madeingermany

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...... 2014年09月20日 の日記 ......
■ 承認欲求   [ NO. 2014092001-1 ]
■グンマについて「いい子」「高貴な子」「内気な子」と色々考えてみましたが、なかなか理解に至りません。両目秘石眼なので高松は「グンマの機嫌を取る事」に終始した気もします。グンマも高松に対して「いれば便利」くらいの認識だった面もあると思います。

南国以降グンマが青の一族内で重要視されるようになったという描写はありませんし、グンマの言う「本当の家族」なるものが自分には分かりません。昏睡していたり(コタ)、故人(ルーザー様)であったり、不愉快(高松)であったりすると、グンマは家族から除外するんでしょうか。

グンマの承認欲求はどこを向いているのでしょうか。グンマは「承認してほしい」というより、「選別して承認してやる」側になる事を望んでいる気がしました。高松を隠居に向かわせたのはその辺からかなとも。キンちゃんにも、グンマは「僕が君を認めてあげる」立場でいたいのかなと。

(高松のグンマへの「逃げ」の姿勢と、キンちゃんのグンマに向ける曖昧な顔はそんな意味だと思った。)



■承認欲求について考えていました。承認欲求が強すぎるか、適切な求め方でない場合は逆に欠乏感が激しくて、苦しくなると思いますが、健全な範囲だったら自然な欲求だと思います。どうも自分は「人として当たり前の欲求」がいくつか欠落してるので、欲求の話をすると人とずれるのですが、承認欲求は分かりやすい方の欲求だと思います。

全ての人間、全てのキャラが承認欲求の一言で片付くとは思っていません。欲求があっても、もう満たされている人もいるでしょうし、そもそも求める事の少ない人もいるだろうと思います。または自分とは全然違う求め方をしている人もいるのかもしれません。



■南国終盤の暴れるキンちゃんに、承認欲求の乱れを覚えます。漫画やアニメの悪役が悪い事をする理由は、「怒り」「所有・支配欲」等からかなと思いますが、キンちゃんの場合「誰も俺を見ない」という、エヴァのアスカの様な乱れなのかなと思います。

「誰も俺を相手にしない」恐怖ってどれほど怖かったろうと思います。キンちゃんなのでシンプルに「自由に動ける様になれば皆が見てくれる」と思ったのかもしれません。父親?は無視するし、叔父は「男は女以上に〜」と的外れな事を言うしで、困惑したでしょう。

落ち着いてきて、「頑張る」ものを見つけたキンちゃんは無敵ですが、頑張り過ぎて体壊しかねないので、ママが必要になる子供っぽさが可愛くて好きです。PAPUWAでキンちゃんの過労に高松が来た時、「医者だから」だけでなくて、「ママだから」来たと言う目でミヤギ達が高松を見ているのがなんか好きです(ミヤギ達には面倒くさい男だと思うのでごめん。)



■繰り返しになりますが、エヴァのアスカに承認欲求のなんたるかを感じます。アスカは「自分で自分を認めるため」にエヴァに乗ると言いますが、パイロットとして以外の自分の姿には激しく動揺を示しています。大人である加持と対等に恋愛をしようとするアスカは真剣過ぎて、見ていて辛いです。

(ミサトは酒とセックス、周囲への暴力で目くらましをし、「本当の欲求」を直視しない生き方なので、自分には彼女がよく分からない。テレビアニメ放映当時はここまでミサトに困惑しなかったのに。逆に加持や冬月先生、ゲンドウに新たな魅力を覚えた。)

アスカがミサトを嫌うのは、不安や辛さを「その程度のもので誤魔化している」からかなと思います。そんなアスカを適当にあしらっていたのはミサトのミスですが。Qのアスカはミサトともしっくりしている様です。新劇の設定故なのか、アスカが大人になったからでしょうか。)

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