■あの高松が南国後、「こんな自分がいつまでもキンタロー様の側にはいられない」と自責の念にかられていたのではと思います。キンちゃんにすれば何の事かと思うでしょうが、高松は汚い事している自覚のある人だったと思います。
（盗聴については冗談かなと思う。というかガンマ団全体に防犯カメラ回っていそう。高松はそれを故意にいじるだけ、後は「勘」。本当に数年も隠居していたんだろうか。ちょこちょこキンちゃんが、愚痴がてら隠居先の高松に機密事項漏らしていそう、漏洩の理由は「高松だから」。）
■谷崎訳で宇治十帖を読んでいます。大君が死去、中君が匂宮の夫人になりました。薫は何をしていたんだと言えば、叔父の八の宮に愚痴ったり、自分の出生を知ったりしていました。薫は二代目源氏でないのが分かります。夕霧も父とは違うタイプですが、彼は堅牢にして堅実な人生です。源氏の恋愛劇に比べ、地味な宇治十帖ですが自分は好きです。大君の苦悩などは実は紫式部の本意だったのではと思いました。源氏が出来過ぎなので自分には宇治十帖が丁度よく感じます。
■日誌っぽい事を書きます。インテ帰りにサンダーバードに乗って、高岡に行きました。新幹線全線開業前の北陸を味わいに新潟周りで帰宅したかったのと、氷見に行ってみたかったからです。以前高岡で下車した時、「氷見の魚、氷見の牛肉、氷見の・・・」と何かの看板で見て、そんなにすごい所なら一度と思っていました。
鉄道が好きなので真っ赤な路面電車、サンダーバード＆はくたか＆しらさぎ、氷見線の車窓風景諸々が一度に楽しめる高岡は魅力的な所だなと思っていました。ＪＲ西日本らしい雰囲気も好きです。
加えて藤子・Ｆ・不二雄先生の故郷と知れば、一泊するしかないなと。氷見も藤子不二雄Ａ先生の故郷なので、ハットリ君がラッピングされた車両が走っています。先生方の絵で高岡の景色を見た事がありますが、漫画そのままの雰囲気でした。
■氷見で宿泊はしなかったのですが、日帰り温泉に入って来ました。地元の方が通われる場所らしく、平日の昼間なのに普段なら働いているはずの自分が入っていてすまなく思いました。でもお陰様で疲れが取れました。氷見大好き。氷見うどんも食べました。
氷見線に乗りながら立山連峰を眺めるのが夢なのですが、ＧＷに引き続き曇りでした。冬が比較的見やすいそうなので、チャレンジするなら冬インテ帰りもいいかなと思います。自分の同人誌は全てスズトウシャドウさんに刷ってもらっているので、このずっと向こうに会社があるのかなあと思って、能登半島を眺めました。
■帰りのはくたかの乗り心地がよかったです。直江津〜越後湯沢間をノンストップ一時間程度で駆け抜ける子なのですが、一時間停車なしってある意味阪急や東海道新幹線以上かもしれません。
早さなら京浜急行も有名ですが、はくたかの潔いまでのノンストップぶりは飽きさせません。線形がいいのでしょう。糸魚川辺りを走る時は、天気が良ければ瀬戸内海の様な穏やかな車窓風景でありますが、内陸に走り込み、気がつけば越後湯沢付近のスキー場やホテル群が見えて来るあたりのダイナミックさは、在来の特急ならではと思います。 |
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