madeingermany

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...... 2014年02月24日 の日記 ......
■ 何故キンちゃんは   [ NO. 2014022401-1 ]
■チャン5の時も思っていましたが、アシスタントさんて戦艦も宇宙も建物も描かねばならなくて大変だなと思います。漫画を読んでいてアシスタントさん頑張ったなあと思う事は多々ありますが、こっちが謝りたくなるような原作者の漫画があるなんて思いたくないです。来月グッドアフタヌーンに載るそうです。来月ってもう下旬もいい所ですが。

自分の高松は仕事外でキンちゃんとお出かけしていても、「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?」と言われたら挙手して出ていきます。自分の持つお医者のイメージですが、ご尊父の天職をディスってどうするんでしょう。自分の高松は南国全7巻及びPAPUWA全14巻(両テレビアニメ含む)です。



■エヴァではテレビアニメでも劇場版でも、御飯の場面が時々あります。ナディアや他のガイナックス作品でも、全宇宙の危機の描写をしながら、同時に誰かが風呂に入っていたり、洗濯掃除をしてたりする描写があったと思います。トンデモ世界に感情移入しやすくする配慮だったのではと思います。エヴァの新劇場版でレイがシンジ君の作ったお味噌汁を飲む場面が好きでした。

トンデモ世界と御飯というと、PAPUWAとリキッドもそうかもしれません。でもシンジ君のお味噌汁とリキッドの(唐突な)フルコース料理は何かが違います。シンジ君が荒廃した世界で作る御飯は彼の素朴な一面というか、粗野でない彼の性格が分かって好きです。リキッドの場合、「カカオ豆からチョコを作るなんて工場でも立てないとムリだろ・・・。」という突っ込みにはじまり、「・・・・今、飯?貴方腕っぷしは?」という困惑に終わります。

今、PAPUWAで二次創作をしているので色々気になります。「PAPUWA世界でないと高松が愛してくれる人に見送られて、ルーザー様が待っていてくれる天国へ畳の上から逝けるルートがない」とうエゴ故です。



■PAPUWAのキンちゃんの役目って、テレビアニメ通りシンタローが何事もなく帰還していれば、「天使・リキッドに水を差しに来た普通の人」だったと思います。何故かシンタローが墜落して物語も空中に漂っていくので、「普通」の方の世界にキンちゃんだけ残されます。シンタロー墜落後の働き蜂キンちゃんが、果たして本当に「普通」かどうかは気にしませんが、大きな問題を生みました。原作者は気が付ないと思いますが。

南国でファンタジーめいた存在なのは、リキッドではなくマジック達青の一族でした。乙女系作品の様な男性のみの家族構成・富裕層・権力者・超美形ぞろい・異能力持ち・若い・優秀他あれこれ、これでもかというくらいてんこ盛りで、同時にどこか崩壊している家族でした。そこが好きなのですが、何故、PAPUWAでの青の一族は「普通」の人扱いなんでしょう。

(青の一族がハレに始まり、サビ、果てはコタまでリキッドに注目し、褒め称える要員に動員されている意味で悔やみを述べたいだけで、青の一族がPAPUWAでもやばいのは同じ。でもカミヨミ的な後味の悪いやばさになって、南国の時の様な覇気は随分減った。)


■理由は原作者が「本当の普通の家庭」を想像する事すら拒んでいる事が最大だと思います。「家族はパパとママとポチ、あたしは普通の中学生の女の子でテニスが好き」みたいな家庭は絶対描かないか、描いても交通事故や不治の病、カミヨミみたいなオカルトでボロボロ、一族離散にされるでしょう。

(原作者はそういうグチャッとした感じを本当に面白いと思うのか、読者が食いつく漫画を描こうとして彷徨しただけなのか。前者の場合、近代以前の社会で、庶民が罪人の拷問や処刑を広場で見るのを娯楽にしていたという歴史的挿話を思い出さないでもない。)

青の一族はもともとオカルトめいているので、キンちゃんみたいな「勤勉にお仕事する人」がいても、生来の閉鎖的な雰囲気が作用して、逆に「普通」です。(※キンちゃんの勤務状態を思うとシンタロー旗下はブラック企業確定なんだが、漫画的表現というより原作者がもっと「普通」に働く人をイメージできないから、ニートないし働き蜂しか出てこないのでは)

南国で超サイヤ人だった青の一族が称えねばならないキャラらしいリキッドが一体何なのかは、自分にはまだ分かりません。ただアラシヤマが嫌な仕事でも頑張ってこなすし、同輩の妹にも親切なのに、リキッドはガンマ団にいた頃仕事は手に付かないし、年の離れた女の子に人を人とも思わない態度をするしで(略)

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