madeingermany

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...... 2013年10月10日 の日記 ......
■ 高松はルーザー様の事を忘れられるか   [ NO. 2013101001-1 ]
■Gガンの世界放浪が終わった辺りまでを見ました。今川監督のせいか分りませんが、女性キャラが少ない分レインが万能になっています。彼女は確かガンダムの操縦がある程度出来て、医者で、御嬢様で、サポートと呼ばれる事が大体出来ると思います。ドモンと両思いだと思うんですが、女性の方がしっかりしていて、男性の腰が定まらない例なのかなと思いました。「自分がいなくても彼女は大丈夫だ」と思ってしまいそうな雰囲気です。

レインが時々からかう様にいう「絶交よ」は、意外とドモンにグサッと来ていたんじゃないだろうかと思いました。セイットとのデートよりカッシュ家の騒動を選んだ時点で、レインの気持ちは定まっていたと思います。最終話までじっくり見たいです。

■南国&PAPUWAに対して。「シンタローがコタローを救う」場面が一回でもあればよかったと思います。シンタローは主人公でありながら、そして強大な権力、財力、コネ、戦闘力を質量ともに備えながら、誰も救っていなかったような気がします。ヒーローからヒロインになった男。コタは自力で特戦入り。

「力」というとマジックの本領で、彼は怖い男でも「ルーザー様、ハレ、サビ、シン、キン、グン、コタ」に「帰る場所」を提供してくれる男だなと思います。マジックの価値観なら、自邸に高松がいてもいい様な気がしないでもないです。いれば高松は家事でも空調整備でもなんでもします。高松は金髪碧眼一家には気を使わず、シンタロー一人に気兼ねしています。ジャンと同じ顔したシンタローに、キンちゃんに対する様な愛と忠誠が誓えないんだと思います。




高松はルーザー様の事を忘れられるか考えてみました。まずムリでしょう。今の貪欲で多才な高松の原型はルーザー様との出会いに始まるので、高松が高松である限り、ルーザー様の事は昨日出会った様に覚えていると思います。

■弟を高松に忘れられては、天才科学者にして世界で指折りの医者の高松をガンマ団にとどめる理由がなくなってしまうので、マジックはルーザー様と高松の思い出を捏造してでも煽ると思います。高松もマジックの子供をすり替えているので、捏造はお互い様です。
■忘れるも何も、高松はルーザー様がいなくなった痛手から立ち直っていません。「遺体もないし、もしかしたらどこかにいるのかも」というほのかな期待を胸に、24年間過ごしていたかもしれません。ふさがらない傷は痛いですが、痛み位でしか「ルーザー様」とつながっていられませんから、忘れるなんて出来ません。
 

ハレやサビはルーザー様の「弟」ですからルーザー様が亡くなっても関係性が維持出来ますが、他人の高松の場合、ルーザー様本人が側にいないなら、関係も何もありません。マジックに「流石ルーザーの選んだ子だよ」とちやほやされながら、仕事するのが数少ない高松の幸福です。(グンマの育成については、高松の中でルーザーとグンマをつなげる気が無いので、グンマ単品の愛だと思う。)

■ハレあたりが豪快に、「思い出を脱ぎ捨てろ」と言い出したら、高松は必死に抵抗すると思います。ハレやグンマにはみじめに見えるかもしれない、期待が生み出した偽物かもしれない「思い出」でも、高松はまとわないと凍死しそうな気がするからです。折角案じれくれたハレに、ハレ以外が言われたら絞殺しそうなくらいの罵詈雑言がぶつけられることでしょう。


■幸せな高松しか描か(書か)ないらしい自分も、高松の思い出に縋り付く様子は案じていまして。「大丈夫、思い出を脱ぎ捨てても死にはしない。」と言わんばかりに、本でキンちゃんを高松の懐に飛び込ませています。ムリに凍死覚悟・抵抗上等で脱がせるんじゃなくて、まずは高松の気持ちを温めて欲しいなと。「こんなに父さんの事覚えていてくれて嬉しいぞ」とキンちゃんが言ってくれれば、高松は「24年間この思いを抱えていて無駄じゃなかった」と思えるでしょう。

全てはそれからだと思います。高松もキンちゃんにデタラメを言うわけにいかないので、自ずと「思い出の整理」に取りかかれます。

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