madeingermany

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...... 2014年03月15日 の日記 ......
■ あけぼの   [ NO. 2014031501-1 ]
■高松って劇中において。パフェのイチゴや生クリームを美味しく食べた後に残った、もう冷えてもおらず、甘いだけの食器の底に残ったベタベタしたもの。または、きちんと切ったパウンドケーキの余った端っこみたいな男だなと思いました。最初に焼いたホットケーキみたいだとも。

高松は南国、PAPUWA他いくつかの作品群の一キャラでありながら、一番美味しい所は当然の様に別のキャラにあてがわれ、作品というか原作者が素でさらけ出す異様さを一身に体現してしまった気がします。

原作者の高グンへのコメントはそんな感じがします。高グンは主要キャラでもないし原作者からの愛も薄いから、原作者の嫌な部分がにじみ出ています。家族のいないグンマは、親身に世話してくれる変なおじさんだった高松に何かされても抵抗できないし、嫌で嫌でならなかったろうなあと思いました。

(あと南国後高松がマジックに、「この子は貴方のお子さんなんです。認めてあげて下さい」と懇願するのを見て、グンマの高松への嫌悪は決定的になったかなと思う。マジックは上の空で「君が言うならそうしよう」だろうし。故人の叔父とも実父とも馴れ合っている高松って何なのさと。従弟とも馴れ合う高松を知り、マジックの長男である権限で高松を追い詰めそう。)

■多分、高松は「グンマなんてどうにでもなる」と思っていた気がします。マジックの子供なので表面的な親愛にしかならない時もあるし、「故ルーザーの息子を可愛がらない高松」と周囲に見られても嫌だったでしょう。みんなの前ではグンマへのハイテンションな愛を見せる高松ですが、グンマと二人きりだと冷めてそうです。

キン高なんて成立しっこない気もするんですが。グンマに高松がいかに嫌な男であるか、キンちゃんは聞いたでしょうし。でも「私は貴方の家庭教師です。それ以上の者とはお思いなさいますな」と高松に言われれば、逆に「それ以上とは何だ」と高松に興味を持ってしまうキンちゃん(だと思う。高グンと逆で皆の前では普通にしていて、二人きりだとテンションが上がりそう)。



■近所の駅にラストランのあけぼのが通るので、手を振りに行ってきました。電車が好きです。今までバスや自動車は酔うから苦手だという自覚はあったのですが、電車が好きだという自覚は薄かったです。

ある年のインテからの帰り道、ニュートラムを待ちながら海に向かって魂があくがれ、新大阪で呆然と乗り換え、とぼとぼと上越新幹線に乗った時。こんな自分と電車はずっと一緒にいてくれたのだなと思いました。群馬人なのに自分は車の運転が好きではありません。すぐに酔うのでどんなに親しい人の助手席にも乗れず、群馬在住が時々辛いです。

その後ミラクル☆トレインや青春鉄道を知って電車・駅・路線に夢中になりました。JR各社とも魅力的な車両・路線が多いですが、JR四国の高松押しの姿勢が大好きです。高松だけ押して、岡山〜高松間が放置に見える不思議。駅から船の乗り換えがあった頃の話とか、無かったかの様に近代的な高松駅(※連絡船うどんやモニュメントはある。鉄道記念館等の設置は四国新幹線開通待ちなんだろうか)。

狭軌(幅の細いレールの事。大体のJR在来は狭軌。世界的には幅が広い広軌の方が多い)が好きです。海外旅行をすると、普通の町でも線路の幅が広い電車が走っていますが、日本の小さな電車も風景・鉄道・人が一体化して感じられるのでいいと思います。日本に「鉄」が多い理由は、狭軌故に鉄道が人臭く、表情豊かだからかなと思います。ヨーロッパの堂々とした駅舎や車両もかっこいいですが、日本の鉄道は「人の体」に近いのかもしれません。

(フェチとは医学的には、衣類など人体でないものを熱愛する事を言うそうだけど、電車好きはフェチなんだろうか。あけぼのの青と白の車体で闇夜を切って進む姿は愛の対象になる。・・・・性愛の対象でないからフェチじゃないなあ、あんなに男らしいのに。山岳に男性的な魅力を感じるのと似ているのかも。)

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