madeingermany

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...... 2013年10月13日 の日記 ......
■ カミヨミ   [ NO. 2013101301-1 ]
■ジャンプSQで連載中の「放課後の王子様」の3巻が出るそうなので、1、2巻を読んでみました。笑いました。これだけ年齢の近い男子だらけで、動きがよくでネタも豊富、キャラも立っているというのはお得の一言です。3巻が楽しみです。以下は放課後の王子様についての感想ではありません。

「女性の家族は絶対にいない、女性の団員も募集からしていない」という何かのネタか(訳ありの男社会に舞い降りた女の子の漫画なら結構見た気がする)と思わせるようなフリが無くとも、男だけで盛り上がるのは結構普通だよなと思います。

あと。金持ちキャラって劇中にいても少ないから光るのであって(例・跡部)、「金持ち家族」の内輪だけで漫画を描こうとするとハードルが高いんじゃないだろうかと思いました。セーラームーンみたいにキャラがまんべんなくセレブなら仕方ないですが、金持ちが安そうなイチゴ柄の服やアロハを着だす展開って未だに謎です。(キンちゃんは閉鎖的な場所で独善的な医者に養育されたから、批判精神とか薄そう。父のワガママな性格と、医者のうがった性格は受け継いでいないらしい。)


■今晩、スパーク新刊のデータ部分を印刷所に送ろうと思います。高松と幼キンちゃんと、20代キンちゃんと、永遠の20代ルーザー様が大部分の小説ですが、「ここ直そう」と思い出してパソコンを開くと、既に訂正済だったというのが数度あるので、これ以上いじるとどうかしそうです。

例えば「ルーザーはそう思わなかった」「ルーザーはそう思えなかった」のどちらを取るかで、ルーザー様が自分の意志でそう思わなかったのか、本当に気が付けなくてそう思えなかったのか変わるので、自分の(妄想による)文章なのに迷います。

ルーザー様を人の気持ちが分からない男として書く事もありますし、本当にそういう性格で、だから人一倍好きな相手には尽くしがちな高松を側に置く事で彼の内面のバランスが取れているのかなと書く事もあります。自分は人の心配をしないタイプだけど、高松がハレの怪我した時とか「バカじゃないですか」と言いながら包帯巻いているのを見て、やっと人並みに安心できるとか。

高松も好きな相手に尽くすのが止められず、ルーザー様に「そんなに心配しなくていい」と言われて初めて正気に戻りそうです。こんな破れ鍋に綴蓋な2人が何故別れざるを得なかったのか不思議です。ナイスミドル高松の性格の崩壊ぶりの理由はこの辺にありそうです。キンちゃんが帰ってきてくれてよかったです。


■カミヨミに何が足りなかったんだろうなと思いました。尺とアシスタントさんと、伝奇ものとしてのネタは十分あったと思います。恐らく、キャラの幸不幸のバランスの配慮が足らなかったと思います。帝月にCLAMPの東京バビロンの昴君的な物を求めてはならないと、カミヨミ一巻で思いました。死者に鞭打つのが帝月なんだなと。

南国の頃から思っていましたが、いつも不幸なキャラは雪ダルマ式に増々不幸になっていき、作者お気に入りのキャラは枠外で傍観しているイメージがあります。昔南国のコミックスを読んで、ジャンと融合出来なかった時のシンタローに「何故泣いているの」と思いましたが、今でも「何で泣くの」と思います。南国のシンタローは作者に愛され過ぎて、「無力さ」の描写が足らないんだと思います。

シンタローは自分で「俺は大人だけど無力」と言っているだけで、言いたいのは「俺は大人」の部分だとすると、泣く程の事じゃないと思います。パプワに慰められても、「ガキが言うセリフか」と返すのが原作のシンタローなんだなと思います。テレビアニメのシンタローは、緑川さんの演技故の「お兄さんっぽさ」だったんでしょうか。

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