madeingermany

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...... 2013年10月09日 の日記 ......
■ グンマが士官学校に行かなかった訳   [ NO. 2013100901-1 ]
谷崎の「台所太平記」を読んでいます。昔の谷崎なら家庭を舞台にした小説なんて書かなかっただろうなと、「お艶殺し」あたりの谷崎と比べると感無量です。最近谷崎の作品を「刺青」から「瘋癲老人日記」までダッシュで読んでみたので、年代による違いを感じます。神経質なのはどの年代でも変わりませんが、悲壮感でいっぱいだった小説が、「卍」あたりからユーモラスになっていったと思います。「金色の死」あたりの切迫感は退行したようで安心しました。登場人物達の食欲は変わらない様ですが。谷崎の筆は止まる事もありましたが、ここまで続いていたというのがすごいです。




以下は高松雑感です。「カタギになろう」と若い頃は度々思ったものですが、諸々の「雑感」を止めたらバッタリいきそうです。

■高松はキンちゃんにルーザー様の事を話すのに、「ノーベル賞を取ってもおかしくない」と言ってしまって、失笑を買ったかもしれません。ダイナマイトの製造で財を成したノーベルが世のためにと作った賞なのに、平和を乱す方の存在であるガンマ団総帥の身内がどんな発明をしたところで、受賞するはずないと。高松も後から「そんな気がしたくらいです」と付け加えたでしょう。
■高松について、ルーザー様は最期には自分の事を忘れて幸せになって欲しいと願ったかもしれませんし、ハレや南国のグンマも、ルーザーへの思いに高松はいつか区切りをつけてみてはと思ったかもしれません。
■キンちゃんも高松に対しそう思わないでなかったでしょうけれど、ルーザー様を思う事が高松の心身の一部になっているのなら、外科手術しても取れませんし、このままが一番かなと高松と付き合うと思ったかもしれません。「もう父はいない」なんて高松が一番分かっているんですから。

■ふと思うとシンタローは団員達を刺客として倒した事もあるけど、一度や二度は彼等に優しい顔を向けています。高松には一度もありません。高松もシンタローから親愛を求めていないんだけど、南国後シンタローが本気で「従兄弟が2人もヤブ(※コタが目覚めないから)の変態(※異議なし)にからまれている」と思って、高松に引導を渡したのなら、高松はもっとシンタローに分り易くゴマをすって置くべきでした。

でもシンタローは年上の高松に、「旧ガンマ団の悪の要素」「一族じゃないのに一族の側にいるストレス」「汚い大人」「本当の親でもないのに愛してくるマジックへのイライラ」をぶつけているので、どう足掻いても隠居になりますが。「親なんて関係ない。若い自分達が主役」と思ってキンちゃんを振り返ったら、「赤の他人のおっさんに寄生」されていたなんてシンタローは我慢出来ないと思います。



グンマが士官学校に行かなかった訳について。まとまったら冬コミの新刊に混ぜます。スパーク新刊はもう52項あるので。

■学童期のグンマを顧みるのはほぼ高松一人だったと言うと。グンマがどう勉学に励むかも、高松の考え一つかも。プライドの高い荒くれ者ばかりいる士官学校にグンマが付いていけるのかという真っ当な理由の他に、何かありそうです。
■メインは高グンではなくルザ高です。ルーザー様が亡くなった時、多少は報道もされただろうから、彼の「妻」「母」は彼の死を知ったと思います。匿名で卵子提供をしたとしても、彼女達は薄々誰が「夫」で、誰が「息子」なのか知っていたんじゃないかなと思います。

■「夫」「息子」の死となれば、女性を近寄せないガンマ団に無理にでも彼女達は入り込むかもしれません。亡くなったルーザー様の思い出のためというより、「グンマ」目指して。男装したとしても「彼女達」がガンマ団本部に潜り込む事は困難なので、比較的ゆるそうな士官学校に行って「グンマ」と接点を持とうとするかもしれません。
■男装して教員として学内に入り込めば、割と自然に青の一族の子供達に会えるはずですが、高松は彼女達を見つけてしまうと思います。グンマを探そうをしている若い女性がいれば怪しいと思うでしょうし、ルーザー様とかすかでも似ている年配の女性となれば、高松は何か気が付きます。ルーザー様の葬儀で自分と同じくらい悲しんでいる男装の女性達がいたら、彼女達はルーザー様と深い関係にあったのではと思うでしょう。

■勘が外れないのが高松なので、グンマを彼女達から遠ざけるために、学校に通わせないかもしれません。彼女達が必修科目である数学の授業でも受け持てば、確実にグンマと口をきく事になります。嬰児すり替えの影響を最小限に抑えるにはその方法を取るでしょうし、嫉妬も大きいと思います。
■キンちゃんが生まれた後に、そんな諸事情を一切キンちゃんに話してしまい、キンちゃんを困らせる高松。グンマには秘匿主義で来たのに、キンちゃんには「私を煮るなり焼くなり貴方のお好きな様に」な態度。キンちゃんとしても、どこかにいるお祖母さんやお母さんに対し、接点を持ちたがらないだろうなと思います。今、腹立たしいけど大事にしたい「お母さん」がいるから。

キンちゃんは高松と良好な関係にあればこそ、のびのび仕事が出来るのかなと思います。味方にすれば百人力な男です。(高松の近くにいながら関係をこじらせるとどうなるかは、チャンネル5のジャンが好例。)
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