madeingermany

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...... 2014年03月12日 の日記 ......
■ ルーザーさんちの3月12日   [ NO. 2014031201-1 ]
■谷崎の細雪を読んでいます。

妙子の生活に相当の年月・金額で奥畑の援助があった事について、どうして幸子は気が付かなかったのでしょう。奥畑の家族は妙子と妙子の家族を憎々しく思っていたでしょうし、義兄からの仕送りが減る一方なのに妙子の生活は派手になる一方です。

妙子とすれば亡父にしてもらったはずの贅沢、義兄が自分に冷たい分の埋め合わせとして、奥畑から金を受け取っていたという事だと思います(なので妙子に本気で奥畑と結婚する気はない。奥畑にすれば大金を使ったので当然妙子と結婚する気でいる。水害の時に妙子が奥畑を彼の不誠実さから見限った描写があるが、不誠実だから持ち上げて貢がせていたという事か)。


■北陸新幹線全通間近なので、次に大阪に行く時は在来の金沢経由で行こうと思います。数年前のインテの時に計画したのですが大雪で運休してしまい、東海道新幹線を利用した事があります。先日在来線で直江津まで行ってみたので、米原まで北陸本線に載れば完乗と言えます。群馬側の信越線は廃線になった所もあるので、この辺の在来も運営が大変だと思いますが、狭軌も日本らしくていいものだと思います。(JR四国・高松駅周辺は狭軌で単線なんだが、「いつでも新幹線通せます」という強気さがいい。)


■先に楽しい事を書きます。拙宅の既刊をご覧になった方であれば、生きていたルーザー様×20代高松プラスキンタロー坊ちゃまの漫画・小説を読んで頂けたかと思います。高松がルーザー様の死というか、ジャンサビによって失うに至ったものを想像しています。面倒見がいいとは言えないルーザー様が子供を持つのを決めたのは、高松の存在故だと思うのですがどうでしょう。

(何もかも狂った青の一族の次男と、言語に絶する生まれのその息子と、「暗殺者集団の主治医」のどこに幸せがあるのかと思うけど、その気になれば科学者として3人でガンマ団から離脱出来るのではと甘い事を考えてみる。スイスあたりで家族仲良く研究生活送ろうじゃないとか思った。チーズ美味しいし。)

■ルーザーさんちの3月12日■

■幼いキンちゃんの事を思って、キンちゃん、キンちゃんのパパと一つ屋根の下の住みながら、自称・家庭教師兼家事使用人の高松(その割に使用人部屋で寝なそう)
■キンちゃんはそういう高松の配慮を幼いながら理解しようとしても、高松大好きなので彼の誕生日を祝おうとする。パパもキンちゃんに賛成。マジック伯父様に教わって3月12日にパパと一緒にカレーを作って高松に振る舞う計画を立てる。

■こっそりパパと、伯父様から料理を教わったり、カレーの材料を買いに行ったりするキンちゃんに気が付く高松。ルーザー様もキンちゃんも、高松に何か聞かれても黙っている。やっぱり自分なんて2人にとって他人なんだと、すねる高松(元々こういう性格らしい)。
■12日もすねたまま、特戦と麻雀でもとハレの所に寄るが、ハレに「今お前を家に帰らせなかったらルーザー兄貴に殺される」と麻雀卓につかせてもらえない。

高松が帰宅すると、家には早めに先に帰っていたルーザー様と、学校からまっすぐ帰ったキンちゃんがいて、カレーが出来た所。玄関で高松に抱きついてきたキンちゃんが全てを語り、滂沱と鼻血の高松。




■グッドアフタヌーンについて。こんな事でダメージを受ける自分を恨みますが、一般人の知人を捕まえて「自分は読むべきか読まざるべきか」検討したので、自分の取った行動に悔いはありません。二次元でしょうがとも思いましたが、心のバランスが崩れた時の自分に巻き込まれる周囲の人達の事を思うと、本屋にもコンビニにも寄りませんでした。

一般人の知人曰く。「竹淵さんは見たものを忘れないから、読んで楽しめればいいけど、内容が辛かったとしても忘れる事は出来ないと思う。辛くなる可能性が濃いので読まない方が」だそうです。

小さい頃読んだ漫画や本の内容は、気味が悪いくらい覚えています。幼稚園の頃の事も今朝の事の様に覚えています。記憶力がいいねという話ではなく脳が記憶を代謝しないのです。自分は20年前見たテレビアニメ南国を鮮明に思い出す事が出来ます。故にグッドを読んで辛くなれば自分は今後ずっと辛いでしょう。掲載前に情報が飛び交った時点で泣きそうでした。

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