浮かれた思いを書く前に、気になる事を書きます。南国のグンマは「甘えん坊で執事付きの偏ったお坊ちゃんだけど、その分客観的に一族を見る事が出来て、執事(執事じゃないけど)の知られざる悲しみも受け止める事が出来た子」と解釈しています。
何故PAPUWAのグンマは「本当の家族」と繰り返し言うのでしょう。「一族みんなで楽しく暮らしたい」という願いなのは分りますが、他人の不幸を糧に生きてきた一族が今更「皆で楽しく」ってあるんでしょうか。マジック、ハレあたりは自分達のひどさを自覚していると思いますし、シンタロー・キンタローも実務に就きながら思う所があると思います。グンマが女性なら自然な気持ちだったかもしれませんが、高松の過保護ぶりを差し引いても、グンマの考えはよく分りません。
あと、「本当の家族、本当の家族とグンマは言うが、遠くにいても病気をしていても家族は家族じゃないか」とも思います。「眠っているコタローは本当の家族じゃないのか」とグンマに聞きたいです。高松の過保護の余波にせよ、「僕を大事にしない人は家族じゃない」と言うニュアンスをグンマから感じます。
もしキンちゃんが大きな怪我や病気をしたら、グンマはキンちゃんを自分の「家族」から外しそうな気がしました。高松を黙殺する様になった時みたいに。グンマが「本当の家族」と言う時キンちゃんは優しく微笑みますが、普段笑わないキンちゃんが笑うって意味深です。
冬コミ受かりました。一日目の西1ホールでガンガンFC、パプワスペースで高松本を出しますのでよろしくお願いします。入稿まで一か月ですが気合入れて行きます。
以下は受かるかどうか分からないまま書き連ねたいくつかです。あと一ヶ月でまとめます。小説と漫画は2:1くらいの割合です。項数は50項半ばの予定です。仮タイトルは「三人科学者」です(ルーザー様、高松、キンちゃん。タイトルは変わると思います。)ホームズに「三人ガリデブ」と言うのがありましたが、随分前に読んだ気がします。そうえいばワトソンも傷ついた医者でした。
■小説 ・健在だった頃のルーザー様と高松。 ・ルーザー様が生きていたらというパラレル2編。ルーザー家における高松のポジションは執事か家令でいいと思うけど、小さいキンちゃんと高松が「子供科学教室」に行っていたりしたら、普通の仲良し親子じゃないかという妄想他。 ・色々な意味で高松の言う事を聞かなくなったキンちゃんの話。そういう時こそ高松のナイスミドルぶりが発揮されるけど、喧嘩すると出て行ってしまう癖がある高松。
(南国後の隠居はグンマから「高松は悪い奴だし、僕達の家族でもない」と暗に言われた事が辛かったんじゃないかと思う。「そんな事分かってますから」と高松は心の中で言い返したにせよ、打ちひしがれるには十分過ぎる事件。キンちゃんが高松をなだめすかす事3年。)
■漫画 ・グンマの面倒は自分が見ると言い出し、マジックに案じられて、「グンマは君が見てもいいけれど、グンマの面倒を見る君の面倒は私が見よう」と提案される学生高松。 ・白シンタローと高松の出会い。ひたすら2人で滂沱。 ・シンタローに高松の忠義を自慢しようとして撃沈するキンちゃん。(周泰ごっこ。※呉の孫権は宴席で周泰に服を脱がせて彼の傷跡を皆に示し、忠義を讃えたそうです。)
・ネクタイピンと高松。ルーザー様は本当は指輪を贈ろうとして、事態が把握出来ない高松がパニックに陥ったから、ネクタイピンにしたんじゃないだろうかと妄想。ピンにもし青い宝石がついていたなら、ルーザー様のお古と言うより、ルーザー様が選んだ高松の誕生石入りのプレゼントだったのではと思わなくない。
コタローが高いもの好きでよかったです。コタローなら、宝石好きの女性が好みそうな話題を知っていそうかなと思いました。高松は宝石に対し鉱物として以外に興味を持っている感じがしませんし、仮に高松からキンちゃんが受け継いだとしてもただの飾りに見えたでしょう。コタローだから看破できるのかなと思いました。 |
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