キャラ達はお姫様扱いされだし、バトルしなくなります。帝月が繰り返し表紙になるのに蘭大佐達より印象が薄いのはそのせいでしょう。女王であるが故に汚れ仕事はしませんし、人の嫌がる事はしません。



■女王キャラの代わりに「汚れて」いくキャラ達の何と美しい事か。南国&PAPUWAのアラシヤマ、ウマ子ちゃんの魅力はそこにあると思います。高松・ルザ様・キンちゃんも同じ傾向で、マジ・シンがすべきだった親子の対峙や、物語上進行させなければならなかった「悪事」を高松等3名が負っています。

シンタローがマジックを殺してコタを救う事は、マジ・シンがご贔屓であるが故に出来ず、代わりに一族の運命を断つ意味で、キンちゃんがルザ様を殺しています。大人世代の誰かが年少等に断罪しなければ「世代交代」出来ないけれど、お気に入りのマジック・サビに謝罪なんて「似つかわしくない」し、ハレにもさせられなくて、本来グンマの保護者として終始一貫していたはずの高松、マジックに忠実だっただけのルザ様が極悪人にされ、生まれたばかりのキンちゃんは一度死んだ父とはいえ親殺しをする事になりました。

南国で人格が変わる程汚れ役させておいて今度は高松をキン・グンから遠ざけるって、どれほど高松を汚したいんでしょう。


ウマ子ちゃんなんて、結局無傷なジャン・サビの代わりに、見せしめの様な結婚式を挙げていますが、素直に祝福されてくれる彼女は素敵です。あの凄惨な披露宴を笑顔で受け入れた彼女はいい子です。高松なんてあのライスシャワーに物申さない辺り、本当にアラシヤマの挙式なんてどうでもよかったんだなと思います。嫌な男です。(ブーケの和菊は誰が用意したんだろう、高松じゃないと思う。)

■カミヨミのグロさは、24年経って平然と蘇ったジャンの存在のグロさには及ばないかもしれません。ルーザー様の息子の顔がジャンそっくりで、その男の子を間接的に愛していた高松はグロさに発狂寸前だったでしょう。南国でパプワが「シンタローという友達が出来て嬉しい」と言っていたと思いますが、ジャンはパプワの友達じゃないんだなとふと思いました。アス程高慢なタイプならそれも仕方ないと思いますが、ヘラヘラしたジャンがそんな男なので、南国・PAPUWA・チャンネル5のジャン関連のグロさはカミヨミを越えています。

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