■ルーザー様、高松、キンちゃんの話を一つ思い浮かべました。ルザ高自体妄想をたくましくして描く(書く)ものだと思いますが、ルザ高にキンちゃんが加わればもう描いて(書いて)いる竹淵だけしか喜ばないんじゃないかと不安にもなります。既刊&今夏新刊でたっぷり描き(書き)ましたが。
ルザ高というと、横暴な冷血漢のルーザー様に何故か恋する10代高松かなあと思っていましたが、ルーザー×高松なわけで。高松が「好きです、付き合って下さい」とルーザー様に告白して、「身の程知らずだね」と言われればルザ高成らず幕引きでしょう。青の一族と言う厚い壁を気持ちだけで乗り越えて、自分に片思いする高松に興味を持つルーザー様もいいですが。
■仮にルザ高が成立していて、悪くない雰囲気だったら。
高松程付き合いにくい相手もいないと思います。高松は劇中で溺愛しているキンちゃんに対しても、わざわざ数年の遠距離恋愛に持ち込んで愛を試したり、一つ屋根の下でストーカーまがいの事を始めたり、「自分は他人」という顔をしたり、そうかと思うとキンちゃんに対し実母さながらの世話を焼き出したりと、気まぐれと言うか飽きさせないと言うか。
高松の性格を思うに、彼は彼を好きでないと付き合えない男だなと思いました。その意味ではハレも高松に振り落とされないで、今まで友達の様にして来たのでしょう。自分はハレが好きですが、ハレは好きな相手が劇中でコロコロ変わるので少々面倒くさいです。ハレ自身は一途な方なので、ハレも亜美ちゃんの犠牲者です。
あの高松を科学者の卵として見出したまではルーザー様の仕事の内だと思いますが、ルーザー様の事を好きになっていない時の高松って、誰の手にも負えなそうです。高松自身は「有能だから」ガンマ団で生き残ったと自負する所もあるでしょうが、ルーザー様の残した「思い」みたいなもので、自分とキンちゃんが生かされていることに気が付いて、幸せになって欲しいです。
■政経についてです。昔、社会科が得意で、居眠りの常習犯だった自分でも世界史の時間だけは起きていました。思い出に残る先生も社会科の先生が多いです。社会科と言うと男性の先生が多いイメージですが、高校でお世話になった先生は女性の方でした。あれこれ視野の狭い事を言い募ってやまない竹淵を色々諭してくれたものです。
■だからなんだという事もないですが、昔勉強した社会科の内容が、今のニュースを理解する時に大変役立ちます。上記の恩師が「地歴公民の勉強は入試のためじゃなくて、この先生きていく上で必要」と言っていたのを思いだします。
思い出すばかりの日誌ですみませんが、「30年近大統領が変わらないアメリカ」など仮にファンタジーとはいえ出す漫画があるなら、困惑させられます。「主人公サイドの団体の方がブラックで崩壊気味、憎まれ役のはずのライバル会社の方が人情味あふれていて好ましい?」漫画とか、あるんだなと思いました(イサミさん達の方が何かと柔軟かもしれない、若い組織だし。)
■亜美ちゃんの価値観がよく分からないのですが。読者とすると例えば、 「自由ぶりたい暴れん坊ハレ&特戦部隊」 「出来損ないのバカ息子のグンマ博士」 「鼻血が似合いすぎる変態マッドサイエンテスト高松」
彼等はキャラとして自分は愛しているから、ロッドがパンツはかない主義でも、グンマが糖尿病寸前でも(マジで不安)、高松が交番に連れて行かれそうな変態でも一向にかまいません。
でも亜美ちゃんは、PAPUWAのリキッド、南国のサビの様に異様に偏愛されているキャラを除けば、まるでイジメ、虐待としか解釈の出来ない事をキャラに平気でします。竹淵は変態がひとくくりで好きなんじゃない、変態部分を含めて高松が好きなんだと亜美ちゃんに言う日は来ないと思います。
自分がここしばらく政経にうるさいのは、明らかに考え方が小学生っぽくて、大人なら知識と常識で選ばない様な「展開」を意気揚々と劇中で犯す亜美ちゃんに悩んでいたからです。英国の小説を読めば、軍人が戦地から家族の下へ帰ってくる場面が結構出て来ます。あのルーザー様が戦死、言葉を選ばないなら犬死なんて展開、戦争とくればWW2の日本しか思い浮かべられないのかと突っ込む気も、もうありません。 |
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