高松に都合のいい事を書きます。自分は一冊目の本で「ルーザー様は冷たい人で高松が一方的に慕っていただけ」と書きました。二冊目では「ルーザー様は冷淡だったかもしれないけど、はっきりと目に見える優しさを(以下略、ベジータみたいだ)」としました。三冊目では「働く妻みたいなのと可愛い男の子を持つ普通の若いお父さん」然としています。4冊目になる冬コミではどうなるんでしょう。強引な男の人は嫌いじゃないです。南国6巻でルーザー様について語る高松を見ると、「仕様のない方だった」と言う雰囲気ですが、どちらかと言うと仕様のないのは高松(10〜20代くらい)かなと。
以下は10〜20代くらいのルーザー様に対する高松のイメージです(30代以降は体力が減るから多少落ち着くと思うけど、高松なので分からない)
■軽い気持ちでお尻とか触るとパニックを起こしそう ■男同士なのに着替えとか隠れてしていそう ■好かれているのか嫌われているのか分からないくらいリアクションが大きい ■褒めても素直に受け取らなそう ■褒めても「ルーザー様のご指導のお蔭です」とか言いそう ■大人しい子なのかと思いきや、ハレにはハリセンで突っ込んでいそう ■競争相手と認識した相手(ジャンとか)には容赦なさそう ■研究内容が過激すぎて、指導していて身の危険を感じそう ■少しでも目を離すと研究室が腐海と化してそう ■少しでも目を離すと「嫌われた」とか落ち込んでどっか行っちゃいそう ■少しでも目を離すと一人でテンション上がって鼻血出して倒れていそう ■救護がてら姫様抱っこしてやると余計鼻血出てそう ■求愛しても「私など」と卑下して話が進まなそう ■求愛しても「私をおからかいになった」と話が進まなそう ■生まれたキンちゃんを「お前は僕よりキンタローが可愛いのか」と父を寂しがらせるくらい溺愛しそう
こんな高松をルーザー様が見捨てなかったのなら、余程愛されていたんだろうなと思わないではいられません。ナイスミドルになって多少落ち着いた高松ならまだしも、若い頃の手に余りそうな高松を「世話」出来たのはひとかたならない話だと思います。
善悪の判断が出来ないってなんなんだろうなと思いました。ルーザー様は、父と兄が人民に恨まれまくる暗殺者集団のトップである事が通常運行だった時点で色々アウトだと思うんですが。可愛い奥さん(みたいなの)を迎え、一児の父になろうかと言う時、「善悪の判断」なんてしてしまうと気も狂うばかりの混乱だったんじゃないかなと思います。不安な中、普段通り敵対する男(赤の一族とか)暗殺してたら実弟が自傷に走ったなんて、パニックの頂点だったでしょう。
ルーザー様に対し「善悪の判断が出来ない」と評価するのがマジックである事から、「私は悪くない。ルーザーが独断で悪い事をやって、私も迷惑している」と、マジックは言いたいんだろうなと思います。ガンマ団の総帥なんて、「攻め込んだ敵地で地元の幼子が死を覚悟して銃を向ける」くらい怨嗟に満ちた存在なのだろうなと思います。代がライオンパパ、マジック、シンタローと代わっても、苦しめられた人達には同じ事でしょうし。
「ルーザーは善悪の判断が出来ない」と評価しているのが原作者だとすると非常に嫌です。といおうか、「科学」に悪も善もないと思いますが。世界大戦頃の科学者達の数々の発明・発見を思うとそう思います。医療に必要なレントゲン技術や、大規模な土木工事を可能にした爆薬、便利なパソコンなどの開発と「大量破壊兵器」は紙一重の存在です(※今川監督のアニメ見ているとよく分る感触。DG細胞とか、シズマドライブとか、本来平和目的で開発されたはずのものが暴走する展開)
ついでに言うと原作者の「戦争」イメージが、WW2の日本軍みたいで嫌です。折角ウソでもハレに「英国出身」と言わしめるのなら、劇中の軍事行動も英国式にすればいいのにと思います。英国なら王子様でも軍隊に所属していますし、WW2を舞台にしたイギリス映画は驚くくらい優雅です。イギリスは直接的な戦場にならなかった事と、WW1、WW2の戦勝国である事、軍人でも交代で休暇をもらえる事、ジェーン・オースティンの小説の如く軍人は「女性にもてる」事など、色々華やかです。
原作者は小さいハレに「軍人になりたい」と言わしめていますが、ガンマ団は私兵っぽいので「軍人(※国家に属するお仕事)」では決してあり得ません。ハレはもし国籍がイギリスにあるのなら、素直にイギリス軍に入隊するべきでした。 |
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