■エヴァのAir/まごころを君にを見ました。加持とミサトは「大人の男女」である事がピックアップされまくっていますが、何回か見ると父娘の様にも見えました。加持のミサトを心から大切にしている様子が、彼氏とかでなくて父親の様に見えます。
ミサトはミサトで、「職場の人間関係を公私混同しがち」なのは彼女の特徴だとしても、加持に対し「いつまでも加持はアタシが好き」という感じです。男女ならそんな事ないと思いますが。シンジに「甘えている」と怒鳴りつけるミサトですが、マコトに心中を促したり、加持に「娘」の様に甘えるミサトは甘えている自覚が無いんでしょうか。(彼女のおびただしい自省シーンも、「前向きなアタシ」としてのポージングじゃないかと思った。)
■谷崎源氏を読み終えました。私にとって谷崎は無二の作家ですが、分量を自分としては多く読んでみると、どの谷崎の小説にも共通する特徴みたいなものが見えて来る気がします。同一の作者なので当たり前なのですが、谷崎は完全オリジナルの小説より、実体験とか、源氏とか、明らかな舞台設定があった方がいいのかもしれません。中期の小説に空中分解したのがいくつかあるんですが、舞台設定に難ありだったんだろうかと思いました。
■スパーク本のタイトルを考えていました。ルーザー様のイメージを取り込みたかったので、「理系ライオン」にしようかと思います。「ユニバーサル・ドクター」「お医者と紳士の本」「119」「本日休診」「その医者とダイコンは俺の家族だ」「ルーザーさんち」に続く本なので、タイトルのイメージは高松、キンちゃん、ルーザー様の順になっています。
使いたい紙は表紙が桜色、遊び紙はトレぺのピンクなので、色味はキン高の様な気がします。25年冬コミ新刊の「本日休診」は冬季でもあったので、青い表紙、青いトレぺの遊び紙です。高松のイメージカラーが赤なのでいつか真紅の表紙の本とか出るんでしょうか。ちなみに「ユニバーサル・ドクター」の遊び紙は鼻血色です。
どの本も1〜10項くらいのルザ高・キン高の漫画または小説が何編か載っている本です。続き物ではありませんので、お気軽にお手にとって下さい。A5で40〜58項、200円均一です。
■ルザ高について考えてると、キンちゃんに行き当たります。ルザ高で学生時代、2人きりの話とか考えても、ルザ高は学生結婚みたいなものなので、高松が在学中にルーザー様は父になる算段をしていた事になります。財力と技術があれば、未婚で父になれるのかという、「亜美ちゃんの嗜好」以前に法的不可能があるんですが、まあ漫画なので。
(※日本の場合で言えば。未婚の父と言うと成人同士の養子縁組か、未婚の女性が生んだ子供に対し認知届をする事になる。青の一族の男達は代々認知届を出しまくっている事になる。なんだかなあ。)
高松の本気は恋人時代、交際期間中には分かりにくいだろうなと思います。基本的に猫かぶりする人なので、高松の本性はルーザー様でも見にくいでしょう。おすまし、ぶりっ子とう訳ではなく、単に自分自身のどうしようもなさを知り抜いた男だから、社会適応の意味の猫かぶりなので、「ルーザー様にご迷惑をかけないように」と思えば、尚の事本当の顔は見せないと思います。
(本人はそんなつもりで24時間芝居に挑んでいるけど、にじみ出る変態感や、狂気、恋愛脳な所は、源泉かけ流しだなと思う。頭隠して尻隠さず。そんないつも恥ずかしい高松に呆れて距離を置くか、抱きしめてくれるかはルーザー様次第だと思う。)
■高松が恋愛脳の癖に恋愛が楽しい訳でもなく、苦痛と疲労を伴うのは、竹淵の考えかもしれません。ルーザー様が男の子をもうける事を決めた経緯が気になりますが、男だけにあんまりこだわらず、一族の方針に従ったのかもしれません。
キンちゃんが生まれた所で、マジックにはグンマがいますし、ハレ・サビが甥の育児に積極的にはならなそうです。高松の独壇場と言うか、ルーザー様には恋心や遠慮、しおらしさで見せなかった色々な顔を、キンちゃんには見せていそうです。
自分には精々「照れた顔」くらいしか見せなかった高松が、幼いキンちゃんには満面の笑みで楽しそうに接しているのを見るルーザー様の反応が知りたいです。高松なので上手い事キンちゃんに、「お父様を尊敬しましょう」と持って行くと思うので、3人仲良くしていそうです。ルザ高にはキンちゃんが必要という事でいいですか。 |
|