madeingermany

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...... 2013年11月13日 の日記 ......
■ 枯れ専   [ NO. 2013111301-1 ]
■原作者のブログに上がっていた高松を見てきました。未だに作者の中では高松のイメージが「鼻血」のみなのか分りませんが、南国3巻&テレビアニメの高松と違う気がします。(と言うか今の作者の絵で確実に「誰」か分かるのは黒子・タレ目・白衣・センター分け黒髪長髪という、鳥山目でもない高松なのではないかと思う。今の絵で仮にグンマやキンちゃんを描いたら多分気が付けない。でも当時からシンタロー顔のキャラは見分け付かなかった。)

■先に明るい話を書きます。高松はマジックに復讐するとか言っていましたが、マジックは嬰児すり替えに高松が思った程にはショックを受けていません。シンタローが全てのマジックなので、シンタロー以外の子供の運命は元々眼中になかったのでしょう。新顔のキンちゃんは早くに仕事を覚えてマジックの戦力になって行きましたが、マジックのグンマの扱いは旧来通り「高松がいるし」だった気がします。

高松は認めないでしょうが、マジックは高松に甘いんです。汚い事ばかりさせて来たルーザーへの申し訳なさ、ルーザーを失わせてしまってすまないという高松への思いが、あの南国高松の野放図なまでの自由さに出ていると思います。高松は自分で働いてガンマ団内での権限を勝ち取ったつもりでいると思いますが、マジックが高松と、高松が世話していたグンマに甘いから気ままだったのだと思います。生まれたキンちゃんに対しても、マジックは「分からない事は高松に聞くんだよ」的なゆるさだったと思います。

高松がキンちゃんの出生に伴いグンマを手放したのも、マジックがグンマを受け止めてくれると思ったからだと思います。高松とマジックの精神的な距離は相当近いと思います。手放されたグンマは全てが寝耳に水で、高松を恨むでしょう。キンちゃんは愛してくれる「お母さん」を得て安定し、高松は24年来の願いだった「ルーザー様のお子様の幸せ」に夢中、マジックは相変わらずシンタロー命というグンマのカオスはある意味出口がないです。


■チャンネル5に感じる違和感の正体の一つが分りました。柴田亜美作品なのにお通しの様なギャグが無いとか、正宗が死んでいく場面に妻と娘からの心理描写が無いとか(親子三人の描写があってもよかった)、狂うエドガーの描写を見て「この作者風呂敷まとめるつもりがない」と伝わって来たりと、色々既にありますが。

最高機関ってなんですか。ジャンと高松が所属していた機関っぽいですが、ジャンが劇中で所属している機関は軍事センターとされていますが、軍事センターが最高機関という訳でもない様です(闇丸達をどこで高松は作ったんだ)。日本の様な民主国家なら、最高機関と言うと国会を指します。有事の際は内閣が政治を主導する事もあるでしょうが、民主国家の最高機関は立法機関である議会に他なりません。

高松が最高機関にいたのはブルーがブラックと交戦に入る前と思われるので、恐らく平時です。高松は立法機関に所属していた事になりますが、高松が政治に乗り出したとは思えません。南国やPAPUWAでマジックが政界入りしたと言うなら納得ですが、高松は技術畑の人間だと思います。チャンネル5だけじゃないんですが、柴田亜美作品の言葉言葉が時々ひどく気になります。

最高機関と言えば何か偉そうな機関に聞こえますが、普通は立法機関です。日本で言うと衆院・参院です。所属しているのは選挙で上がってきた議員さんです。高松が行政庁の機関に医師・技師・研究者として所属する事はあるでしょうが、後ろ暗い高松がそんな危ない橋を渡らないでしょう。

南国&PAPUWAでも、マジックという後ろ盾が無ければ、大胆な事なんて高松はしません(嬰児すり替えの際も、マジックの子供ならきっと幸せになるはずという甘い期待があったくらい)。南国&PAPUWAならいい加減さも愛嬌でしたが、徐々に歯車が噛み合って行かなくなっていった様に見えます。(アメリカ大統領が20年以上同じ人だったり、ハレが指名手配されていたり混乱の極地)



■シンタローがショタなら、キンちゃんはナイスミドル(つまり高松)好きなだったらいいなあと思いましたが、自分が幼少期から枯れ専だった気がします。おじ様好き。リアルで何かあった訳じゃないんですが、同世代の異性にいい思い出がゼロなのと、下に兄弟がいるために、父親と過ごした時間が長いせいだと思います。昔幼稚園に園長先生が来て、初めて「知的なスーツの男性」を目にした時、自分が枯れ専な事を意識しました。今は新テニプリの斎藤コーチが気になります。

シンタローとキンちゃんは何であれ「したい事」「しなければいけない事」をしっかり抱えている辺りで気が合いそうだけど、グンマは仕事上の目標より「家族、家族」と言っていそうで不安を感じます。家族を重んじるのはいい事ですが、「家族」に押し潰されかけているのが青の一族です。キンちゃんはグンマが望む様な「家族」を演じてあげるよりも、お母さんと仕事や研究に打ち込む方が気が休まりそうです。

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