madeingermany

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...... 2014年04月22日 の日記 ......
■ 不調   [ NO. 2014042201-1 ]
■南国&PAPUWAの原作者と分かり合えなそうなポイントを上げると、性についての考え方が自分と180度違うのだろうなと思います。フロイトは心理学を講じながら人間の一挙手一投足を「性愛」に由来して解釈したくらいなので、「何でも性愛」と言うのが間違いだとは思いません。赤ちゃんと母親の関係も「性」で語ったフロイトなので付いていけませんが、「要は誰かと一体感が欲しいんだな」という事で自分はフロイトを解釈しました。

(そう思うとキリスト教の家族観は実に合理的で、人の欲望を落ち着く所に落ち着かせる力があると思う。ルーザー様が生きていたら高松は、「キンタロー坊ちゃまの家庭教師」としてずっとルーザー父子の側にいるだろうけど、家族にどうしてもカウントされないのは神の祝福に程遠いから。ルーザー様とキンちゃんが洗礼を受けているとは思えないんだけど。)

■一見、性愛とは無関係っぽい鉄も「デリケートさ」「勇猛さ」「一体感」が魅力に挙げられる事が多いので、車両やレール、時刻表等はまさしく血の通う人体の如き存在です。

深層心理を性愛で語るのはフロイト以来の伝統ですが。南国&PAPUWAキャラの行動選択が「部活動を選ぶ女子中学生みたい」なのは、いかがなもんだろうと思います。中学生くらいの年齢で多くのキャラがガンマ団士官学校に入学するので、いざ20代になってみてもノリは中学生という事でしょうか。

(・・・主にサビ、ジャンの行動選択がいつまでも「好きな人がいるから○○部に入った」くらいのライトに過ぎるテンションだからそう思う。中学生が駄目というのではなくて、大人の事情や、大人ならではの苦悩を物語に描き込んで欲しかったという竹淵の願い。・・・延々「何君とキスしちゃった」的なノリがアラサーキャラ以上の男達で繰り広げられる異次元ぶり。物語の軸さえちゃんとあれば南国というか、他の原作者の漫画も十分読み継がれたろうにと思う。)



■そんなによく体調不良を感じる方でもないのですが、普段つけているヘアピンが髪から落ちかけていて、髪の量が減った事に気が付き愕然としました。学生の頃はむしろ多くて困っていたので「落ち着いてきた」と思うべきかもしれませんが、とりあえずケアします。

口内炎が久々に出来ました。考え事しながら食事をしたり、歯を磨いたりして小さな傷を作る事はよくあるのですが、「歯が当たって痛い」レベルの口内炎は長らく出来なかったです。考え事しながら通勤鞄からお弁当を出そうとし、勢い余って唇に弁当箱が当たった事が始まりでした。原稿の事考えていると、小さな傷が絶えません。

仕事の昼休憩にウトウトし、目が覚めたら右目のまぶたが奥二重になっていました。普段日本人らしい一重なので違和感半端なかったです。家に帰ったらひけました。


■こんな少々の疲れと不調でイライラするくらいですから、多病でイライラしがちの漱石なんてどれ程だったのでしょう。鏡子さんは「夏目は病気でああなのだから」と割り切っていたと聞きますが、自己嫌悪に陥るくらいの感情の上下をよく漱石も長年患ったものだと思います。明治大正の文豪は漱石以外にも沢山いるのですが、自分が漱石好きなのは共感するからかもしれません。漱石の様な偉人にはなれないけど、猫でも可愛がりながらやり過ごそうと思います。


・・・漱石は糖尿病も患ったそうです。あれだけ食べる事が好きで、鏡子さんの制止を振りほどき、子供達のお菓子まで奪って食べていたそうなので、糖尿を招く食生活だったのだろうと思います。今ほど医療知識が普及していないせいもあったと思いますが、「昔の日本人の食生活は質素で体によかった」という説は何だったのかと思うくらい、漱石は多食だった気がします。


■・・・南国&PAPUWAのグンマも甘党ですが、当初はそういうキャラじゃなかったと思います。理系っぽい子というか、小中学生が想像する「博士」キャラだったと思います。高松の登場で「甘えん坊のひ弱っぽい感じ」が追加され、シンタローが兄貴っぽく見える程スイーツな感じのキャラになりました。

PAPUWAでキンちゃんの横にいるグンマは少女の様です。キンちゃんとパンケーキ屋さんとか行きそう。キンちゃんはそのパンケーキ屋を覚えておいて、隠居中の高松と出かける時に「グンマとこの間来た」とか言って自然に高松を誘おうとしそう。高松に「お出かけ先はキンタロー様の行きたい所でいですよ」と言われて、居酒屋とワイナリーと酒蔵を希望したら流石に怒られた経緯もあっての御判断。

パンケーキ屋の店内は妙齢の娘さんとカップルがほとんどだろうに。高松とキンちゃんで甘味処ってデートじゃなくて、どう見ても「親子連れ」。レジでどちらが払うか揉めそうだけど、キンちゃんの我を通させてあげるママ高松。

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