■来月、新国立劇場に「ピグマリオン」を見に行って来ようと思います。新宿駅近くに新国立劇場があるとは聞いていましたが、行くのは初めてです。いつか行って、あわよくばミラクル☆トレイン二次創作の中で使ってみたいと思っていましたが、今回は観劇そのものが目的になりそうです。教授とイライザが対立して、イライザが若い恋人と落ち着くんじゃないかなと思っています。マイフェアレディとピグマリオンの違いは曖昧です。(教授と結ばれるのがマイフェアレディで、若い恋人なのがピグマリオンだったけ・・?)
・・・拙宅が今二次創作中の(口元に黒子のある)「イライザ」は大成はしたと思いますが結局幸福になったんでしょうか。
■小説でルーザー様を書いていたら、思いのほか自分に正直な男だなと感じまして彼を書いていて楽しいです。竹淵のアホな願望を版権キャラに押し込めるのは恥ずかしい事だという認識はありますが、イライラしているルーザー様と、横で一緒にあたふたしているか、又は主人が落ち着くのを見守っている高松を想像したら、冬コミが待ち遠しくなりました。
ルーザー様に癖があるとしたら、イライラを抑えようと爪を噛む事かもしれません。そんな癖、高松の出番じゃないですか。医療と看護は別物らしいですが、この際気にしないです。長い白衣でもナースでも可です。
(※医療はキュア、看護はケアとハッキリ分かれるそうです。「人間的なケア」をするのは看護師さん、医者は「診断(※これは本当に医者だけの仕事)」する人です。高松の場合、本業のキュアもすれば看護師の分野であるケアもしているので、「看護しているくせに」冷たいと思われるのかも。高松が医者として振る舞う時は、お気遣いの子が側にいれば丸く収まると思いますがどうでしょう。)
■コタについて。青年になったコタローを見る限り、周囲の大人に優しくしてもらおうという淡い期待を捨てて、自分の出来る仕事に落ち着いた印象を受けます。うんうんそうだよなあと思って考えていましたら、部屋から出てコタが最初に頼ろうとした大人はキンちゃんでした。従兄のお兄ちゃん、力になってあげられなくてごめんなさい。幽閉時にコタを定期健診していただろう医者も、公的な方面に通報してあげられなくて弁明の余地がありません。
目覚めたばかりのキンちゃんに、コタローを弟として世話する事が出来ると思えません。マジックを父、コタローを弟として目が覚めたキンちゃんが認識したのは、脳の大部分を乗っ取っていたシンタローの意識の断片のせいだと思います。キンちゃんが自分に残ったシンタローの意識を追跡しても、「コタローを親父に奪われた」怒りが大半だったでしょう。兄としての振る舞いなんて、シンタローも目覚めたキンちゃんも、想像して迷うだけかなと思います。
■PAPUWAを読んでいたら、カミヨミとの類似点をかなり感じました。同じ作者なので共通点が沢山あって当然ですが、見つかったのは回避できないだろうと感じさせる共通点の方が多かったです。
あれこれ書いても仕方ないので、インパクトが大きかったのを書いてみます。高松がシンタローを探すレーダーを作り上げてからの展開が、カミヨミ終盤の畳み方に似ていると思います。何が似ているとは上手く言えないんですが、大風呂敷を畳む気がゼロっぽい感じが似ています。
カミヨミは菊理の存在でまだ着地点が見えてきますが、PAPUWAはスクランブル!並にまとめる気ゼロっぽいです。スクランブル!も何故最後地球在住のキャラがロケットを作って宇宙に行く気になったのか、分りませんでした。追っかけたい程の友情をいつスカイと宙太は育んだんですか。(この突っ込みは原作のシンタローとパプワ、コタとパプワ・リキッドにも出来ると思う。)
マジック達一族が、現世代だけでも普通の家族になれたらいいのにとは読み手が思うだけなのでしょう。「こんな男だらけの家族がいました。殺し合いを趣味のようにしていますが、本当はニートの末弟に優しい素敵な金持ち一家なんです」という作者の主張は分りましたが、カミヨミの様に作者が思いつく限りの、救う気が無い不幸のオンパレードに見えないでもないです。
(グンマの「本当の家族になろう」発言が未だに腑に落ちない。全くの他人の異性にグンマがそういうのなら分かるけど、そんな事言われて微笑める従弟のキンちゃんが逆に不安だ。目上がよく分らない事を言い出した時は、何でもいいから微笑んで相槌を打てとの医者の教えか。「家族」と言い出す時のグンマの脳裏に高松の居場所がないのは想像済だけど、グンマは一体どうしたいんだ。何でも僕の言う事聞いてくれるのは高松とキンちゃんくらいと気がついた上での家族ファンタジーか。) |
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