■高グンについて考えていました。心理的には高松←グンマなのかなと思います。いつもグンマは「家族愛」を得ようと必死になっている気がします。彼で良ければグンマの「家族」はいるのに。
■グンマが高松を好きな場合
→南国終盤、一族の危機が高まる中、つないでいた手を一方的に離される。「貴方には本当の御家族がいます」と自分の口で言ってくれもせず、気が付いたら復活愛に走られていた。今までかけてくれた言葉や笑顔は何だったのか。
■グンマが高松を好きでない場合
→自分の血縁は伯父・叔父・従兄弟だけ。彼等は弱い自分に目を向けてくれないので、仕方なく亡父の部下だった男に身を寄せる。高松から奉仕されているのか、搾取されているのかよく分からない日々。いつか教育委員会かＰＴＡか自治体に高松の素行を訴え出ようと思いつつ２４歳を迎える。
自分の悪事の数々に対し、怪我を理由にケツをまくった高松との縁が切れたと安心したのも束の間、あたかも自分の家族の様に再び図々しくやって来る高松。しかも実父が「高松が帰って来てくれてグンちゃんもよかったね」と言い出す始末。
■格好よく言えば。「何かで行き違ってもそう簡単に離れられるもんじゃないし、腹の立つ事の方が多いけど、一緒にいてよかったと思う時もある」のが家族であるなら、高松とグンマは家族だと思います。・・・高松は幼いグンマを「叱った」事が余りない気がします。遠慮もあったでしょうし、グンマをいつかマジックに返さねばと思っていたのだろうなと思います。
（・・・高松はルーザー様とキンちゃんに対しては、意外と素直になっているイメージがある。２人は高松が遠慮しようとしたり、取り繕おうとしても、「そんなことは僕には（俺には）無駄だ」と言ってくれそう。）
■先日から南国＆ＰＡＰＵＷＡの一方向性の人間関係について考えていました。普段からサビが（恋人？の）ジャンをビルの屋上からでも蹴り落としそうなので、劇中の何をして相思相愛と呼ぶべきなのか迷う作品です。くり子ちゃんもパプワと結ばれるまで大変だったでしょうし。
（好きな人の亡霊（？）に血を吐く様な大怪我をさせられても、意外とケロッとしている医者がいるんだがどうしたものか。ルーザー様にしては手加減した方だし、ママをいじめられて、いじめたのがパパでもあっても怒って向かってくる息子を仮定しての事だと思っている。）
イサミさんとソージ、心戦組全体の人斬りながら欲得は薄めで、温かい人間味がある所が好きです。イサミさんのあれこれは気になりません。ガンマ団には学生を強引に裸にする養護教諭がいます（・・・一応何か理由があったんだと思っている。トットリが隠したい様な場所に怪我して帰って来て、高松に見つかったとか）
カミヨミも部分的にはいいなあと思う所が沢山あるんですが、多分、原作者が意気込んでいる部分と、自分が楽しいと思う部分は違うんだろうなと思います。丸木戸父子が好きです、容赦なくて。
少女漫画ではシンタロー←ミヤギ・（アラシヤマ）←トットリの様な構図は結構あると思います。古いですが「天使なんかじゃない」の、牧ちゃん←晃←翠がそうでしょうか。天ないは翠の恋の行方が物語の鍵で、お約束ながら晃と翠がカップルになるので、「経過」として翠と一緒に片思いをしてドキドキする事が出来ます。（性別はこの際不問です）
南国＆ＰＡＰＵＷＡの原作者はカオスを作り出す事には手を出しても、収拾させる事には関心が薄いんだなと今更ながら思います。 |
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