■春コミではお世話になりました。お陰様で楽しい一日を過ごさせて頂きました。素敵な御本を沢山拝読出来て幸せです。自分はぬるい本しか出来ないので、とても刺激になります。
2月に群馬をも襲った歴史的豪雪、重ねて私事ながら家庭内であれこれ起きたので一時はどうなるかと思いましたが、新刊が発行出来てよかったです。少しでも楽しんで頂ければと思います。次の新刊は夏の予定です。スパコミまでは時間がちょっと足らないので、夏コミかインテでお届け出来たらと思います。
■上記の様にぬるいものしか描けないらしく、自分は普段から医療ドラマやドキュメンタリー番組に対してすら逃げ腰です。なら何故パプワかと言うと、20年前の明るく楽しいテレビアニメ南国の印象と、パッと見シンプルで飽きの来ないギャグ絵なのが安堵の遠因だと思います。
真っ赤な裸ジャケットで黒いロングヘアの黒子の医者も、リアリティから程遠いです(しかも多分白髪染めはしていないだろう高松)。歴史小説などは何千何万という人が一昼夜に無くなりますが、古典世界故に物語的にしか享受できないのと近いのかもしれません。
■南国なら高グンじゃないかと思いつつ、まだグンマについては未消化な部分があります。南国&PAPUWAにおいてあんなにマジックやシンタロー、コタに「家族」を主張しているのに、グンマには「家族」からあんまりレスがない気がします。家族ってそんなに家族である事を改まって主張すること自体不思議と言うか、グンマは主張しないと居ても立っても居られないという感じなのでしょうか。グンマを(直接的に)そんなに不安定な子にしたのは誰でもない高松ですが。
キンちゃんはあんまり家族である主張はしない子の様に思えます。南国でルーザー様に「お前なんか父親じゃない」とか言えたのは、逆説的ですがキンちゃんがルーザー様、そして高松からの愛情を信じられたからだと思っています。キンちゃんが単純な子だとも言えますが、口では何と言おうとも家族は家族なのだと、ライオンパパ、4兄弟やマジ・シン・コタを見ていても思います。ミツヤも家族だったのでしょう。グンマは自分から主張すればするほど、何かにはまっていく様な。
キン高は字の通りキンちゃんが高松にアプローチすると言うか、高松がキンちゃんの手を引き、いつか手放す日が来るのを恐れつつ、でも楽しみにしているのだと思っています。24年間側にいて気が付いてあげられなくとも、隠居だので離れていようとも、家庭教師と生徒の様に一日一緒にいてもキン高はキン高です。ルザ高も同じで、ルーザー様と高松には時間も距離も関係ないなと思います。
・・・グンマには、「側にいなきゃ、何かしなきゃ家族じゃない」という焦燥とこだわりを感じて切なくなります。・・・高松にもそういう所があるなあと、似たんでしょうか。(でも高松は多少切なくとも、「誰かに尽くす喜び」「人を愛する喜び」を知っている訳で?)
■今回のグッドアフタヌーンに対しては、例えが分からないのですが、清純派美少女アイドルがお泊りデートをスクープされたのを見て動揺するファンの気持ちが何となく分かりました。アイドルとて成人女性ならあり得る事だと分かっていても、自分は作られたアイドル像と疑似恋愛しているのだと自覚していても、電車内の釣り広告を見ながら、我知らず自分の中の何かがガラガラ崩れていくんだろうなと思いました。 |
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