■グンマの誕生日は5月です。原作者の誕生日に近い日ですが、「グンマ」なら群馬県民の日である10月28日(廃藩置県された日)にしようよと思いました。関東は「県民の日」を設けている県が多いのですが、全国で調べると設けていない県もある様です。原作者の出身県は設けていません。ミヤギ、コージ、アラシヤマ、津軽君、高松、ウィロー、甲子園球児等も「県民の日」のない県です。割と新しく出発した県の方が、「県民の日」を設けている印象です。アラシヤマの県というか府は一体設けるとすれば何日になるんでしょう。
■PAPUWA一巻でアラシヤマの島流しが決定した時、「恨みがましい人選」とナレーションで言っています。アニメではトットリのセリフだったと思います。違和感があります。「恨みがましい」とは「本来恨むのはお門違いの人が恨みをもらす」事です。皆が言い出したジャンケンに勝ったのに無理やり島流しにされるアラシヤマには、マジックやミヤギ等を恨む権利があります。劇中での「世知辛い」という言葉の使い方がおかしいとはよく聞きますが、他もあちこちおかしいです。
ルーザー様や高松もシリアスなセリフで言葉使いがおかしいので、常に脳内で補完しています。キンちゃんは育ちの良さ故か、意味不な事言っていても気になりません。グンマもそんなに重要なセリフをいう機会が少ないので、ルーザー様や高松程は気になりません。「やり直しに戻る事は出来ない」は「なかったことには出来ない」くらいでいいんじゃないかなと思います。KILL LOVEじゃないですがセリフに動詞が多過ぎるんだと思います。あと副詞もおかしい時があります。高松故のまどろっこしい言い方なのだろうと補完して読みますが、医者との言葉の行き違いは死を招くのでなんだかなあと思います。
■高松の性格を思うと、グンマの側に自分がいる事、自分がグンマの世話をする事がグンマの幸福だと思っていたかどうか疑問を感じました。高松がグンマに対して一生懸命だったかどうかは、この場合問題になりません。
チャンネル5の高松が同一人物なら、闇丸を作ったのも同じ高松です。闇丸を自分の「子供」としてしまうと闇丸は科学者の息子というだけで、星一個分の権力は持ちえません。天馬博士は愛するためにアトムを作りましたが、高松は上層部の事情でグン・キン・闇丸に関わっているだけなので、必ずしも高松が3人の子供の父親(いや母か)である必然性はありません。
権力や身分が何だと言うんだ、愛情があればいいじゃないという考えもあるんですが、高松の場合、お互いのためになら死んでもいいくらい愛し合った人を(・・・そういう話だったっけ、ルザ高って、そうだよなうん)、権力と身分故に奪われています。10代でそんな経験をした高松が、今更「気持ちがあれば」なんて思うものでしょうか。
あわよくばルーザー様の息子をマジックの息子に仕立て上げて、絶対的な権力で全てから守らせるようにした高松です。グンマへの気持ちはよく言えば「別次元」であり、高松の思考のメインは24年間キンちゃんにあったと思っています。ただし色々で歪みが出たので、真相を話す結果になりました。それにしても、高松の「気持ち」って本人が無価値だと思っている節があって、不透明です。
そういう無力感は「幼いグンマの笑顔」で解凍される事はなかったでしょうし、出生したキンちゃんが高松を慕ってもなかなか難しいです。すねてガンマ団を出て行ったくらいで済んでよかったです。(あえて高圧的にねじ伏せるくらいの勢いで迫らないと高松は反応しなそう。ルーザー様がそういう人だったからでもあるし、優しい性格のキンちゃんのつくづく親父さんを恨めしく思う瞬間。) 竹淵 |
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