PAPUWAというかリキッドというか亜美ちゃんというかの雑感です。誹謗中傷の意図はありません。南国&PAPUWAはアニメ声優さんが豪華ですごいです。絵も丁寧ですし、話も無理を感じません。PAPUWAのキンちゃんの声は伊藤さんなんですが、ぴったりだと思います。シンタローの鳥海さん、コタの小林さんも素敵でした。広樹さん大好きです。遊佐さん綺麗な京都弁をありがとう。
・亜美ちゃんには「自分の事を最後まで自分でやる」という考えが薄いらしい(南国&PAPUWAのアニメの丁寧さがこんな所に響くなんて。南国で唐突に出て来たサビをあそこまで自然にかっこよく男らしくしたのはアニメの功績だと思う。トウキョウの立ち回りぶりは今でも泣ける。その後のサビのお嬢ぶりにトウキョウは何と言うだろう)。
・亜美ちゃんは無関係の相手に、自分の抱える問題を「あんたやって」と言える人なのか。(南国・PAPUWA・チャン5のジャンがまさにそれ。)
・南国でシンタローがマジックに「倒す」と言い放つのだけど、次のページで高松負傷に端を発する、ルーザー様とキンちゃんの親子喧嘩が始まるのに目が点になった。何故、シンタローの喧嘩をキンちゃんが自分の父親に持ちかけるのか。誰か教えてくれと思って数年たった。
南国終盤、キンちゃんとシンタローが和解して共同戦線を張った様には見えないし、マジシンの対決と、ルザ高・キン高は交わらない気がする。「ルーザー様の話」を自分の辛さとして感じるのはキンちゃんと高松だけ。南国終盤はシン・キンの親世代への共同戦線と言うより、マジシン対決がひとりでに立ち消えたのだと思う。
シンタローはルーザー様が高松を負傷させても怒りにはつながらない。ルーザー様の訴えたい相手は、子世代全体ではなくキンちゃんただ一人。なのでキンちゃんを断罪へ誘導するために母同然の高松を狙った。ルザ高って強固でいいなあ。
・南国よりPAPUWAの方がさらに「あんたやって」が露骨で。
・ガンマ団と心戦組の相互理解なら、ブレーン同士という事でキンちゃんとアス、または子供のコタを通じての島での交流と、色々接点はあったのに、何故か「リキッド」持ち上げで落着に持っていこうとする。ガンマ団とも心戦組とも関係が薄いリキッドにそんな事出来たのか。(リキッドはガンマ団では「お得意先のお子様」) ・ガンマ団、心戦組、島のみんな、青・赤の秘石&番人&一族のいずれとも無関係の「リキッド」への異様な尺の長さ。
リキッドは。 ・マジック・グンマのなすべき事 (コタとの家族関係の修復) ・ハレ・サビ・高松のなすべき事 (大人として子供達を守り、導く事) ・シンタローのなすべき事 (新しい目でガンマ団を見直す事) ・キンちゃんのお仕事 (シンタローを補佐し周囲に気を配る事)
・ジャンがサボっている仕事 (島や赤の秘石関連のあれこれ) ・ウマ子ちゃん、コタが出来る事 (ガンマ団、心戦組という凶悪な団体を、女性や子供の視点から毒抜きする事) ・コタが出来た事 (主役としてパプワと物語を進める事) ・くり子ちゃんにして欲しい事 (パプワと一緒に暮らして家族になる事)
・・・・等をバラバラとつまみ食いして、他のキャラの場面やセリフ、物語をごっそりPAPUWAから失わせたキャラなんだなと思います。リキッド本来の個性や立場もあったはずなんですが、「色々な勢力、団体、人間関係、何故か時間と空間からも解き放たれた、皆に愛される自由なアイドルヤンキー」として亜美ちゃんが嬉々として描いている間に、PAPUWAの物語ごと空中分解したキャラの様な気がします。
高松贔屓ではありませんが、高松の場合はマジックやルーザー様の代わりを気取る様に、グンマ・キンタローを愛する自分を客観的に見ている向きがあると思います。南国以降高松は、グンマに何かあっても自分はもう出しゃばるまいと我慢している気がします。
高松はルーザー様がご存命の頃も、必死に自分の領分を越えまいとしていたと思います。キンちゃんが南国でリキッドを睨みつけた様に、一族の事や他人の悩みに割って入ろうとするのは無礼に過ぎます。・・・そんな高松の陰の努力を想像するに、無関係で無責任なキャラが、他人の深い悩みに口ばしをはさむなんて自分は(略)。 |
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