雑感と妄想です。
■夏コミの原稿が一杯になってしまったので、スパークの内容を考えていました。高松と言えばグンマですが、「高松が南国時代、ルーザー様の遺影につぶやきかけるのはシンタローの毎日でした」という、グンマが不信を募らせるだけの高松像が浮かびます。そんな高松との冷たい関係を打開しようとしての、グンマから希望した高グンなら。南国後にグンマが負った傷はもう治らないかもしれません。
キン・グンの個性の違いもあるでしょうが、目覚めたキンちゃんには手厚く社会に溶け込めるように配慮した高松が、グンマには「貴方は好きな事だけして暮らして下さい」という態度だった気がします。周囲には「恩人の息子であるグンマ様を溺愛するドクター高松」を自ら標榜するのに、グンマと2人きりだとそうでもない高松とか。
■ハードルを高くしないで。「いつもお忙しいお父様に食べてもらうために、お小さいが頑張り屋で優しいキンタロー坊ちゃまと、一緒に手打ちうどんを作る高松」とか。2人でこねたうどん粉の固まりを踏んでそう。「キンタロー様は力がありますね」とか言ってくれる高松。
「今日は美味しい物を作りますね」と言ってくれる高松と、「今日は忙しいので手抜きで申し訳ございません」と言う高松の、夕飯に出してくれるのが何故か両方うどんだったという、生きていたパラレルのルーザー様の御家庭の団欒の話とか。
「付き合っていた頃の高松は、好物のうどんを遠慮していた様だが、キンタローが生まれて離乳食になった頃、消化がいいからか食卓が俄然うどんであふれる様になり、キンタロー中心の生活も悪くないと思ったルーザー様だが、キンタローもうどん好きの子に育ち、自ずとうどん一家になっていった事にウンともスンとも言わない。」とか。
■オリエント急行の殺人に次いで、アガサ・クリスティーの「無実はさいなむ」を読んでいます。クリスティーらしい排他的な雰囲気に引き込まれます。流血の場面は苦手なんですが、理屈っぽい、そして少しお茶目なクリスティーが好きです。マープルおばさんとか、なんでそんな事分かるんだという意外性が好きです。最初、カミヨミもそんな読み物的なのかなと思いましたが、見事に外れました。
■擬人化王国に参加する前に、高崎で一つ用事があるので、その用を済ませたら都内で一泊しようと思います。最初は行きつけのビジネスホテルでいいと思っていたのですが、蒲田の温泉に泊まる事にしました。黒い温泉に入ってみたかったんです。ミラクル☆トレインでも西新宿にあった黒湯の温泉に触れられていて、興味がありました。
コタ雑感です。
・亜美ちゃんが許されないのは、残忍な事ばかり描く事ではなく、その残忍性に物語上の意味が薄い事だ。もしサビ、リキッド、帝月を立派に主人公にした漫画を描いたなら問題はそんなにない。問題なのは、描写する気のないパプワ、コタ、菊理嬢達を苦しめ、いじめ、痛めつける事でしか項が進まない事だ。小児、女性、気に入らないキャラ、故人他をけなさないと漫画が描けないのは(略)。
・多分亜美ちゃんには「こういうキャラ、こういう話を描きたい」というイメージが薄いのだと思う。「このセリフ、別のキャラに言わせるはずじゃなかったのか」と言うのがひどく多い。
・多分亜美ちゃんの中で、「コタがシンタローを殺した」事は無かった事になったのだと思う。余りにコタにとって辛い記憶だからではなく、もう面倒くさくなったから。 ・コタがシンタローを殺した事を、マジックは覚えていれば許さないと思う。そして「だから私はコタローを幽閉したん」だと言い張ると思う。両方しないのは、亜美ちゃんに興味がないだけ。
・コタのシンタロー殺害、キンちゃんの登場、青サイドのキン・コタ・ハレ・マジック他、赤サイドのシンタローと彼の仲間というくくりに、亜美ちゃんが全く関心がないのが南国を読んでいると分かる。出ているキャラみんな、「自分はこんなにサビを大事にしている」という大合唱だ。 |
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