■アスカ、シンジ、ミサトへの雑感です。キャラや世界観を傷つける意図はありません。今、カヲル君が他界しました。
・ミサトは未成年パイロットへ出来得る限りの事をしたと思う。ゲンドウの私物であるレイを除いて。レイの頭の中には、葛城三佐の事は最初から最後まで無かっただろう。ミサトの勇気ある決断の数々は、エヴァ世界を構成する大事なキー。
・ただアスカ、シンジへの愛情表現?が複雑すぎて、彼女達にあまり伝わっていない気がする。「一緒に住む」って、ミサトにそういう関心がある成人男性なら喜ぶかもしれないけど、未成年にしてみれば「見知らぬオバサンと住むのか!?」と言う感じではないだろうか。ミサトが積極的に家事をして少女達を世話するなら分かるが、家事はシンジの担当。
・「新しいマンションに住む」「食事を取る」等は、極論を言えば一人でも出来る。ミサトはそんな単純かつ必要な日常に意味を持たせたかったのかもしれないけど、ケンスケ・トウジが羨ましがるほど、シンジもアスカも三人暮らしを満喫していない。アスカも「わざとらしくて苦手な人」以上に未だにミサトを思っていないし、ミサトもアスカに面倒くささを感じている。
ミサトは「久しぶりに三人そろったのに険悪」と、他人事の様にビールを飲む。そもそも何故アスカ、シンジは自分がミサトという上官である以上に関係のない女性と住んでいるのか了承していないと思う。アスカは「ミサトは自分を優遇している」と思おうとしたけれど、ミサトのガサツさと、あからさまなシンジ偏愛を目の当たりにして、孤独と憂鬱に雪崩れ込んだ。
失語状態から立ち直ったミサトって、時間が経って「傷ついた少女」が「セクシーな女」になった事が大きいから、幼年相手にでも他に接する手段がないのかなと思った。高校生くらいになったミサトが、「アタシと一緒に住まない?」と周囲の男性に言えば、二つ返事で喜ばれたろうにと思う。 |
|