madeingermany

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...... 2014年05月22日 の日記 ......
■ 主体性   [ NO. 2014052201-1 ]
■宮脇氏の本を読んでいます。今、東海道新幹線は50周年を迎えました。宮脇氏の頃は国鉄が昼夜とも超長距離列車を幾本も走らせていましたが、あけぼのも今は走っていません。新幹線に旅情はないと言い切った宮脇氏ですが、新幹線も近年は旅情を漂わせていると思います。

■パラレルのルザ高&キンタロー坊ちゃん妄想です。「キンちゃんが生まれる前、ルーザー様に高級レストランに連れて行ってもらう高松。高松は庶民なので場に馴染めず、嬉しさを表に出せなくてお見合い状態に。その後、キンちゃんが誕生して高松が家計を握ったので、ファミリー向けの回転寿司屋に行った際、「新幹線が来たぞ高松」とはしゃぐ息子と高松を黙々と見守る事になって、満更でもないルーザー様だった。」

(ガンマ団所有の空港でも、高松と「どれにお父様が乗っているかな高松」と発着ロビーでパパを待って過ごすキンタロー坊ちゃんがいそう。待ちながら自然にキンちゃんに「仕事」を教える高松。)


■以下は主体性についてです。自分は協調性・親和性が低く、主体性と行動力だけで生きて来た気がします。南国&PAPUWA雑感です。南国は最初の頃「コタを父そしてガンマ団から救いたいシンタロー」という目的がありました。「心戦組を強くしたい」とか「パプワ様のお嫁さんになる」とか、シンプルな願いを持つ人達が好きです。

亜美ちゃんにそういうシンプルな断片を出す事は出来ても、いざお話を動かそうとすると、「嫌なのに変身させられて無理矢理戦闘させられる」すずめちゃんと、「パワハラ被害者そのもの」の秀樹みたいな事になるので、妄想で補完した方が無難かもしれません。


■正直、主体性なんてなくても生きていけると思います。自分は周囲の人達に合わせるのが下手なので「自分はこうしたい」という気持ちの方が強くなってしまい、よく苦しみます。グンマは穏やかな子なのかもしれません。でもグンマは南国の頃から、高松を含めて自分の周囲を自分に都合よく見ていて、PAPUWAでも変わっていないなと思います。

南国の「自立して行動すると高松が冷たくなりそうだからいつまでも高松に頼る」というのが、高松からシンタロー・キンタロー・マジック・コタロー達に代わっただけのなのでは。コタの目覚め、一族の親和を願う心優しいグンマですが、そのためにグンマは何をしたのでしょう。南国でメカを勇ましく操作していたグンマは過去かアニメ独自のもので、グンマはいつの間にか他力本願になった様な。

一族の男達がそれぞれで愛し合っても、その波にグンマが乗れるかどうかは不明です。マジシン、シンコタ、ハレサビ他色々な渦が一族にあっても、皆が「主体的」であっても、即グンマが皆に愛されるかというと私も分かりません。コタでも一族に所属はしていても、一族に心からの愛や安らぎは求めていない気がします。



■リキッドについて。PAPUWA冒頭でのコタ、ハレへの嫌そうな態度は何だったのか。大人気ないハレも悪いけど、脱走兵のリキッドもよくないというか。多分亜美ちゃんは、リキッドの周囲に心戦組、ガンマ団、島の動物達、パプワと総キャラを並べ、「こんなに愛される好青年のリキッド」としたのでしょう。「愛され、好かれるから皆にかまわれるリキッド」として描いたのかもしれません。

リキッドは愛される青年だと主張したいのなら。番人として頑張る姿とか、元特戦である実力で島を守るとか、記憶を失って島にたどり着いたコタに優しく接するとか色々あったと思います。いきなり「リキッドは最高、最高だから皆がいじめちゃう程愛しちゃう」と突き出されるので困惑します。



■すずめちゃんの秀樹の様に、「自分は絶対したくないのに周囲の圧力で、死んでもしたくない嫌な事を無理やりさせられ号泣」と言う亜美ちゃんのテンプレがあります。漫画としてはままある傾向の描写ですし、広く言えば「美少女といきなり同棲生活」といった、スペシャルな日々になる可能性もあります。

亜美ちゃんがそういう「強引」な展開が好きなのなら問題ないと思います。面白く描いてさえくれれば。生きているのも嫌々全てが面倒くさく、周囲を呪いながら働きもしないキャラなんて描かないと思いますし。

まさかヒット作の続編の主役的キャラが、「愛される明るいおバカ青年として描いたらしいけど、実は大人気なくて現実逃避気味で、女性や子供が近寄ってきてもゴミの様に扱う男」だなんてないでしょう。アラシヤマの方が扱いも描写も酷だけど、彼より主体性と思いやりのあるいい男でした。

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