父の日とルーザー様の誕生日が近い事に気が付き、一人で萌えてました。パラレルでバラと手紙を父に用意するキンタロー坊ちゃんと、バラを誕生日に合わせて咲かせる高松が頭に浮かんだので来年描こうと思います。(二次創作って素晴らしいと思う)
忘れないうちに雑感を書きます。南国&PAPUWAについてです。
■なんと言うか当てずっぽうですみませんが掲載当時、「シンタローの母親など家族を出しましょう」「シンタローのライバルを出しましょう」「コタローの話を深めましょう」「秘石の謎を明らかにするためにアスやジャンを出しましょう」と編集側から動きがあったと思います。
■「バトルシーンを増やしましょう」というもっともな誘導もあったと思いますが、大体紅の戦闘シーンの様に大ゴマ一ページで終わるので無理っぽいです。南国でキンちゃんとシンタローのバトルの回数が比較的多いのは、シンタローが本来マジックと交戦すべきだったからであって、長引かせないと物語がストップしたでしょう。
高松とするとキンちゃんがシンタローを殺して、次期総帥としてガンマ団に君臨するシナリオもあり得ましたが、キンちゃんに必要なのは権力でも財産でもなく愛情だと身に染みたらしく、考えを変えた様です。
■シンタローの家族を出すという点ではマジック、サービスがいますが、マジックは溺愛一方で厳しく育てるわけでもないので、マジックとシンタローだけでは話が動かなかったようです(マジックは冷たい所もあるけど、シンタローには異性の恋人の様に接する。テレビアニメはその点のフォローがすごい)。
ただシンタローもサビも、マジックの実績で食べている人達なので、マジックに不満があっても口で文句言うことが多そうです。マジックに何かあれば困るのは自分だという意識があるので反抗も内向的です。
(シンタローの場合、士官学校で友達を作ったり、24歳という遅さでも家出したりと動きがあったけど、マジックの七光りで総帥になったのはまずかったと思う。サビは逃げ隠れしないニートだけど、もうマジックも何も言わなそう。)
■キンちゃんは一応シンタローのライバルとして出て来たんだろうなと思います。ですが覇王云々についてシンタローが無関心なので、シンタローとキンちゃんが争うのはマジックの寵愛です。シンタローは覇王云々に興味がないんじゃなくて、黙っていてもマジックがなんでもしてくれるから、やることがないんです。キンちゃんも別に総帥になりたくて荒れていた訳じゃないので、お母さんが保護に駆けつければ大人しく出来ます。
可愛そうなのはコタで、キャラ的にフェードアウトも出来ないし、話に顔を出せばシンタローのショタ騒ぎと、禁忌の子だとか言われて話が進みません。
(カミヨミもそうだけど、忌み子設定の是非以前に設定が生かし切れていないと思う。「恋と使命に頑張る女の子(菊理嬢、ウマ子ちゃん、くり子ちゃん達)」「恋に頑張る男(アラシヤマ、トシさん、高松など)」達、ひたむきなキャラはいじめて無視、忌み子は特別なんだという勢いで話を作ろうとして混乱が生じている。)
■ジャンの科学者設定も、本来ジャンに求められていた設定じゃないと思います。秘石の番人としてジャンくらい話を修正するキャラであるべきだったかなと思います。公式で物語よりジャンサビが優先されるので無理ですが。
■PAPUWAのハーレムのリキッドへのハラスメントの数々(全部ありえないだろ。リキッドの夢?)、ウマ子ちゃん・アラシヤマの扱いのひどさ、南国後期におけるシンタローのハーレム状態など、好きなものを好きなだけ描いてもらって、一方でちゃんと話を進めるように原作者を誘導するという編集の作戦は上手くいったんでしょうか。(そんな作戦あったか分からないのだけど)
カミヨミを見る限り、「好きなものを好きなだけ描いてもらって、話の本筋もそれとなく誘導する」という作戦は実らなかった気がします。菊理嬢のための尺まで消えましたから。 |
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