madeingermany

[PREV] [NEXT]
...... 2014年06月16日 の日記 ......
■ グンマ雑感   [ NO. 2014061601-1 ]
■スパークで書きたいと思っているグンマ雑感です。いつもの様に高松が鼻血を出すだけの漫画・小説にならないかもしれませんが、南国と言えば高グンだった自分への手紙になればと思います。

英国とくればアガサ・クリスティーを思い出すからでもないですが、オリエント急行の殺人を読みました。十二人の殺人者の、故アームストロング一家への思いがよかったです。

(※英国ものというと、こういう使用人も含めた家族ぶりが好きなんだが。血族ばかり追いかけるグンマに不安を覚えてならない。分家で軍人のキンタロー坊ちゃんと、本家で大金持ちのグンマお嬢様。坊ちゃんは戦功を上げて、父の代から仕える高松とささやかな田舎暮らしをするのが夢だが、大事な従弟が他人と田舎で医者兼生物学者暮らしなんて、グンマお嬢様が許さなそう。)


・グンマは一族、家族とよく言うが、グンマくらいの立場になれば、ガンマ団や自分の研究の関係者も大きな意味で「家族」なんじゃないかと思う。少年誌ならよく「仲間が家族」とかあるけど、徹底的に血縁のみ求めるグンマに不安を感じる。グンマをうがって見過ぎだと思うけど、南国でこっぴどく高松に裏切られて以来、グンマが立ち直ったのかも実は分からない。

・高松が「グンマを愛するあまりに」結果としてグンマを裏切ったのではなく、「グンマより大事な2人の人がいたから」気も狂ったというのは、グンマには何の慰めにもならないと思う。グンマにもし好きな人が出来て、「この人と一緒にいたい」「この人に何かしてあげたい」と思う様になれば、高松の気持ちが分かるかもしれなけど、そんな日は遠そう。


・南国でアスに啖呵を切ったグンマは男の子だったかもしれない。でも亜美ちゃんの漫画と言うのは、大事な場面や重要なセリフを、全く別のキャラが関係ないシーンで消化してしまう事がままある。グンマは見た事もない青の秘石の番人に怒ったのではなく、内心高松に怒っていたのではないかと思う。(※サビも同罪なんだがサビには罪悪感が全くない)

・グンマに、裏切り者で浮気者の高松への怒りはあったと思う。怒りを弱くてずるい高松にぶつければ、高松は平然とグンマに形ばかり謝って、グンマじゃない「本当に好きな人」の側に行ってしまうだけだから、グンマは怒りを腹の中に押し込んでいただけで。


■キンちゃんは「母とも思う高松を傷つけられて怒った」から。グンマは「高松に乱暴に裏切られて憤懣やるかたなく」、アス(ルーザー様)に眼魔砲を撃つ訳で。キンちゃんは怒りの対象を倒しても高松が待っているけど、グンマは結局怒ろうとも悲しもうとも、高松に再縁を求めようとも、父や弟を求めようとも、グンマを待っているのは孤独だったのでしょうか。




・シンタローはミヤギ達も大きな意味では「仲間、家族」なんだろうなと思う。だから恋愛未満でいるのかもしれない。シンタローがいい加減だとか、モテる自分に酔っている訳じゃないと思う。

・キンちゃんも、大きな意味で「幸せにしなければならない人」が沢山いる。亜美ちゃんは全く考えていないと思うけど、キンちゃんがガンマ団の福利厚生も担当しているなら、キンちゃんには「考えなければいけない人」が沢山いる。

自分一人が高松に目一杯可愛がられるのは脇に置いておくとして、養護のスペシャリストの高松と「みんなのためになる事」に精進出来たら、愛は無駄にならないと思う。

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: