■先日、氷見で入った温泉はトルマリンの入った人工温泉でした。とてもいいお風呂でした。30分くらい入って次の電車で帰ろうと思った所、つい長居をして電車を逃したのでバスで高岡まで帰りました。温泉入って眠くなる程ゆっくりしたのは久々でした。
■子供の集中出来る時間は45分くらいだそうです。小学校の授業一コマの時間が確か45分だったと思います。自分の時は中学高校が50分、大学では90分でした。今思うと、45分でどんな事が出来るのだろうと思いますが、子供の時間はゆっくり流れる様です。
多分、南国後のキンちゃんの「我慢できる時間」は45分前後かなと思います。シンタローやミヤギがプロの殺し屋なのだとすれば、待機時間も長いだろうし、彼等はもっと長時間粘れるでしょう。(賭博に走るシンタロー世代を見ているとそう思った)
「みんなが俺の事を見ない」だけで鬼の様に暴れたキンちゃんなので、高松が目一杯付き添っても、45分の壁を越えられるようになるまで悪戦苦闘したでしょう。当初は怪我を理由に、高松もキンちゃんにかかりきりになれたでしょうが、徐々に普通の生活に戻れば、キンちゃんをおぶって手術する訳にもいきませんし。
■高松が自分と同じ世代のガンマ団員の治療や診察にあたっていると、同世代には遠慮があるのかいい子にしているキンちゃん(シンタロー世代の子達は基本的に教員でもあった高松を敬遠しているので、当初はキンちゃんも同世代に余所余所しそう)。
少し世代が上がると、高松の「すごさ」が分かる人が増える気がするので、ティラミス世代は高松に多少は敬意を払いそう。俄然緊張の解けるキンちゃん。仕事の話で医務室に来たティラミスを追い出そうとしそう。おぼろげにでもルーザー様の事や、青の一族のどうしようもなさを知っている世代なので、苦笑するティラミスと、ママとしてちゃんと言って聞かせ、キンちゃんを座らせる事が出来るのか正念場の高松。
「高松は俺より他の奴がいいんだ」と最後にはわめきそうなキンタロー様。そんなお姿が、どうすれば「俺は部下達を連れて先に行く」と言える補佐官になったのでしょうか。PAPUWAでこそ二番手ポジションで安定しているキンちゃんだけど、「自分がどれだけ愛されているのか」気が付いたからの安定かなと思います。「キンタロー様がその後様子ではお父様に申し訳ないので、この高松腹を切ります」だったんでしょうか。
■自分は3月にグッドアフタヌーンで発表された、屍体の医者を読んでいません。読まれた方の感想を聞いてから決めようと思って、そのままです。興味はありましたが、「読んだら竹淵は深く傷つく」と虫の知らせがありました。
何故、そんな知らせを感じたのかと言いますと。高松云々もありますが。ルーザー様とキンちゃんまで巻き込んでやっつけ仕事されてもなあという予測がまずありました。ちゃんとした商業誌に載るのだから、やっつけのはずがない。手抜きに見えるかもしれないが、そう見えるだけだとも考えました。
■ですが。タイトルがまずおかしいのです。「屍体の医者」と言うので、検死がテーマなのだろうとうっすら思いましたが、「屍」の一字で既に「死体」の意味があります。「屍体」と全く書かないかと言われると、書く事もあろうかと思いますが、シカバネという字自体、中二的何かでなければ滅多に使われません。ご遺体、仏という言葉の方が頻度が高いでしょう。
屍体だ、検死だと言っても、昨今のテレビドラマの様な脚色もなければ、一般的な憐憫の心もない漫画なんだろうなとも思いました。普段通りのチョイ仕事だったんだろうなと思い、まだ上述の読み切りは読んでいません。 |
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