■シンタロー雑感です。なんで番人設定出したかなと。「昔から島にあった赤青の秘石。持って行ってしまった青の一族と、島に残った動物達&赤の一族の話」だけで尺一杯です。ルーザー様は秘石の束縛から息子を解放する意味で、番人ごと自分を殺させましたが、秘石を擬人化する意味での番人だったらしいです。
後に未消化になるファンタジー部分出さなくとも、十分シンタローはいい奴でした。「ジャンと同一人物だからマジック、サビに愛された」って、シンタローの個性はどうなったよと。「自分は誰かの代わりじゃない」という主張をシン・キン・グンは持っていそうですが、それぞれ「父達」に持つ感情が異なるので、世代対決にはならなそうです。
(PAPUWAのシン・キン・グン、一部妄想です) ■シンタロー→何だかんだ言ってマジック個人とは理解しあっている。一族の問題はコタが引き継ぐのか?
■キンちゃん→パパとママが大好き。パパとママにそっくりだと言われても気にならない。実際、端正な容姿とワーカホリックぶりが両親と瓜二つ。現役で仕事中毒のママとお互いの心身を心配し合うのが日課。別府丸に地獄温泉を勧められたので、そのうちママと行ってくる予定。
■グンマ→大勢の男達に囲まれて生活するも、何となく実父、育ての親、実弟等が他人行儀なので悩み中。
■高橋留美子の人魚の森、人魚の傷を読んでみました。子供の頃怖くて読めなかった漫画の一つですが、今でも迫力がすごいです。・・・リキッドは不老で、不死かどうかは分かりませんが多分不死でしょう。ヨッパライダーが不老不死ですと言われたら納得出来ますが、リキッドって?
ジャンは未だに不老不死らしいですが、不老不死の恋人が怖くないかとサビに問うても、サビはそんな難しい事考えないでしょう。チャン5でサビが40代で他界するので、以降不老不死のジャンがサビのいた世界で狂いまくるエンドが見えます。
自分はPAPUWAの物語に賛成はしませんが、チャン5エンドを回避する効果がPAPUWAにあるのが有難いです。私はいつか高松は、穏やかにルーザー様の側で眠る事が出来るのだと思っています。
・不老不死の話というと、手塚治虫の火の鳥か高橋留美子の人魚シリーズだと思うけど、亜美ちゃんが両巨頭を意識していたかは謎。意識していなかったならいいけど、「普通の人間が不老不死になる」話は難題故に目立つので、余程自信がなければ手を付けない方がいいと思う。
・老いたくない、死にたくないと誰しも思うから、人魚の肉の伝承が日本にあるのは分かる。でも人間は一方で「一人でいたくない」「自分を分かって欲しい」という願いもある。いつかパプワやくり子ちゃんが島からいなくなった時、リキッドはどうするのかと思うが、多分「新しいリキッド信者」が島にわんさか来るんだろうと思う。
・怪奇もの、伝承ものというとCLAMP、高橋留美子が浮かぶ。いずれも設定や扱うテーマが時にグロテスクなのであって、大人になった今読むと、「苦しんでいる普通の人間」の話なのかなと思う。昔高橋留美子の漫画が怖くて読めなかった。今でも怖い。めぞん一刻とか、何も起きないはずなのに、機微の描写が怖くて読めない。
・亜美ちゃんのカミヨミは怪奇物だったのだろうか。Gファンタジーとしてのアオリはそんな感じだったと思う。でもカミヨミの怖さは。
■妹の許嫁に理由なく高圧的、命令的な兄 ■その兄に盲従するよく分からない侍従の青年 ■潔白で魅力的なヒロインを早々に死に追いやる作者 ■ヒロインを滅茶苦茶な心身の状態でさらす作者 ■全ての女性キャラに冷たい作者
■何故か表紙やカラーイラストが帝月ばかり ■男三人で海原の心中エンド ■男の子がパンツはかずに女装しているという謎のアピールポイント? (男のパンツはかない事に執心している作者だが、作品の好感度につながりにくいのでは)
■八俣さんは変態として出ていたけど好きだった ■丸木戸さんが好きだった。自分は亜美ちゃんの描く変態が好き。丸木戸父子のスピンオがあったら買いたい。
カミヨミは伝奇らしき部分をじっくり味わう前に、「劇中の自分の心のよりどころ」を探すのに精一杯でした。意味合いは考えないで「怖さ」だけなら、カミヨミ、PAPUWAはぶっちぎりです。 |
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