山生まれ・山育ち・山暮らしなので、海沿いの街に憧れます。海のある県っていいなと思っていますが、海なし県は群馬・埼玉・長野・栃木・岐阜・山梨・滋賀・奈良と少数でした。富山湾を望みながら、立山連峰を仰ぐと言うのを一度してみたいです。晴れてないと見られないそうで、毎日飽く迄見られる赤城山・谷川岳等とはまた違う気候らしいです。
高松雑感です。
■インテリぶった上から目線の偉そうで嫌な男という事で間違いないと思いますが、個人的には、それは主に「暴れん坊の学生達を指導する」高松の姿だろうなと思います(同年のハレ・サビ・ジャンにも横柄だけど)。
PAPUWAアニメの様子からすると、一クラスしかなさそうな士官学校の子供達の学課・生活指導・養護をこなしている様なので、そんな感じだろうなと思います。他にも教員はいたでしょうが。亜美ちゃんの想像するインテリの限界です。
ああ見えて「命令されるの意外と好き」「導くより導かれたい」「愛するのも好きだけど愛されれば尚嬉しい」「本人もコントロール出来ない位の一途さ」「仕事より家庭と子供」な面も高松にはあります。
■高松くらいになれば、ガンマ団を出て行っても勤め口はあるはずですが。なかなか出て行かない所を見ると、あんまりいない自分より高慢・尊大な人達、青の一族が嫌いでないのでしょう。高松は一族で最も弱いグンマを手中に収める事で、ある程度までは満たされた時間を過ごしたと思います。
困ったのは高松は「他人を手中に収める」事は必要なら選ぶけど、もっと好きなのは「自分が誰かの手中に収められる」事だろうなという事です。女性的というより、女性なんだと思います。可愛いキンちゃんをわずかな時間でも育て、定時に親類にお返しして自分は綺麗に子供達の側を離れようとしたら、強くなったキンちゃんに呼び止められたりしないでしょうか。
高松の、勉強や仕事でしか繋がれなかったルーザー様に近づきたくて頑張った成果が、キンちゃんに受け継がれて良かったと思います。キンちゃんの知恵袋的なポジションは高松も望むところですが、シンプルなキンちゃんはママとして高松を慕いそうです。
■南国&PAPUWAを読み返すと、「どうしてこうなった」という思いに駆られます。女性がほとんど出ない漫画ですが、出ても扱いが酷いので南国は穏やかだった方だったと思います。
メインキャラになればなる程、「俺は悪くない、被害者だ」という主張を始めます。父に幽閉されたコタが被害者でシンタローが救うかと思いきや、PAPUWAではマジックも被害者扱いです。「マジックも大変だったんだ」と思わせたいのでしょうが、「とりあえず自分は悪くないと主張するのは一時全キャラ停止して欲しい」と思いました。
■ミツヤはとんでもない男の一人ですが、嫌いになれません。マジックがPAPUWAで遅まきながら幸せになろうとしているのなら、自分は遠くで見守っていようと素直に退ける部分はあったと思います。
自分から「謝った」キャラが、ルーザー様のみかもしれないという事実に今更驚愕します。亜美ちゃんが言いたいのはルーザー様が誠実だったという事でなく、(自分の分身である美貌の)サビに死んで詫びろという事でしょうけれど。高松も南国後でグンマに嫌がられながら謝って隠居したんだろうなと思います。自分で作ってしまった「グンマには高松」という皆のイメージを壊すにはいなくなるしかなかったでしょう。
■漫画を読むと、亜美ちゃんは本当に女性と子供と動物が好きじゃないんだなと思います。劇中の女性キャラ、子供キャラが可哀そうです。本来の愛らしさを原型をとどめないレベルまで、全てそぎ落とされた劇中の動物達も一体どうすればいいのか。
亜美ちゃんは若い美形の男が好き。動植物が好きだともし言うのなら。PAPUWAでウミギシ君の外にもソネ君、イリエ君も出せばよかったと思います。出さない理由は亜美ちゃんがソネ君・イリエ君を思い出せなかったか、彼等がリキッドよりハンサムで強く、本当に真面目なイケメンだからでしょう。2人には島を守る仕事がありましたし、島を出て行って使命を忘れてしまったジャン、そしていつまでも及び腰のリキッドよりよく働いていました。 |
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