自分が昔好きだったさる少女漫画家と亜美ちゃんを見ていると、「性的な事はウケる」と頭から信じて疑っていない気がしました。ウケるかどうかは寡聞にして存じませんが、好みの千差万別な分野だと思います。御自分が好む方向性を大事にされるならいいのかなと思いますが。
(もしかして自分の好みを大事にして辿りついたのが、PAPUWAの特戦とリキッドの掛け合いだったんだろうか。あんな事続けて怪我されても、高松は行かないといけないんだろうか。高松は仕事なら治療すると思うけど、ガンマ団の社章丸出しでアホな事続けられたら、シン・キンが頑張る新生ガンマ団の評判云々はもう。マジックが揉み消すのか・・。)
亜美ちゃんで言うと、チャン5の刃みたいな迷走はキャラがかわいそうで見ていられません。「かわいそう」「性的」なのは「ウケる」に繋がる可能性もあるかもしれませんが。上述の少女漫画家と亜美ちゃんについては、「作者の無分別からそんな扱いされるキャラが哀れ過ぎて、見てるこっちが悲しい」と言いたくなります。
妄想のキンタロー様雑感です。
■共学で学生生活とか、一般企業に勤めていたら女性にもてると思う。ハンサムなのは疑いないし、基本優しい子で、優秀なのに偉そうにしないから(※ある意味偉そうなんだけど、人を嫌な気持ちにはしない偉がり方だと思う。)
■でもマザコンなんだよなあと思う。閉鎖的な青の一族なのでファザコン、ブラコンは避けられないけど、キンちゃんは女親から溺愛された子の匂いがしないでもない。中学生の様に、ママが洗ってくれたワイシャツや運動着を身に着けている感じの子。清潔感があるし、素直でいい子だけど、一定の年齢を越えてしまうと懐疑的にならざるを得ない。
■お金持ちの青の一族なので、プロのランドリー担当、整容・美容チームとかいてもいいし、何も自分で主婦めいた事をしてほしいとは思わない。けどキンちゃんは「ママにしてもらった」安心感を漂わせているんじゃないかと思う。グンマの様な明らかに甘えた感じがしない分、根が深そう。それだけ「ママ」と完全に一体化している様で。
(高松に髪の毛切ってもらいながら、独り言言うキンちゃんは、高松に隠し事出来なそうな気がした。)
■高松が隠居までして、懸命にキンちゃんの側から自分の匂いを消そうと努力したのに。マザコンの、ファザコン・ブラコンと異なるネックは、女性がブラコン男性の身辺に「障害」になりうる同性の姿を見つけてしまう事だと思う。「あたしの出番なさそう」と思うかもしれないし、「何かあった時彼はお母さんの味方になってしまうだろう」とか思わせてしまったら、結婚どころか交際も始まらなそう。
(※キンちゃんのために言うと。キンちゃんの場合、年齢から常に24年マイナスしたのが、実際積み重ねてきた時間なので、ちょっと子供っぽいのはやむを得ない。同年齢の女性と交際しても中身を見抜かれて、続かないかも。一見頼れそうな雰囲気がある分、根深いマザコンの匂いは女性にはショックかもしれない。全部妄想です。)
■谷崎源氏の柏木の帖を読んでいます。あさきゆめみしを読んだ事があるのですが、紫の上が大きくなった辺りで登場人物の見分けがつかなくなり、バラバラ読み飛ばした事があります。女性らしい柔らかな表現にあふれていたと思います。
あさきゆめみしの女三宮の、消え入りそうなお嬢様ぶりが印象的でした。少女漫画らしい柔らかいトーンで、強姦まがいの事が続くので昔途中放棄しましたが。谷崎訳は逐語訳なので、濡れ場は基本的に描かれていません。
■源氏なので基本は、美女の噂を聞きつけた貴公子が文を女性に届け、和歌を取り交わし、後は「朝チュン」です。玉鬘もいつの間にか二児の母ですし、夕霧・雲居の雁も、初恋成就から子沢山、夕霧の浮気と非常にテンポが早いです。谷崎も濡れ場が得意な作家ではなかったと思うので、逐語訳が丁度いいと思います。
(谷崎が得意なのは気儘な女性や、そんな女性に振り回される情ない男性であって、恋人同士や夫婦間を描くのは得意でない印象がある。男に愛想を尽かす女性を描かせたら屈指だと思うんだが。片思いする男とか。)
谷崎は「女の子が嫁入り道具に持っていく様な冊子」と号して源氏を訳したと聞きます。しっとりしつつも剛健な感じもする谷崎訳はいいなと思います。京都大の学生さんとか、古典のプロの方、出版社を総動員して訳したそうなので、谷崎らしいなと思います。変態、フェチと呼ばれて久しい谷崎ですが、堂々たる「売れっ子」でもあったなと思います。 |
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