■スパーク新刊原稿を推敲しています。小説と漫画でして、3:2くらいです。「キンタローの端正な顔が」とかの文章の次に、自分の絵の漫画があると、詐欺っぽく感じます。「高松はキンタローに微笑まれ、鼻血を床にしたたらせた」なら小説でも漫画でも楽しく書かせて(描かせて)もらっています。
■長い作品が読みたいです。細雪を読んだら、風とともに去りぬを読んでみようと思います。読んだ事がないので。又は荷風の断腸亭日乗が読みたいです。断腸亭日乗は荷風が42年つけていた日記だそうです。
荷風や谷崎が何も書かなかったら、彼等はどうなっていたかと思いました。荷風は慶応の教授として、谷崎は事業家の息子として。家庭内で「個性」が発揮されていたんでしょうか。
■彼等を思う時、高松も「家庭人」になりたくないのか、好きな人がいても「拝跪」という、好かれた方も戸惑う愛し方を選ぶのが、彼の道だったのかなと思います。「ルーザー様やキンちゃんがそういう愛し方をされても、両想いっぽくなくて困る」という漫画か小説を書いて(描いて)ます。
頭の良過ぎる彼には、時々好きな人に鼻血出すのが幸せかもしれません。あれこれ考えないで、「好き」という感情に浸れるのが高松の救いかなと。高松を無理に自分の望む形に押し込めないで、好きな様にさせておいてくれるのが、ルーザー様とキンちゃんからの「好き」だと思います。
■グンマについて考えていました。刺客組・青の一族組・ナイスミドル組に関わっている、南国&PAPUWA世界をコンプリートしたキャラなのに、自分はなかなか動かせません。グンマには女の子ポジションなのかなとも思いますが、「家事が上手い」設定をグンマは施されていないのでよく分かりません。多分、自分がグンマを動かせないのは、グンマが勝ち組だからだと思います。
■キンちゃんもグンマと同じような立場ですが、キンちゃんの場合「貪欲さ」がルーザー様の如く豊富で、何となく親近感があります。財産と才能と美貌を得てして、なお貪欲なルーザー様とキンちゃんはなんか分かる気がします。「これくらいではお前も満足しないな?」と、研究とかしててルーザー様&キンちゃんにニヤッとされたら、高松が喜びます。
ファッション雑誌等の読者モデルの職業欄に「家事手伝い」とあって、何している女性なのか分からなかったのですが、グンマを想起したらわかった気になりました。
(※実際のグンマ県女性は、働いている人が多いと言われている。小規模な農家が多く、マメに働かないとやっていけない零細な県でもある。)
■グンマは働かなくていい。祖父、父、従兄弟の稼いだお金が個人では使い切れないくらいある。「趣味を楽しむために平日は働く」なんてグンマの辞書になさそう。野心はない。
■容姿端麗。高圧的・攻撃的な顔立ちの多い身内の中での優しい顔立ちなので、アピールポイントだと思う。
■高学歴だと思うけど、生まれて数年のキンちゃんにも博士号がある漫画。高松が替え玉したのかとも思ったが、キン・グンとも自力で取ったと思う。グンマは天才・ひらめき型、キンちゃんはルーザー様&高松と同じ努力型だと妄想する。
■使用人が多い。同い年のミヤギ達は「遊び相手」になる都合でタメ口も聞くけど、基本、ガンマ団員はグンマに服従しなければいけない。高松が率先してグンマをそう躾けたのだと思うけど、「人にしてもらう」事が完全に身についたのはグンマならではだと思う。
(高松がキンちゃんに同じ事してあげても、キンちゃんの場合「高松に後で礼を言おう」「俺も誰かにしてあげよう」と彼は思いそう。キンちゃんが苦労性なだけだと思うので、グンマの生き方は間違いではない) |
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